icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc

仙台フィルハーモニー管弦楽団 第374回定期演奏会

ピアノヴィルトゥオーゾとの出会い第2弾~青春の旅

●このコンサートは終了しました

仙台フィルハーモニー管弦楽団 第374回定期演奏会
<7月19日、20日 宮城・日立システムズホール仙台> 1973年に市民オーケストラとして発足した宮城フィルハーモニー管弦楽団。1978年にプロ化し、1983年には芥川也寸志を音楽総監督に迎えて飛躍的な発展を遂げる。芥川没後は外山雄三が音楽監督に就任し、仙台市の政令指定都市移行を機に、現在の仙台フィルハーモニー管弦楽団に改称した。発足以来、50年に渡って活動を続け、今や東北でも指折りのオーケストラとなっている。
 374回を数える今回の定期のタイトルは「ピアノヴィルトゥオーゾとの出会い第2弾~青春の旅」。指揮台には大御所でありながら、情熱的な演奏を繰り広げる広上淳一を迎え、作曲家の青春時代を彷彿とさせる作品を取り上げている。広上が恩師と仰ぐ尾高惇忠の《音の旅》は、もともとピアノ連弾曲として作曲されたものを、作曲家本人がオーケストラ版に編み直した。優しさに満ちた音楽が、オーケストラによって豊かな色彩をまとっている。
 モーツァルト《ピアノ協奏曲第20番》のソリストは当初のアレクサンドラ・ドヴガンに替わって、現代日本のヴィルトゥオーゾのひとり、小山実稚恵が務める。昨年の定期におけるベートーヴェン《皇帝》での名演も記憶に新しいだけに、人気曲をどのように仕立ててくれるのか楽しみだ。
 マーラー《交響曲第1番》は第1楽章冒頭に、自身の歌曲集《さすらう若者の歌》の第2曲が引用される。作曲家の20代前半の作品で、青春の迷いと熱情を感じ取ることができる。マーラー演奏に定評のある広上の、タクトの冴えが期待される。

<文・小出和明>
公演名 仙台フィルハーモニー管弦楽団 第374回定期演奏会
ピアノヴィルトゥオーゾとの出会い第2弾~青春の旅
日時 7月19日(金) 19:00開演(18:15開場)
7月20日(土) 15:00開演(14:15開場)
会場 日立システムズホール仙台 コンサートホール
出演 [指揮]広上淳一
[ピアノ]小山実稚恵
[管弦楽]仙台フィルハーモニー管弦楽団
プログラム 尾高惇忠:《音の旅》(オーケストラ版)より 1. 小さなコラール 2. 森の動物たち 4. 優雅なワルツ 6. エレジー 15. フィナーレ~青い鳥の住む国へ~
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
マーラー:交響曲第1番 ニ長調《巨人》
チケット 全席指定:S席5,100円 A席4,600円 Z席2,000円
お問い合わせ 公益財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団
TEL:022-225-3934

SHARE

旧Twitter Facebook