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![仙台フィルハーモニー管弦楽団 第374回定期演奏会](https://cdn.clipkit.co/tenants/1477/additional_values/value_images/000/040/561/large/7e4e4bd9-0da4-4e25-b988-30bac4f4203b.jpg?1716287844)
<7月19日、20日 宮城・日立システムズホール仙台> 1973年に市民オーケストラとして発足した宮城フィルハーモニー管弦楽団。1978年にプロ化し、1983年には芥川也寸志を音楽総監督に迎えて飛躍的な発展を遂げる。芥川没後は外山雄三が音楽監督に就任し、仙台市の政令指定都市移行を機に、現在の仙台フィルハーモニー管弦楽団に改称した。発足以来、50年に渡って活動を続け、今や東北でも指折りのオーケストラとなっている。
374回を数える今回の定期のタイトルは「ピアノヴィルトゥオーゾとの出会い第2弾~青春の旅」。指揮台には大御所でありながら、情熱的な演奏を繰り広げる広上淳一を迎え、作曲家の青春時代を彷彿とさせる作品を取り上げている。広上が恩師と仰ぐ尾高惇忠の《音の旅》は、もともとピアノ連弾曲として作曲されたものを、作曲家本人がオーケストラ版に編み直した。優しさに満ちた音楽が、オーケストラによって豊かな色彩をまとっている。
モーツァルト《ピアノ協奏曲第20番》のソリストは当初のアレクサンドラ・ドヴガンに替わって、現代日本のヴィルトゥオーゾのひとり、小山実稚恵が務める。昨年の定期におけるベートーヴェン《皇帝》での名演も記憶に新しいだけに、人気曲をどのように仕立ててくれるのか楽しみだ。
マーラー《交響曲第1番》は第1楽章冒頭に、自身の歌曲集《さすらう若者の歌》の第2曲が引用される。作曲家の20代前半の作品で、青春の迷いと熱情を感じ取ることができる。マーラー演奏に定評のある広上の、タクトの冴えが期待される。
<文・小出和明>
374回を数える今回の定期のタイトルは「ピアノヴィルトゥオーゾとの出会い第2弾~青春の旅」。指揮台には大御所でありながら、情熱的な演奏を繰り広げる広上淳一を迎え、作曲家の青春時代を彷彿とさせる作品を取り上げている。広上が恩師と仰ぐ尾高惇忠の《音の旅》は、もともとピアノ連弾曲として作曲されたものを、作曲家本人がオーケストラ版に編み直した。優しさに満ちた音楽が、オーケストラによって豊かな色彩をまとっている。
モーツァルト《ピアノ協奏曲第20番》のソリストは当初のアレクサンドラ・ドヴガンに替わって、現代日本のヴィルトゥオーゾのひとり、小山実稚恵が務める。昨年の定期におけるベートーヴェン《皇帝》での名演も記憶に新しいだけに、人気曲をどのように仕立ててくれるのか楽しみだ。
マーラー《交響曲第1番》は第1楽章冒頭に、自身の歌曲集《さすらう若者の歌》の第2曲が引用される。作曲家の20代前半の作品で、青春の迷いと熱情を感じ取ることができる。マーラー演奏に定評のある広上の、タクトの冴えが期待される。
<文・小出和明>
公演名 | 仙台フィルハーモニー管弦楽団 第374回定期演奏会 ピアノヴィルトゥオーゾとの出会い第2弾~青春の旅 |
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日時 | 7月19日(金) 19:00開演(18:15開場) 7月20日(土) 15:00開演(14:15開場) |
会場 | 日立システムズホール仙台 コンサートホール |
出演 | [指揮]広上淳一 [ピアノ]小山実稚恵 [管弦楽]仙台フィルハーモニー管弦楽団 |
プログラム | 尾高惇忠:《音の旅》(オーケストラ版)より 1. 小さなコラール 2. 森の動物たち 4. 優雅なワルツ 6. エレジー 15. フィナーレ~青い鳥の住む国へ~ モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466 マーラー:交響曲第1番 ニ長調《巨人》 |
チケット | 全席指定:S席5,100円 A席4,600円 Z席2,000円 |
お問い合わせ | 公益財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団 TEL:022-225-3934 |