
<5月23日 徳島・阿波市交流防災拠点施設アエルワ> ハーバード大学在学中に世界的チェリストのヨーヨー・マと共演し、ハーバード・ラドクリフ管弦楽団のコンサートミストレスをはじめ数々の演奏団体で活躍し、ハーバード大学を首席で卒業後ジュリアード音楽院に進学した廣津留すみれは、「アンソニアカルテット」を立ち上げ、リンカーン・センターやニューヨーク現代美術館で演奏するなど、アメリカを拠点に演奏活動を展開してきた。2020年に活動拠点を日本に移し、デンマーク国立フィル日本ツアーやブエノスアイレスでのタンゴ・アルバム録音など、国際的な活躍を続けている。『題名のない音楽会』『徹子の部屋』をはじめとするテレビ出演での演奏も話題を呼んでいるほか、演奏活動に加えて、令和7年より文部科学省の諮問機関「中央教育審議会」の第13期委員としてクラシック音楽界から唯一参加しており、日本の教育分野における貢献も大きい。
本公演では、ピアニストの河野紘子を伴奏者として迎え、クライスラーとシューベルトの名曲を披露する。《ウィーン奇想曲》は、偽名で作品を発表することが多かったクライスラーがめずらしく実名で発表した作品で、重音奏法を駆使した甘美な旋律と、意表をつく展開が印象的な小品。ラフマニノフの《パガニーニの主題による狂詩曲》のクライスラー編曲版では、ヴァイオリンの鬼才パガニーニの主題からピアノの巨人ラフマニノフが紡ぎだした名旋律をクライスラーがアレンジするという、音楽史にその名が刻まれる名手3人の時代を超えたコラボレーションが聴ける。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第2楽章を《祈り》と改題してクライスラーが編曲した小品にも大いに期待したい。
シューベルトのヴァイオリン・ソナタイ長調 D.574は「グラン・デュオ」の愛称で親しまれている。少年シューベルトの純粋さと大胆さが垣間見える本作では、ヴァイオリンとピアノの丁々発止のやりとりだけでなく、巧みな転調にも要注目。
深みのある美しい音色と真摯な楽曲解釈、テレビ出演時にお茶の間を大いに沸かせた軽妙なトークの両方が楽しめる貴重な機会だ。初夏のひととき、ぜひ「アエルワ」ですてきな音楽に出会ってほしい。
<文・加藤新平>
| 公演名 | 廣津留すみれ トーク&ヴァイオリンリサイタル |
|---|---|
| 日時 | 5月23日(土) 14:00開演(13:30開場) |
| 会場 | 阿波市交流防災拠点施設アエルワ アエルワホール |
| 出演 |
[ヴァイオリン]廣津留すみれ [ピアノ]河野紘子 |
| プログラム |
クライスラー:ウィーン奇想曲 ラフマニノフ/クライスラー編:パガニーニの主題による狂詩曲(ヴァイオリンとピアノ版) ラフマニノフ:祈り シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574 |
| チケット | 全席指定:4,500円 |
| お問い合わせ |
阿波市交流防災拠点施設アエルワ TEL:0883-36-8739 |















