
<5月1日 東京・サントリーホール> 日本フィルとサントリーホールのコラボレーションによる名物企画「にじクラ」。俳優の高橋克典がナビゲーターを務め、親しみやすいトークとともに名曲を楽しめる本公演の特徴は「平日午後2時開演」だ。2026年度は、5月1日(金)に第10回、9月2日(水)に第11回、11月5日(木)に第12回公演が開催される。本稿では5月1日(金)の公演をピックアップ。
指揮者、ピアニスト、オルガニスト、チェンバリスト、さらに作曲家としても活躍している鈴木優人がタクトを執る本公演は、ベートーヴェンの《レオノーレ》序曲第3番で幕を開ける。ベートーヴェンが唯一完成させたオペラ《フィデリオ》の初期バージョン《レオノーレ》のために書かれた序曲のひとつで、トランペット・ソロによるファンファーレが印象的。
「にじクラ」といえば、世界的ソリストと日本フィルとの共演による協奏曲も楽しみのひとつ。5月の第10回公演では、ハープ奏者の吉野直子がシリーズ初登場。ヘンデルの傑作、ハープ協奏曲 変ロ長調を披露する。この作品、実は現在確認できる限りにおいて史上初の「ハープ協奏曲」だ。第1楽章冒頭の快活な主題が多くの人に愛され、日本では自動車やカレーのCMなどに使われてきたことでも知られている。
プログラムのメインを飾るのは、メンデルスゾーンの交響曲第4番《イタリア》。躍動感あふれる第1楽章、愁いを含み牧歌的な第2楽章、優雅な第3楽章、そしてイタリアの舞曲「タランテラ」のリズムで熱狂的に駆け抜ける第4楽章で構成され、メンデルスゾーンの作品の中でも屈指の人気を誇る。
当日13時40分からはオルガニストの山司恵莉子によるプレ・コンサート(予約不要)で、サントリーホールが誇るオルガンの音色を堪能できる。さらに事前予約抽選制の「リハーサル体験」(第10回は申込終了)や、公演後のアフタートーク「よじクラ」(第12回のみ)など、公演前後のお楽しみが盛りだくさん。第11回・第12回公演と組み合わせたお得な「3公演セット券」も発売されている(4月24日[金]まで)。平日午後のひととき、創立70周年の日本フィルと、開館40周年のサントリーホールのコンビで、クラシック音楽の魅力を存分に味わってみてはいかがだろうか。
<文・加藤新平>
| 公演名 |
日本フィル&サントリーホール にじクラ ~トークと笑顔と、音楽と 第10回 |
|---|---|
| 日時 | 5月1日(金) 14:00開演(13:20開場) |
| 会場 | サントリーホール 大ホール |
| 出演 |
[指揮]鈴木優人 [ハープ]吉野直子 [ナビゲーター]高橋克典 [管弦楽]日本フィルハーモニー交響楽団 |
| プログラム |
ベートーヴェン:序曲《レオノーレ》第3番 ハ長調 Op.72b ヘンデル:ハープ協奏曲 変ロ長調 HWV294 メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調 Op.90《イタリア》 ★オルガン・プレコンサート 13:40~ [オルガン]山司恵莉子 ヘンデル:歌劇《リナルド》HWV7より〈私を泣かせてください〉 メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第3番 イ長調 Op.65-3 より第1楽章 |
| チケット |
【1回券】 全席指定:S席6,200円 A席4,200円 P席3,500円 S席ペア12,000円(S席×2枚) 【3公演セット券】 全席指定:S席16,200円 A席11,100円 |
| お問い合わせ | サントリーホールチケットセンター TEL:0570-55-0017 |
















