
<6月6日 大阪・ザ・シンフォニーホール> 1980年、第10回ショパン国際ピアノコンクールにおいて、アジア人としての初優勝を成し遂げたダン・タイ・ソン。ニューヨークのリンカーン・センター、パリのサル・プレイエル、ウィーンのムジークフェラインなど、世界中の格式あるコンサートホールの舞台に立ち、レニングラード・フィル、モントリオール響をはじめ、世界各地の著名なオーケストラと共演を重ねてきた。長きにわたりアジアを代表するピアニストとして活発に演奏活動を展開するかたわら、後進の育成においても目覚ましい成果をあげており、2021年のブルース・シャオユー・リウ、2025年のエリック・ルーと2大会連続で教え子がショパン国際ピアノコンクールで優勝を果たしている。
27年ぶりにザ・シンフォニーホールの舞台に立つダン・タイ・ソンが選んだのは、モーリス・ラヴェル、フレデリック・ショパン、そしてフェデリコ・モンポウ。いずれも長年にわたり弾いていなかった作品であり、ピアノ・ファンにとって貴重な機会となろう。
ラヴェルのピアノ曲集《鏡》は5曲からなり、ラヴェルが所属していた芸術家グループ「アパッシュ」の5人のメンバーに献呈されている。特に第4曲〈道化師の朝の歌〉は管弦楽にも編曲されるなどラヴェルの作品の中でもとりわけ人気が高い。
ショパンの作品からは、ノクターン第1番 変ロ短調、同第18番 ホ長調、即興曲第3番 変ト長調、《3つのマズルカ》、そして《バラード》第1番 ト短調をピックアップ。特に、オペラに憧れたショパンが書いた劇的な構成の《バラード》第1番に期待したい。
スペインの至宝、モンポウの作品からは《前奏曲》第1番、第7番、《風景》より〈湖〉、そしてモンポウが55年ほどの年月の間に綴ったライフワークともいうべき《歌と踊り》からは、第3番、第7番、第8番、第9番を披露する。カタルーニャ民謡の響きを採り入れつつ、研ぎ澄まされた音感覚で紡がれた本作にぜひご注目いただきたい。
<文・加藤新平>
| 公演名 | ダン・タイ・ソン ピアノ・リサイタル |
|---|---|
| 日時 | 6月6日(土) 14:00開演(13:00開場) |
| 会場 | ザ・シンフォニーホール |
| 出演 | [ピアノ]ダン・タイ・ソン |
| プログラム |
モンポウ:《前奏曲》より第1番、第7番、《風景》より〈湖〉、《歌と踊り》より第7番、第3番、第8番、第9番 ラヴェル:《鏡》第1曲〈蛾》、第2曲〈悲しい鳥たち〉、第3曲〈海原の小舟〉、第4曲〈道化師の朝の歌〉、第5曲〈鐘の谷〉 ショパン:ノクターン第1番 変ロ短調 Op.9-1、ノクターン第18番 ホ長調 Op.62-2、ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 Op.26-1、即興曲第3番 変ト長調 Op.51、3つのマズルカ Op.50、バラード第1番 ト短調 Op.23 |
| チケット | 全席指定:S席8,800円 A席5,500円 |
| お問い合わせ |
ザ・シンフォニー チケットセンター TEL:06-6453-2333 |
















