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ガルガンチュア音楽祭2024

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ガルガンチュア音楽祭2024
<4月28日~5月5日 石川県立音楽堂 ほか> 「ミート・ザ・クラシック!」「ザッツ・エンタテイメント!」「エンジョイ・フェスティバル!」を開催の柱としている「ガルガンチュア音楽祭」は、世界のトップアーティストが集結したコンサートや、伝統芸能とのコラボレーション、さらには市民参加型の大型コンサートもある、ゴールデンウィークの金沢を彩る音楽の祭典だ。2017年から「風と緑の楽都音楽祭」として開催されており、2024年から「ガルガンチュア音楽祭」と改称して新たなスタートを切ることとなった。
 今年のテーマは「大西洋をわたる風~イギリス・アメリカの音楽~」。クラシック音楽の名曲から映画音楽、ミュージカルまで、イギリスとアメリカの音楽の魅力を幅広く伝えていく。さらに『鉄腕アトム』『宇宙戦艦ヤマト』から『ONE PIECE』『ドラえもん』まで、世代を超えて楽しめる日本のアニメ音楽に力を入れた公演も特徴的だ。
 本稿では筆者おすすめの公演をピックアップ。
 公演番号「A14」、5月3日(金・祝)に金沢市アートホールで開催の「新垣隆『アメリカ無声映画とその音楽』」では、チャップリンの名作映画『チャップリンの冒険者』『キートンの酋長』を、活弁士のハルキと作曲家・ピアニストの新垣隆を迎えて上映。お茶の間をにぎわせる前から、サイレント映画のピアニストとして活躍してきた新垣ならではの演奏に期待したい。
 公演番号「H14」、石川県立音楽堂邦楽ホールで5月3日(金・祝)に開催の、中嶋彰子(ソプラノ)と渡邊荀之助(能舞)のコラボレーションで取り上げるのは、コルンゴルト、ワイル、シェーンベルクの作品。コンサートのタイトルはずばり「中嶋彰子×能舞ー天才作曲家 海をわたる!」だ。ヨーロッパからアメリカに拠点を移し、アメリカ音楽史のその名を刻んだ作曲家たちの作品に焦点を当てる。
 公演番号「K31」、5月5日(日・祝)に石川県立音楽堂 交流ホールで開催の「キッズコンサート/おんがくとバレエでたのしむ『ケルト・イギリスのせかい』」も要注目。直江学美(ソプラノ)、北方喜旺丈(ピアノ)、安島愛里(フルート)、神谷紘実(パーカッション)、エコールドゥハナヨバレエが繰り広げるケルト音楽と舞踊は、きっと子どもたちのハートをアツくすることだろう。
 金沢と言えばオーケストラ・アンサンブル・金沢(OEK)。先だって行われる4月10日(水)のプレコンサート、4月29日(月・祝)のオープニングコンサート(公演番号「OP」、石川県立音楽堂 コンサートホール)にも、もちろん登場する。広上淳一、天沼裕子が指揮するオープニングコンサートの曲目は、レイフ・ヴォーン=ウィリアムズの《グリーンスリーヴスによる幻想曲》からレノン=マッカートニーの《ヘイ・ジュード》、ガーシュウィンの歌劇《ポーギーとベス》より〈サマータイム〉など、時代を超えてイギリス・アメリカ音楽を網羅している。
 キプロス出身の指揮者、マリオス・パパドプーロスと彼が創設したオックスフォード・フィルハーモニーも多くの公演に出演する。5月3日(金・祝)に石川県立音楽堂 コンサートホールで開催の公演番号「C12」では「バリー・ダグラスのラフマニノフ」と題して、音楽祭の顔ともいえるピアニスト、バリー・ダグラスとともにラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を披露する。エルガーの《エニグマ変奏曲》も英国音楽ファンにはたまらない。
 今年のゴールデンウィークのおでかけは、ぜひ金沢でガルガンチュア音楽祭を!

<文・加藤新平>
公演名 ガルガンチュア音楽祭2024
日程 4月28日(日)~5月5日(日・祝)
会場 石川県立音楽堂
金沢市アートホール
北國新聞赤羽ホール
タイムテーブル こちらから
お問い合わせ ガルガンチュア音楽祭チケットカウンター
TEL:076-232-8118(10:00~18:00)

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