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6/11
(Sun)

ホロヴィッツが来日演奏会を行った日(1983年)。当時80歳の巨匠ピアニストの来日に多くの人が注目した。同時に評論家の吉田秀和が彼の演奏を「ひびの入った骨董品」と評したことでも後世に残る日となった。しかし、これには後日談があり、吉田の指摘に通じるものをホロヴィッツ自身も自覚していたようで、3年後に再来日した際には、吉田がホロヴィッツに対して最高の賛辞を伝える演奏をやってのけた。