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第33 回出光音楽賞 受賞者決定

第33 回出光音楽賞 受賞者決定
TV番組「題名のない音楽会」の25周年を記念し、1990年に創設された出光興産株式会社が主催する音楽賞「出光音楽賞」。主にクラシックの音楽活動を対象に、育成という観点から意欲、素質、将来性などに重きを置き、新進の音楽家を表彰しています。その第33回「出光音楽賞」に、戸澤 采紀(ヴァイオリン)、前田 妃奈(ヴァイオリン)、務川 慧悟(ピアノ)の3名が決定しました。受賞者にはそれぞれ賞状ならびに賞金300万円が贈られます。今後、授賞式と受賞者による「出光音楽賞受賞者ガラコンサート」(日時・会場未定)を開催し、その模様はテレビ朝日系「題名のない音楽会」で放送予定です。

戸澤 采紀 とざわさき (ヴァイオリン/22歳)

2001 年2 月22 日、東京都文京区出身。
第85 回日本音楽コンクール最年少優勝、ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリンコンクール第2 位 最高位 、ポセール財団コンクール優勝、ペーターローネフェルト賞コンクール優勝、インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクールセミファイナリスト。
これまでにヴァイオリンを玉井菜採、ジェラール・プーレ、保井頌子、ドンスク・カン、堀正文の各氏に、室内楽を原田幸一郎氏に師事。さらにマスタークラスにて、レオニダス・カヴァコス氏、ヴァディム・レーピン氏、アナ・チュマチェンコ氏らに薫陶を受ける。
クフモ室内楽音楽祭オレグ・カガンメモリアルファンドスカラシップ受賞。江副記念リクルート財団第48 回奨学生。2019年度東京藝術大学宗次德二特待奨学生。2021 年度青山音楽財団奨学生。2023 年度ローム ミュージック ファンデーション奨学生。2023 年度第33 回青山音楽賞新人賞受賞。
2022年1 月にデビュー盤「戸澤采紀 IN CONCERT 」が発売され、レコード芸術にて特選盤を受賞。BS テレ東「エンター・ザ・ミュージック」、NHK FM 「リサイタル・ノヴァ」に出演。
これまでにローザンヌ室内管弦楽団、リューベック・フィルハーモニー管弦楽団、NHK 交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、岡山フィルハーモニック管弦楽団など国内外のオーケストラと共演。
使用楽器は、文京楽器の協力によりBeareBeare’s International Violin Society から貸与されているMatteo Goffriller 。
東京藝術大学入学後、2021 年秋に渡独、現在リューベック音楽大学でダニエル・ゼペック氏に師事。

前田 妃奈 まえだひな  (ヴァイオリン/21 歳)

2002 年9 月12 日、大阪府豊中市出身。
2022 年第16 回ヘンリク・ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクールで優勝し、国際的に注目を集める新進気鋭のヴァイオリニスト。ヘンリク・ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクールでは、ヴィエニアフスキ・コンチェルト賞、カプリス賞、ソナタ賞、ベートーヴェン・ブラームス作品賞の4 つの特別賞も受賞した。
4歳よりヴァイオリンを始める。東京音楽大学付属高等学校を経て、東京音楽大学に特別特待奨学生として在学中。現在、小栗まち絵、原田幸一郎、神尾真由子の各氏に師事。
2013 年第67 回全日本学生音楽コンクール全国大会小学校の部第1位、2019 年第88 回日本音楽コンクール第 2位及び岩谷賞 聴衆賞 、2020 年第18 回東京音楽コンクール弦楽部門第1 位及び聴衆賞など輝かしい受賞歴を誇る。ほかにも、クロスターシェーンタール国際ヴァイオリンコンクール第1 位、クロンベルクアカデミースカラシップ賞、霧島国際音楽祭賞、松方ホール音楽賞奨励賞など、国内外のコンクール、オーディション、マスタークラスでの受賞多数。
11歳で関西フィルハーモニー管弦楽団と共演したのをはじめ、これまでに大阪フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団などと共演。リサイタル、室内楽やアウトリーチにも積極的に取り組んでいる。
2020 年 /2021 /年 CHANEL Pygmalion Days CHANEL Pygmalion Days 参加アーティスト。
2022 年から2023 年には、東京、大阪をはじめ、世界20カ国、60地域でのリサイタルや各地のオーケストラと共演した。令和4年度(2022 年度))大阪文化祭奨励賞受賞。第25回(2023 年度))ホテルオークラ音楽賞受賞。公益財団法人江副記念リクルート財団第48回奨学生。

務川 慧悟 むかわけいご (ピアノ/30 歳)

1993 年4 月9 日、愛知県東海市出身。
2021 年、世界三大コンクールの一つであるエリザベート王妃国際音楽コンクールにて第3 位受賞。
2019 年、フランスで最も権威のあるロン=ティボー=クレスパン国際コンクールにて第2 位入賞。
長い歴史と伝統のある2 つの国際コンクールの上位入賞で大きな注目を集め、現在、日本、ヨーロッパを拠点にソロ、オーケストラとの共演、室内楽と幅広く演奏活動を行っている。バロックから現代曲までレパートリーは幅広く、各時代、作曲家それぞれの様式美が追究された演奏、多彩な音色には定評がある。また現代ピアノのみならず、フォルテピアノでの奏法の研究にも取り組んでいる。
2022 年には4 公演連続、また2023 年には5 夜連続公演をそれぞれ浜離宮朝日ホールにて行い、全公演完売の中新しい試みや挑戦を続けている。
東京藝術大学1 年在学中の2012 年、第81 回日本音楽コンクール第1 位受賞を機に本格的な演奏活動を始める。
2014 年パリ国立高等音楽院に審査員満場一致の首席で合格し渡仏、第3 課程ピアノ科(Diplôme d d’Artiste Interprète Interprète)、室内楽科を修了し、現在は同音楽院フォルテピアノ科に在籍し、研鑽を積んでいる。
これまでに、日本各地、フランス、ベルギー、スイス、ラトビア、ドイツ、イタリア、ポーランド、オランダ、中国、台湾、韓国にて演奏会や音楽祭に出演のほか、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団、フランスにてフランス国立管弦楽団、ロレーヌ国立管弦楽団、ベルギーにてベルギー国立管弦楽団、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団等と共演。
フランク・ブラレイ、上田晴子、テオドール・パラスキヴェスコ、横山幸雄、青柳晋、ジャン・シュレム、パトリック・コーエン、ダリア・フェデエヴァの各氏に師事。
2022 年「ラヴェル:ピアノ作品全集」をリリース。なおこのアルバムは2024 年2 月にヨーロッパでもリリース。

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