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世界に羽ばたくオペラ歌手 大西宇宙

 コロナでアメリカがロックダウンとなった時には《蝶々夫人》のリハーサルのためにフィラデルフィアにいた。このインタビュー時にはヨーロッパに滞在。10月にはコンサート等のために帰国の予定である。最近、オペラ重唱を視聴者とリモートでデュエットするYouTube動画もスタートさせた。バリトン歌手 大西宇宙の旅はまだ始まったばかりである…
(c)SimonPauly

アンサンブルに魅せられて

―― オペラとの出会いは何歳の頃でしたか?オペラ歌手になろうとしたきっかけは? 一番最初に好きになったのはミュージカルでした。中学校の頃、テレビで放映された《ジーザス・クライスト・スーパースター》を観て。もともと吹奏楽でチューバをやっていたのでクラシック音楽は好きだったのですが、セリフの部分も全て歌って音楽で物語が進んでいくのがすごく魅力的に感じられたんです。 その後、NHKで深夜近くに海外のオペラ公演をやっていたのをたまたま観て、2人以上の人が同じメロディで歌い、しかも違うことをしゃべっている。すごい!と。僕が最初にオペラに感じた魅力は、アンサンブルの魅力でした。それはヴェルディの《仮面舞踏会》だったのですが、ソプラノ、テナー、バリトン、バスがまったく違うことを言って、さらにコーラスが加わり、それが一つの音楽になっている。うおー、これは面白い!って。同じヴェルディの《リゴレット》の有名な四重唱を初めて聴いた時にも感動しました。それぞれのメロディが違うし、音が登場人物の性格を表していて、こんな世界は他にはないなと思ったんです。

アメリカへの留学

―― NYのジュリアード音楽院大学院に留学したのはどうしてですか?日本のオペラ歌手の方は、大学で声楽を学んだ後ヨーロッパで研鑽を積むことが多いですよね? アメリカを選んだのは色々な勉強ができそうだったからです。僕は学生時代からすでにロシアもの、フランスものを多く歌っていましたし、バリトン歌手として一つの言語しかできないと自分の声を生かせないのではないか、と思ったんですね。実際アメリカに行ってみると、ロシア語をはじめとする様々な言語のディクション(発音法・話し方)のコーチがいたり、ドイツリートやフランス歌曲なども、それぞれの分野のエキスパートが大学にいて様式やディクションを細かく指導してくれました。 それに加えて、アメリカがオペラに対して外国だというのも大きな理由でした。オペラの本場で勉強し、伝統を学ぶのはもちろん大切なことですが、アメリカという国はヨーロッパを外から見ている。日本もそうですよね。オペラの中心地であるイタリアなどからすれば、日本人もアメリカ人も同じ外国人なわけです。それなら、その人たちがどのようにオペラにアプローチしているのかを学ぶことは、僕にとっても近道なのではないかと思ったんです。
ノースカロライナでの《道化師》 (c)Eric Waters
―― アメリカつながりといえば、このらららクラブの第一回目のインタビューにご登場いただいた指揮者の原田慶太楼さんとはアメリカで共演を重ねられているとか? 2019年の1月に彼が指揮するノースカロライナ・オペラの《カルメン》に、そして今年の1月にはレオンカヴァッロ《道化師》に出演しました。日本ではまだ共演したことはありません。それまでも彼の名前は何度も耳にしていましたが最初はなかなか会う機会がありませんでした。やがてお互い連絡を取り合うようになり、「ノースカロライナで《カルメン》を指揮するけれども出演できる?」ということになって。現地に行くと劇場のディレクターが僕のことをすごく気に入ってくれて、「来年《道化師》を上演するけれども、シルヴィオは君のレパートリーかな?」と。やりたかった役だったのでひきうけました。

YouTube配信スタート「Sing with me!宇宙と歌おう」

――《道化師》公演は、原田さんのYouTube番組「Music Today」の、大西さんが出演された回に動画が少し紹介されていましたね。素晴らしかったです。そして大西さん自身もYouTubeの活動を始められたとか? 原田君の「Music Today」は面白い企画で、出演は僕にとってモチベーションがあがる良い機会でした。こういうことも出来るんだな、と思いましたね。今の(コロナの時代の)状況は、当初も、そして今もですけれども、音楽家たちは皆この環境の中でどうやって活動をしていこうかと考えていると思うんです。それも経済的なことだけでなく、音楽家としてどうやって社会に貢献していったらいいのか、自分を表現したらいいのか、という意味においても。その中で原田君の試みは、人とのつながりを大事にする彼らしい企画だなと思ったんです。そこからインスピレーションも受けました。僕は今、YouTubeの動画配信で「Sing with me!宇宙と歌おう」という、リモートでオペラの二重唱を歌う企画を始めたのですが、それも音楽家同士の横のつながりを強固なものにしていきたい、という気持ちがあったからです。 僕には歌を教えている生徒たちがいるので、その若い音楽家たちが今、コロナのために対面レッスンを受けられず、演奏の場も減ってしまってもどかしい思いをしていることを身近に感じていました。それで何か自分でも出来ることがないかな、と思って始めたのがこの活動です。動画のおかげで、若い歌手たちに加えて、すでに外国で活動している日本人歌手たちまで、それもこれまで会ったことがないような遠くの方とも共演できました。この時代のユニークなところだと思います。

コロナの産物〈リモート演奏〉について

―― 大西さんの動画は、実はとても広い範囲の人に夢を与える企画だと思うんです。外国語のオペラというハードルが高い面もあるのに、すでに多くの方がご覧になっています。プロの方たちだけでなく、オペラが好きな人ならだれでも参加してほしい企画ですね。大西さんはnoteでも「宇宙と歌おう」企画の、録音技術的なことを親切に解説する記事を書かれています。
リモート収録風景
仕事がたくさんキャンセルになった3月ごろに、リモート演奏を配信するという企画への参加の依頼がありました。TIVAA(Tokyo International Vocal Arts Academy)という団体のオンライン・ガラ・コンサートだったのですが、やってみるとけっこう奥が深い世界でした。ただ、コロナでリモート演奏が盛んになった時に、やはり賛否両論があったんです。「リモート演奏なんて本当の音楽じゃない」とか(笑)。伴奏者が一緒にいてテンポを合わせてくれる実演とは違い、リモート演奏にはあらかじめ決められたテンポで歌わなくてはいけない、など色々制限があります。ですから、自分の企画もかなり早くから考えてはいたのですが、批判されるのでは?と躊躇する気持ちもあったんです。でもレコードを聴くのはOKなのになぜリモート演奏はダメなんだろう、とも思って。インターネットで色々なアプリなどが登場して、スマートフォンさえあれば誰でも簡単に編集できるようになったのだから、自分が演奏した動画をアップするだけではなく、視聴者が参加できる企画を考えたのです。これを使って重唱しています、といって録画やメッセージを送ってくれるのはとても嬉しいです。

バリトンという声の特徴は?

―― このシリーズで大西さんだけが歌っている録音を聴きますと、バリトンはいつも下のパートを歌って他の声を支えているんだなということも実感できて面白いです。 確かに、オペラの中でバリトンの聴かせどころは重唱が多いです。先ほどお話しした《道化師》のシルヴィオ役も一番いいシーンはシルヴィオとネッダの二重唱です。名アリアもたくさんありますが、重唱にはバリトンの包容力が出るというか、バリトンらしい味わいがより出せるように思います。僕はもともとアンサンブルがとても好きなので、特にそう思うのかもしれませんが。 ―― ヴェルディの《ドン・カルロ》のカルロとロドリーゴの二重唱などもぜひ歌っていただきたいです。 まさにそれは今、企画しているところです(笑)。リクエストが多かったので。 ―― あれはバリトンの魅力がとてもよく分かる二重唱ですね。ところで、バリトンという声にはどういう特徴がありますか?大西さんは話す声も歌声もとてもよく響くセクシーなお声だと思いますが。 自分では自分の声がセクシーだとか思うことはないですけれど…。オペラの中でバリトンは、父親だったり敵役だったり、いつも少し複雑な心理を抱えていることが多いです。表現に幅があるのはバリトンの特徴だと思います。一癖も二癖もある役が多いというか。それがバリトンの魅力と言えるでしょうか。 ―― 音色に関していえば、弦楽器に例えるとチェロが近い気がします。いかがでしょう? 僕にとってチェロはとてもインスピレーションを与えてくれる楽器で、演奏もよく聴きます。低音の深みと高音の輝きを併せ持ち、しかも力強さもあるところがバリトンと共通していると思います。一番魅力的な声の種類なのではないかと僕は思います(笑)。 ―― 単なる先入観かもしれませんが、テノール歌手は声を守るためにいつも首にスカーフを巻いている、などのオペラ歌手に対する一般的なイメージがあると思います。バリトン歌手に共通する性格や特徴というのはありますか? そうですね…。バリトンは良くも悪くも真面目になりがちでしょうか。周りに気を使う人が多いように思います。オペラの中でも自分だけがグイグイ前に出るというよりは、周りをサポートすることが多いですから。ただ、深く考えすぎてしまい、ちょっと根暗になってしまうことがあるかもしれません(笑)。

オペラの役作りの方法

―― 大西さんといえば、昨年の夏、セイジ・オザワ松本フェスティヴァルで《エフゲニー・オネーギン》のタイトルロールを歌われた際には、素晴らしい歌と演技が評判になりました。舞台で演ずる時の役作りはどのように行っていますか? 色々な方法があると思います。僕がジュリアードで教わったエクササイズは、自分の状況におきかえてみる、というやり方です。例えばアリアを一曲歌うのでも、自分の中で歌の内容に似た状況を想定して、その時に自分がどのように行動するかを考えるんです。オペラの題材はかなり極端な内容が多い。人を殺してしまった!とか。そういう状況は自分にはないので、例えば自分がすごく悪いことをしてしまったことを後悔している、などの過去の出来事を置き換えて連想します。それから、レッスンで一番よく言われたのが「登場人物を裁かないこと」。どんな悪役でも、じゃあなぜ彼はそうなってしまったのか、なぜそのように行動したのか、ということをその人の身になって考えてみるんです。
セイジ・オザワ松本フェスティヴァル《エフゲニー・オネーギン》(C)大窪道治/2019OMF
―― 実際にそれをやるのは難しそうですね。 例えば、プッチーニ《トスカ》のスカルピアはあんなに嫌な奴だけれど、でもなぜそうなってしまったのか、背後にあるのはなんだろうとか。登場人物の立場をその人の一番の理解者として考えるんです。昨年オネーギンを演じた時にも、この物語は第三者的に見ると、オネーギンという男はまあかなりの最低野郎というか(笑)、本当に嫌な奴に見えます。しかも最後に戻ってきてなんて惨めなと。そこをあえてオネーギンに寄り添う。原作を読むと、彼の生い立ちやこれまでの人生から、なぜオネーギンがひねくれてしまったのかということが見えてきます。彼の社会的な立場とか。もちろん想像の世界ですが。大事なのは、ただ単にその人のキャラクターを理解するだけでなく、じゃあなぜそういう人になったのかを、内側から見ることなんだと思います。 ―― 大西さんのオネーギン像は納得がいくもので素晴らしかったです。 どうもありがとうございます。オネーギンという人物が自分とは全く違うからこそ理解できる、という面もあったと思います。彼を友達のように見ることができたというか。そうすると彼の問題が見やすくなるんです。

動きと歌声を解き放つために

―― 大西さんは実際お目にかかっても素敵な方ですが、なんといっても舞台で演じている時に輝くアーティストだと思います。《オネーギン》でも、オネーギン役が最初に登場した時の歩き方からして、すでに役柄そのものになっていました。舞台での動きはどうやって身につけるのですか?そこにはオペラにおける演技の型を学ぶ、というような訓練があったのでしょうか? 僕は日本の音楽大学でオペラの練習をしていた時には、よく歩き方が変だと怒られていたんです。舞台で歩くのは難しいですよね。どうしてもドタドタしてしまうし、自分の映像を見ても変な歩き方だなと思っていました。日本人は形から入ってしまうところがあり、どうしてもぎこちなくなってしまう。アメリカに行って気をつけるようになったのは、リラックスするということです。動きがガチガチにならないように。舞台で身体を解放するということが大事だと思います。 ―― どうやってそれを身につけたのですか? やはり自然な動きに逆らってはいけないんですよね。相手が何かしたら自然とリアクションを取れるようにならなくては。音楽自体もそうですが、演技は常に周りとのハーモニーなんです。これが正しい!と思ってやるより、舞台や衣裳、そしてなにより相手に合わせるようにする。これはアメリカの演劇界に強い考え方で、一番印象に残っているのは、即興劇の授業があったんです。英語で話すことも大変ですから僕はこの授業が本当に苦手だったのですが、即興劇の基本は相手と一緒に状況を作り出すことなんですね。例えば相手が「ここは無人島だ」って言ったらそれに合わせてすぐにリアクションしなければいけない。相手に「お父さん!」って言われたらもう一発でお父さんになる(笑)。それに比べればオペラの世界は断然簡単ですよね。セットもそこにあって登場人物の名前も決まっていますから。あとは独りよがりの演技をしないことだけです。 ―― 普段オペラを聴かない方にとって、オペラは発声が独特だと思います。それは生の声を劇場に響かせるためだと思いますが、オペラの声を習得する方法は?何年くらい鍛錬したらいいのですか? まず「オペラの声」とはどのような声か、を考えなくてはいけません。僕の中ではそれはあくまでも話し声の延長だと思っています。もちろんオペラの最大の特徴はマイクを通さないで歌うことだと思います。生の歌声を劇場の後ろの席まで届けるテクニックが必要です。でもそれを、無理に作り上げた声ではなく、自分の自然な声をいかに届けるか。自分の心を届けることがオペラの一番大事なことだと思うんです。そのためのテクニック、そのための発声ですよね。 ―― 訓練すれば誰でも出来るようになるのでしょうか? そう信じたいです。自分が人に教えていますので。まだ声が小さくてワッと出てこない生徒たちに、いかに声を出させるか。でも一番気をつけているのは、やはり自分の声を曲げさせない、ということです。その人の声を最大限に引き出す。その人本来の声を伸ばしていくことが一番大事だと思うのです。だからやはり時間はかかります。僕にしてもまだまだ勉強しなければならないことはたくさんあるのです。

大西宇宙をもっと深く知るためのQ&A

―― 大西さんの一番好きなオペラの演目はなんですか?これからオペラを聴く方にぜひお勧めしたい、というオペラはありますか? 自分が本当に好きなのはモーツァルトの《フィガロの結婚》です。モーツァルトの音楽が素敵すぎる!というのが理由です。僕がこのオペラで歌うとしたらアルマヴィーヴァ伯爵役で、彼の人間としての複雑さにも惹かれます。伯爵も要するに悪い奴ですよね。すごく悪い奴なんですけれども、モーツァルトがいかに一人一人のキャラクターに愛情を持って描いているかは、歌えば歌うほどわかってきます。何度でも歌って掘り下げたい役です。《フィガロの結婚》は長いので、初めてオペラを聴く方に適しているかどうかはわかりませんが、ぱっと聴いても良さは分かると思いますし、部分的にでもぜひ聴いていただけたらと思います。 ―― ご自分の性格を教えてください。 どうでしょう?周りに聞いたほうがわかりやすいかもしれないです。神経質で繊細かな(笑)? どうですか(とマネージャーさんに聞く)?ああ、ポジティブ、そうかもしれないです。じゃあ、神経質で繊細だけれど前向きということで(笑)。 ――人生のモットーは? 「人事を尽くして天命を待つ」です。自分のやるべきことをまずやって、良い状況がきたらイェイと喜びます(笑)!来なかったらもうそれは仕方がないですね。 ――好きな映画はありますか?好きな理由は? 好きな映画は結構たくさんありますね。選ぶならイタリア映画の『輝ける青春 La meglio gioventù』でしょうか。ある家族を中心に彼らの人生を描いていて、時の流れの中で様々なことが起こる長編映画です。ヨーロッパの映画が好きで、その中でもイタリア映画には、何気ない幸せをすごく大事にする精神がある気がするんです。何が魅力か?といわれると難しいんですが、もしよろしければぜひ観てみてください! ――好きな本は? 僕、村上春樹の『ノルウェイの森』がすごく好きで。僕の人生とも共通点がいくつかあるので…。

コロナの時代とその後について

―― 世界がコロナに巻き込まれ、オペラ界の今後も見通せない部分が多くなっています。今、ご自身の状況はいかがですか? これからどうなるか分かりませんが、歌いたい気持ちは常に持っています。これまでアメリカの歌劇場で歌ってきて、これからヨーロッパに活動の場を拡げていきたいと思った矢先のこの状況でした。本番がどんどんキャンセルになり、オーディションでさえもなくなったりして色々大変です。
練習風景より
―― オペラ歌手を目指している若者への、今の時期ならではのアドヴァイスはありますか? コロナ禍で活動を制限されだした時に、僕の歌の先生は「今だからこそ、新しいレパートリーの開拓や、発声の勉強ができる時期だ」と。それで4月くらいから、インターネットを駆使しつつ、師匠と色々な新しい曲に取り組んだり、発声のブラッシュアップをしてきました。僕は今まで若い、軽いバリトンの役ばかりやってきましたので、今後を見据えてもう少し重いヴェルディのような作曲家も視野に入れていきたく、そういうレパートリーを身体に入れる時期として考えることにしました。だから、今の時期を無駄にしない、むしろじっくり勉強をする時期と捉えてみることを勧めたいです。普段の発表会や演奏会などがあるとどうしても、その曲を完成させることにベクトルがいってしまいがちですが、今こそ落ち着いて勉強ができる時期だと。すぐに結果を出さなければということよりも、もっと自分の個人の、内的なことに集中するといいのではないでしょうか。 ――将来の目標、もしくは夢は何ですか? 今の最大の目標が、ヨーロッパでキャリアを拡げていくことなので、それに向けて動いていきたいです。バリトンという声の魅力を良い形で伝えられる歌手になりたいですね。 ―― 舞台から観客に何を伝えられた時に一番幸せを感じますか? うーん。自分の見えているものがお客さんにも見えている、と感じられた時でしょうか。ただ単にいい声、いい演技、いい音楽をやっているだけではなく、自分の心の鏡のようなものをお客さんに伝えられたらいいですね。 (取材・文 / 井内美香)

今後の公演について

ベートーヴェンの知られざる世界 〜ベートーヴェンとっておきの「こだわり」を垣間見る Vol.1「楽聖の愛した歌曲・室内楽」〜

日時 2020年10月10日(土)14:00開演 (13:30開場)
会場 京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ
出演 【ナビゲーター/レクチャー】 平野昭(桐朋学園大学特任教授) 【演奏】 大西宇宙(バリトン) 村上明美(ピアノ) 吉井瑞穂(オーボエ) 小谷口直子(クラリネット) 水無瀬一成(ホルン) 村中宏(ファゴット) 上敷領藍子(ヴァイオリン) 朴梨恵(ヴィオラ) 加藤文枝(チェロ)
プログラム 遥かなる恋人に寄す op.98 《25のスコットランドの歌》op.108より 第16曲〈この病める世をいかに〉 ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 op.16 ほか
料金 一般4,000円 U-30 2,000円(当日座席指定/要証明) *会員 3,600円
詳細 こちら



Japan Arts Live Streaming+ 『みゆじックアワー』Vol.3

オンライン 配信 日時:2020年10月13日(火) 14:00開演 15:00終演予定 視聴券:1,000円 購入はこちら 「視聴券」発売期間:10月26日(月)22:00まで アーカイブ配信 視聴可能期間:10月13日(火)のライブ配信終了 ~ 10月26日(月)23:59まで
60名様限定ライブ 日時:2020年10月13日(火) 13:00開演(12:00開場) 15:00終演予定 会場:eplus LIVING ROOM CAFE & DINING ライブチケット:4,000円(1ドリンク付) 購入はこちら
出演 金子三勇士(司会/ピアノ) 大西宇宙(ゲスト/バリトン)
曲目 13:00~ <会場限定 30minutesスペシャルライブ> ヴェルディ:歌劇「椿姫」より “プロヴァンスの海と陸” ヴァーグナー:歌劇「タンホイザー」より “夕星の歌” ほか * * * 14:00~ 『みゆじックアワー』※オンライン配信スタート シューマン: 《ミルテの花》より第1曲「献呈」 《ミルテの花》より第1曲「献呈」 (リスト編曲ピアノ版) ラフマニノフ:春の流れ リスト:《ペトラルカのソネット》第1曲「平和は見つからず」ほか ※曲目・曲順は変更になる場合がございます。
詳細 こちら



鈴木優人指揮バッハ・コレギウム・ジャパン ヘンデル 歌劇「リナルド」

日時/会場 2020年10月31日(土) 15:00 (神奈川県立音楽堂) 2020年11月3日(火・祝) 16:00 (東京オペラシティ コンサートホール)
出演 指揮・チェンバロ:鈴木優人  管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン リナルド(カウンターテナー)…藤木大地 アルミレーナ(ソプラノ)…森 麻季 アルミーダ(ソプラノ)…中江早希 ゴッフレード(カウンターテナー)…久保法之 エウスタツィオ(カウンターテナー)…青木洋也 魔法使い(アルト)…波多野 睦美 アルガンテ(バリトン)…大西宇宙 使者(テノール)…谷口洋介 セイレーン(人魚たち)(ソプラノ)…松井亜希・澤江衣里
曲目 ヘンデル作曲:「リナルド」歌劇〈全3幕〉HWV7a 1711年版
詳細 こちら


大西宇宙 2019年8月セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)のオペラ「エフゲニー・オネーギン」にてタイトルロールの代役を務め、日本でのオペラ公演デビュー。同年9月にはP.ヤルヴィ指揮NHK交響楽団オペラ「フィデリオ」(演奏会形式)に出演し、いずれも好評を博した。海外では、2019年1月ノースカロライナ歌劇場の「カルメン」、2020年には「道化師」(シルヴィオ役)に出演し絶賛された。また、2019年2月にはカーネギーホールにてニューヨーク・オラトリオ協会主催のシベリウス「クレルヴォ」交響曲のソリストを務め、2020年3月には「ドイツ・レクイエム」で出演。今後も国内外での活躍が期待される。 武蔵野音楽大学及び大学院卒業。第30回五島記念文化賞 オペラ新人賞、第30回日本製鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞を受賞。 全日本学生音楽コンクール第一位およびイタリア声楽コンコルソ金賞・バリトン特賞を受賞後、IFACジュリアード音楽院声楽オーディションにて最優秀賞を受賞し、日本人としては数少ない声楽専攻生としてジュリアード音楽院に入学。

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