
<7月3日 大阪・フェスティバルホール ほか> パリを中心に7つの「県」で構成されたイル=ド=フランス地域圏。川に囲まれたその地形から「フランスの島」を意味する名で呼ばれている。このイル=ド=フランス地域圏を活動拠点とするイル・ド・フランス国立管弦楽団が、2026年7月に待望の初来日を果たす。フランス音楽を中心に、我が国においても録音が多数紹介されてきたが、意外にもこれまで来日公演の機会がなかったのだ。
本公演のタクトを執るのは、アメリカ出身の指揮者ユージン・ツィガーン。2010年に当時ドイツ国内では最年少で北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任したのを皮切りに着実にキャリアを積み重ね、2023年よりフィンランドのクオピオ交響楽団の首席指揮者を務めている。日本人の母とアメリカ人の父のもとに生まれ、日本にルーツをもつことでも知られている。
プログラムA・B共通の曲目である、グリーグの《ピアノ協奏曲》のソリストにはYouTubeで大人気を博している石井琢磨を迎える。東京藝術大学、ウィーン国立音楽大学で学び、2016年にジョルジュ・エネスク国際コンクールにおいて日本人として初となるピアノ部門第2位に輝き、ウィーンを拠点に世界的に活躍している。
プログラムAではファランクの《序曲第2番》、プログラムBではムートン編曲によるドビュッシーの《2つのアラベスク》で幕を開ける。重厚な序奏と軽快な主部の対比が見事なファランクの作品を日本で聴く機会はそうそうないし、普段ピアノ独奏で親しんでいる作品を敢えてオーケストラで聴くのも一興だ。
グリーグの《ピアノ協奏曲》を挟んで、プログラムAではベートーヴェンの交響曲第3番《英雄》、プログラムBではブラームスの交響曲第1番を披露する。ドイツの交響曲を代表する大作を、イル・ド・フランス国立管弦楽団はどのように聴かせてくれるだろうか。軽妙洒脱さと堅牢さを兼ね備えた演奏に期待したい。
<文・加藤新平>
| 公演名 | CHASSEUR Presents イル・ド・フランス国立管弦楽団 with 石井琢磨 |
|---|---|
| 日時・会場 |
●7月3日(金) 15:00開演(14:00開場) フェスティバルホール ●7月5日(日) 14:00開演(13:00開場) レクザムホール 【プログラムB】 ●7月6日(月) 19:00開演(18:15開場) 福岡シンフォニーホール 【プログラムA】 ●7月9日(木) 19:00開演(18:15開場) 札幌文化芸術劇場 hitaru 【プログラムB】 ●7月13日(月) 19:00開演(18:00開場) 東京芸術劇場 コンサートホール 【プログラムA】 ●7月14日(火) 18:45開演(18:00開場) 愛知県芸術劇場 コンサートホール 【プログラムA】 ●7月15日(水) 14:00開演(13:15開場) 東京オペラシティ コンサートホール 【プログラムB】 ●7月16日(木) 19:00開演(18:00開場) アクトシティ浜松 【プログラムB】 |
| 出演 |
[管弦楽]イル・ド・フランス国立管弦楽団 [指揮]ユージン・ツィガーン [ピアノ]石井琢磨 |
| プログラム |
【プログラムA】 ファランク:序曲第2番 グリーグ:ピアノ協奏曲 ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》 【プログラムB】 ドビュッシー(ムートン編):2つのアラベスク グリーグ:ピアノ協奏曲 ブラームス:交響曲第1番 |
| チケット |
【大阪公演】 全席指定:S席10,000円 A席8,000円 SS席13,000円 BOX席16,000円 【高松公演】 全席指定:SS席15,000円 S席13,000円 A席11,000円 B席9,000円 【福岡公演】 全席指定:S席13,000 A席11,000円 B席9,000円 【札幌公演】 全席指定:S席13,000 A席11,000円 B席9,000 C席7,000円 【東京公演】 全席指定:S席17,000円 A席15,000円 B席13,000円 C席11,000円 【愛知公演】 全席指定:SS席17,000円 S席15,000円 A席12,000円 B席9,000円 U25 2,000円 【浜松公演】 全席指定:S席15,000円 A席12,000円 B席9,000円 |
| お問い合わせ |
テンポプリモ TEL:03-3524-1221 |















