
<7月19日 愛知・電気文化会館 ザ コンサートホール> スイスのルガーノ音楽祭における“マルタ・アルゲリッチ・プロジェクト”や、ドイツのベルリン・フィルハーモニー カンマームジークザールに出演し、国際的な活動を開始した黒岩悠は、イタリアのマルサラ国際音楽コンクール第3位、アンドラ公国アリシア・デ・ラローチャ国際コンクール ディプロマ賞など、世界各地のコンクールで着実に実績を積み重ねてきた。シチリアのパレルモ音楽祭や、ベルリンのサロンクリストフォリにおけるリサイタルでの演奏も高く評価され、ドイツの新聞で「鍵盤の王として、その必要とされるすべてで魅了した」と激賞された。
本公演では、黒岩にとって重要なレパートリーであるフレデリック・ショパンとヨハン・セバスティアン・バッハの作品を取り上げる。バッハの作品からはイ短調 BWV965、ハ長調 BWV966、ニ短調 BWV964の《ソナタ》を披露する。そしてショパンの作品からはノクターン第20番 嬰ハ短調、バラード第1番 ト短調、《24の前奏曲》第15番 変ニ長調〈雨だれ〉、そして《アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ》をピックアップ。
ショパンもバッハも、己の内面と向き合い、どんな音楽を書くべきか自問自答し続けた作曲家だ。ショパンとバッハが時代とジャンルの枠組みを超えて対置されることで、新たに見えてくるものがあるだろう。ピアノ・ファン必聴の公演である。
<文・加藤新平>
公演名 | 黒岩悠ピアノリサイタル~ショパン&バッハ~ |
---|---|
日時 | 7月19日(土) 13:30開演(12:45開場) |
会場 |
電気文化会館 ザ コンサートホール |
出演 | [ピアノ]黒岩悠 |
プログラム |
ショパン:ノクターン第20番 嬰ハ短調 KK.IVa/16「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」(遺作)、バラード第1番 ト短調 Op.23、24のプレリュード(前奏曲集)前奏曲 第15番《雨だれ》 変ニ長調 Op.28-15、アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22 バッハ:ソナタ イ短調 BWV965、ソナタ ハ長調 BWV966、ソナタ ニ短調 BWV964 |
チケット | 全席指定:4,000円 |
お問い合わせ |
raconte チケットセンター TEL:080-7437-6945 |