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HOMEエリア・インフォメーション首都圏アレクサンダー・ガジェヴ ピアノ・リサイタル
首都圏2024.4.29

アレクサンダー・ガジェヴ ピアノ・リサイタル

<7月12日 東京オペラシティ コンサートホール> シドニー国際ピアノコンクール、モンテカルロのワールド・ピアノ・マスターズ、浜松国際ピアノコンクールで優勝を果たし、2021年、第18回ショパン国際ピアノコンクールで第2位およびクリスチャン・ツィメルマン賞(ソナタ最優秀演奏賞)を受賞して、国際的にその名を知られる存在となったアレクサンダー・ガジェヴ。イタリアのゴリツィア出身のガジェヴは、音楽家である父に師事し、9歳でオーケストラと共演を果たし10歳で初のリサイタルを開くなど、まさに「神童」タイプのピアニストとしてデビューした。楽曲に対する深い洞察力と確かな技術、そして表現の幅広さで多くのピアノ・ファンの支持を集めている。
 八ヶ岳、浜松、大阪の各公演ではリストの《詩的で宗教的な調べ》より第7曲〈葬送〉、ショパンのマズルカから数曲、ポロネーズ第6番《英雄》、《24の前奏曲》から数曲、そしてスクリャービンのピアノ・ソナタ第9番《黒ミサ》、ベートーヴェンの《エロイカの主題による変奏曲とフーガ》を披露する。
 東京オペラシティ公演は、今回の来日で唯一の特別なプログラムが用意されている。プログラムの前半で披露されるのは、コリリアーノの《オスティナートによる幻想曲》とベートーヴェンの交響曲第7番第2楽章。ふたつの作品は、時代を超えて「オスティナート」という共通項で結ばれている。もちろん、東京公演にお越しの皆さまにも、リストからスクリャービン、ショパン、そしてベートーヴェンへという音楽の旅をお楽しみいただける。東京公演ではスクリャービンの《練習曲》Op.8とOp.42が聴けるのも、ピアノ・ファンにはたまらない。
 ガジェヴが組んだプログラムは、一見すると時代も様式もばらばらのように見える。しかしガジェヴが本公演に寄せた言葉を紐解くと、たとえば「リストからスクリャービンへ」という作曲家の音楽性の系譜と、光と影という二項対立を軸とする、芯の通ったコンセプトが見えてくる。
 なお、八ヶ岳公演では、コンサートチケット&宿泊プラン購入者限定企画として、コンサートの翌日7月10日(水)に、ガジェヴとともにネイチャーウォークを楽しんだあと、インタビュアーに音楽ライターの高坂はる香を迎えてのトーク・イベントが開催される。夏の朝のひととき、演奏を聴くのとはまた違った形で音楽を楽しんでみてはいかがだろうか。

<文・加藤新平>

引用
このプログラムの異例な幕開けを飾るコリリアーノの《オスティナートによる幻想曲》は、いわば「流動的な」探求を開始し、やがてプログラム前半のメイン・テーマの到来をゆっくりと告げます——すなわち、ベートーヴェンの《アレグレット(交響曲第7番)》が抱く悲嘆のテーマです。

《幻想曲》は非常に自由な形式をとりつつ、簡明なモチーフへのアプローチ方法をあらゆる角度から探求します。そこでは方向喪失の感覚が私たちの脳裏を去らず、安定した形式による解決を求めます。
次に私たちがコリリアーノの霊感の源へといたるのは、自然の成り行きです。ベートーヴェンの必然の音楽は、ここまで私たちがより抽象的な言葉を用いて探し求めていたものを、ようやく顕在化させるのです。

そしてリストの《葬送》へと移ります。この曲はショパンの追悼曲とみなされており、《アレグレット》をしのぐ管弦楽的な表現に満ちています。ベートーヴェンが遺した偉大な系譜は、幾つにも枝分かれしています。なかでも、彼の音楽のドラマティックな特性はリストに確たる影響を与えています。
さらに、リストからスクリャービンが大きな影響を受けていることは間違いありません。そのためプログラム前半は、スクリャービンの《練習曲集》Op.8とOp.42からの数曲で閉じられます。ここで私たちは——おそらくは幾ばくか——より極端な親密性、官能性、ドラマ性を目の当たりにしながら、感情の振れ幅を広げていくことになります。
プログラム後半の冒頭では、ショパンの遊び心に富んだへ長調の前奏曲が、私たちを前半の雰囲気から引き離し、希望を授けてくれます。でもそれは、ただの錯覚です。なぜならすぐに、第22番、第18番、そして——第13番の崇高な牧歌的光景を挟みつつ——第10番の前奏曲が、陰気なムードを回帰させるからです。最後には第2番を置きました。この曲番の逆行は、おそらくは《前奏曲集》中で最も実験的な曲とともに締めくくられるのです。
前奏曲第2番が問いかけるように終結したあと——この音楽がもつ磁力は、調性と旋法の漠然とした関係性に起因するのですが——、私たちは、調性から解放された世界へと足を踏み入れます。スクリャービンのソナタ第9番《黒ミサ》では、悪の力が神秘主義的に顕在化します。

それは和声と旋律と律動がマグマのように渾然一体となる音楽的領域でもあり、聞き手を当惑と法悦にいざないます。

これほど変化に富んだ旅を、どのように終えたらよいのでしょう? ベートーヴェンの《エロイカ変奏曲》は、生の多彩な要素と豊かさを余すところなく肯定します。この上なく豊かな精神をそなえた音楽であり、この上なくシンプルな作曲手段による音楽でもあります。私たちは、冒頭のわずか4つの音(ミ♭-シ♭-シ♭-ミ♭)から全てが生じているような印象を抱きつつも、4音の無限の組み合わせと無限の創意に導かれて、ピアノを、オーケストラを超えるものとして知覚することになります。

歓喜に満ちたフーガが、この極めて強烈なプログラムに終止符を打ちます。

アレクサンダー・ガジェヴ

テーブル
 

テーブル見出し
公演名
テーブル本文
​アレクサンダー・ガジェヴ ピアノ・リサイタル
 

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日時・会場
テーブル本文
●7月12日(金) 19:00開演(18:30開場)
 東京オペラシティ コンサートホール
 

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出演
テーブル本文
[ピアノ]アレクサンダー・ガジェヴ
 

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プログラム
テーブル本文
【東京公演】
コリリアーノ:オスティナートによる幻想曲
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第7番より 第2楽章 アレグレット
リスト:詩的で宗教的な調べより第7曲《葬送》
ショパン:24の前奏曲 Op.28より第23番、第22番、第18番、第13番、第10番、第2番
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第9番《黒ミサ》 変ホ短調 Op.68
ベートーヴェン:エロイカの主題による変奏曲とフーガ Op.35

【八ヶ岳・浜松・大阪公演】
リスト:詩的で宗教的な調べより第7曲《葬送》
ショパン:マズルカ 嬰ヘ短調 Op.6-1、ハ長調 Op.24-2、嬰ハ短調 Op.50-3、イ短調 Op.68-2、ハ長調 Op.56-2、嬰ハ短調 Op.63-3、ポロネーズ第6番《英雄》 変イ長調 Op.53、ポロネーズ第6番《英雄》、24の前奏曲 Op.28より第23番、第22番、第18番、第13番、第10番、第2番
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第9番《黒ミサ》 変ホ短調 Op.68
ベートーヴェン:エロイカの主題による変奏曲とフーガ Op.35

 

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