ピアニストで指揮者の反田恭平氏が、2025年7月18日~8月31日に開催されるザルツブルク音楽祭(オーストリア)へ出演することが決定しました。
ザルツブルク音楽祭は12月3日に2025年音楽祭の詳細を発表、反田氏はモーツァルト・マチネに指揮とピアノで出演します。
オーケストラはザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団(Das Mozarteum Orchester Salzburg)と共演。日本人の指揮者として本音楽祭に出演するのは故・小澤征爾以来の快挙となります。
反田氏は2024年5月にザルツブルクでモーツァルテウム管弦楽団と共演し、プロオーケストラ指揮者デビューを果たしました。この時のリハーサルをザルツブルク音楽祭副総裁が聴き、今回の大抜擢となりました。
反田恭平コメント
「ちょうど札幌でのコンサートの終了後、弾き終えてアンコール前に発表されたことを聞きました。公演招待のオファーがあったときはとても喜んだことを記憶しております。夢であり目標であったザルツブルク音楽祭。ソリストとしてだけではなく、指揮者としても声をかけて頂いたことにプレッシャーがないわけではありませんが、このすばらしい時間を存分に味わえる瞬間にしたいと今はワクワクしております。」
ザルツブルク音楽祭2025 反田恭平 モーツァルト・マチネ
2025年8月16日(土)11:00開演/8月17日(日)11:00開演
会場:Stiftung Mozarteum in the Großer Saal
プログラム
W.A.モーツァルト:交響曲第32番 ト長調 K.318、ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271 《ジュノム》、歌劇《フィガロの結婚》より〈序曲〉 K.492、ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537 《戴冠式》
出演
[指揮・ピアノ]反田恭平
[管弦楽]ザルツブルク・モーツアルテウム管弦楽団
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ザルツブルク音楽祭 公式サイトはこちらから
反田恭平 Kyohei Sorita(指揮、ピアノ)
2021年第18回ショパン国際ピアノ・コンクールにて、日本では半世紀ぶりの第2位賞、コンクールの模様は配信され、世界中のピアノ・ファンの注目を集めた。
2016年1月にサントリーホールにて本格的なデビュー・リサイタルを開催、チケットが即完し大型アーティストの登場に大きな注目を集めた。2018年に株式会社NEXUSを立ち上げると同時に、同年代の実力派アーティストを迎え「MLMダブル・カルテット」を結成しプロデュース。
MLMは2021年に「Japan National Orchestra(JNO)」へと発展、株式会社化して奈良を拠点にアウトリーチ活動や、奈良県の文化活動の発展に寄与している。
2021年からは若手音楽家とファンを繋ぐコミュニケーションの場となる音楽サロン「Solistiade」を立ち上げ運営するなど、様々な角度からクラシック音楽ファンの拡大のための活動を精力的に行なっている。
現在は活動の拠点をウィーンへ移し、ヨーロッパ内はもちろんカナダ、オーストラリア、台湾や香港など活動の場を広げている。
また、2024年5月には指揮者としてヨーロッパ・デビュー(ザルツブルク)、同年11月にはドイツにて指揮者デビューを果たした。2024-25年シーズンは、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団をはじめとする前シーズンで演奏したオーケストラとの再演が決まっており、海外オーケストラとのアジアツアーをはじめ、室内楽なども意欲的に展開していく予定。
フォーブス誌の「Forbes 30 Under 30 Asia – Class of 2024」に選出された。
これまでに共演したオーケストラは、M.プレトニョフ指揮/ロシアナショナル管弦楽団、A.ボレイコ指揮/ワルシャワフィルハーモニー管弦楽団等、D.アフカム指揮/スペイン国立管弦楽団 A.ギルバート指揮/NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団、A.バッテイィストーニ指揮/RAI国立交響楽団, マリンスキー劇場管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、NHK交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団など、デビューからオーケストラとの共演は270回以上におよぶ。