
今年5月、ヨーロッパ・ツアーに5年ぶりにのぞんだNHK交響楽団。オーストリアやドイツなど5か国6都市で行われた公演の中で、最も注目を集めたのが、オランダ・アムステルダムで開催された“マーラー・フェスティバル”への出演。オランダの伝説的な巨匠ウィレム・メンゲルベルクがマーラーに捧げるため1920年に創始したこの音楽祭。今回は史上3回目、実に30年ぶりの開催となった。世界各国から超一流オーケストラが集まる中で、アジアのオーケストラとして初めてN響がこの大舞台に立った。演奏するのはマーラーの交響曲第3番。演奏時間100分、独唱と合唱含めて170人近い大編成によって演奏される大作である。番組ではこの世界最高峰の舞台での公演の模様が余すことなく紹介される。さらに公演当日のN響の1日に密着したドキュメントも合わせて放送される。
◎Eテレ 9月7日 午後9時~
<曲目>
交響曲第3番 ニ短調(マーラー)
<出演>
メゾ・ソプラノ:オレシア・ペドロヴァ
女声合唱:オランダ放送合唱団
児童合唱:オランダ児童合唱団
管弦楽:NHK交響楽団
指揮:ファビオ・ルイージ
2025年5月11日 コンセルトヘボウ(アムステルダム)にて収録

