
<9月9日 福岡シンフォニーホール > 2024年、第39回日本管打楽器コンクールの歴史に、2009年生まれの若者がその名を刻んだ。全部門において史上最年少での第1位、文部科学大臣賞、東京都知事賞、特別大賞(内閣総理大臣賞)を総なめにした彼の名は、児玉隼人。北海道の釧路市に生まれた児玉は、5歳からコルネット、9歳から本格的にトランペットを吹き始めた。そこから約6年、15歳で日本トランペット界の頂点に立ったのである。
現在はカールスルーエ音楽大学プレカレッジにてラインホルト・フリードリヒに師事しており、2025年には、第6回ウィーン国際音楽コンクール金賞、第3回コダーイ国際音楽コンクール第5位を受賞するなど、ヨーロッパでも高く評価されている。これまでにNHK交響楽団、読売日本交響楽団など国内の著名なオーケストラと共演を重ねており、2026/27シーズンも東京都交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、関西フィルハーモニー管弦楽団との共演が決定している。また、「クラシック音楽館」「クラシックTV」「題名のない音楽会」「EIGHT-JAM」「日曜日の初耳学」など数多くのテレビ番組に出演している。
待望の福岡初登場となる本公演は、ピアニストの北村朋幹が伴奏を務める。東京音楽コンクール第1位・審査員大賞(全部門共通)を受賞したことで知られる北村は、浜松、シドニー、リーズ、ボン(ベートーヴェン)などの国際コンクールでも入賞を重ねており、活躍の幅を広げている。
武満徹の《径–ヴィトルド・ルトスワフスキの追憶に–》、細川俊夫《霧のなかで》という、邦人作品を代表する2作を名手・児玉の演奏で聴くことができるのは、本公演の大きな魅力だ。北村のピアノ独奏で披露されるヤナーチェクの《霧の中で》では、明るさと暗さが交錯する独特の作風を味わってほしい。ヒンデミットのトランペット・ソナタは、20世紀のトランペット曲を語る上で欠かせない傑作。堅牢さと軽快さ、さらに敬虔さが絡み合う。ピルスのトランペット・ソナタは旋律の美しさで聴く者の胸を打つ。
甘美さと煌びやかさを兼ね備え、さらに高い機動性を誇る児玉の美音と技巧に触れる貴重な機会だ。日本から世界へ羽ばたく若き俊英の現在地と未来予想図を、ぜひ目と耳と心で体感していただきたい。
<文・加藤新平>
| 公演名 | ららら♪セレクション 児玉隼人 トランペットリサイタル in 福岡 超新星・児玉隼人 福岡初リサイタル |
|---|---|
| 日時 | 9月9日(水) 19:00開演(18:15開場) |
| 会場 | 福岡シンフォニーホール |
| 出演 |
[トランペット]児玉隼人 [ピアノ]北村朋幹 |
| プログラム |
武満徹:径(みち)―ヴィトルド・ルトスワフスキの追憶に― 細川俊夫:霧のなかで ヤナーチェク:霧の中で ヒンデミット:トランペット・ソナタ ピルス:トランペット・ソナタ ほか |
| チケット | 全席指定:S席5,800円 A席4,800円 U25席2,500円 |
| お問い合わせ |
ららら♪クラブ E-mail:contact@lalalaclub.com |
≪児玉隼人トランペット・リサイタル 各地公演≫
◎ アクトシティ浜松 中ホール 2026.4.24 FRI
◎ 横浜みなとみらいホール 2026.5.19 TUE
◎ 仙台市太白区文化センター 楽楽楽ホール 2026.5.22 FRI
◎ スターツおおたかの森ホール 2026.5.24 SUN
◎ 茨木市文化・子育て複合施設 おにクル ゴウダホール 2026.9.4 FRI
◎ しらかわホール(名古屋市) 2026.9.6 SUN
◎ サントリーホール 2026.9.13 SUN















