
<2026年1月11日 ロームシアター京都> ロームシアター京都は、2026年1月に10周年を迎える。数々の公演を彩ってきたロームシアター京都が保有する5台のピアノが、初めて一堂に会する本公演は、まさに10周年記念ならではのものと言えるだろう。10周年のメイン事業「プレイ!シアター for 10th anniversary」の一環として開催されており、ふだんからクラシック音楽を聴いている方も、これまであまりクラシック音楽になじみのない方も、誰もが気軽に楽しめるようなプログラムとなっている。
本公演に集うピアニストは、中野翔太、金子三勇士、小井土文哉、髙木竜馬、そして山縣美季の5名。これからの日本のクラシック音楽界を率いるピアニストたちだ。12時30分開演の第1部、15時開演の第2部、17時開演の第3部、それぞれ違うテーマでのプログラムが組まれている。
第1部のテーマは「冒険のピアノ」。モーツァルトの《トルコ行進曲》や、ホルストの組曲《惑星》より〈金星〉、ラヴェルの《ボレロ》など、作曲者にとっての「異国」や「別の星」をめぐるプログラムである。
「情景のピアノ」と題した第2部では、ワーグナーの《ニュルンベルクのマイスタージンガー》前奏曲、ラフマニノフの《二台のピアノのための組曲》第2番より第3曲〈ロマンス〉、レスピーギの《ローマの祭》より〈主顕祭〉など、音によって情景が描き出される作品が選ばれている。
第3部では「饗宴のピアノ」と題して、ホルストの組曲《惑星》より〈木星〉、ドビュッシーの《月の光》、ミヨーの《スカラムーシュ》など、華やかで祝祭的な雰囲気と、静謐な透明感のある響きに重きを置いた選曲がなされている。
3つの公演の合間には、14時から出演ピアニストによるトークイベント、16時から調律師と出演ピアニストによるトークイベントが開催される。演奏だけでなく、トークからも目が離せない。なお、本公演の「一般一日券」は予定枚数が完売するなど、本稿執筆時点で、チケットの売れ行きが好調との情報が入っている。チケットのご購入はお早めに!
<文・加藤新平>
| 公演名 | 〈10周年記念事業〉プレイ!シアター for the 10th anniversary 「饗宴!5台のピアノと5人のピアニスト」 |
|---|---|
| 日時 |
2026年1月11日(日) 第1部 12:30開演(12:00開場) 第2部 15:00開演(14:30開場) 第3部 17:00開演(16:30開場) |
| 会場 | ロームシアター京都 サウスホール |
| 出演 | [ピアノ]中野翔太、金子三勇士、小井土文哉、髙木竜馬、山縣美季 |
| プログラム |
【第1部 “冒険のピアノ”】 モーツァルト:トルコ行進曲 ホルスト:組曲《惑星》より〈金星〉 ラヴェル:ボレロ ほか 【第2部 “情景のピアノ”】 ワーグナー:楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より〈前奏曲〉 ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲第2番より 第3曲《ロマンス》 レスピーギ:《ローマの祭り》より〈主顕祭〉 ほか 【第3部 “饗宴のピアノ”】 ホルスト:組曲《惑星》より〈木星〉 ドビュッシー:月の光 ミヨー:スカラムーシュ ほか 【トークイベント】 14:00~14:30 登壇者:出演ピアニスト 16:00~16:30 登壇者:調律師、出演ピアニスト 会場:サウスホール ホワイエ 入場無料、申込不要 |
| チケット |
全席指定:一般2,000円 ユース(25 歳以下)1,000円 ※一般一日券は完売 |
| お問い合わせ |
ロームシアター京都チケットカウンター TEL:075-746-3201 |
















