
作曲家、そしてピアニストとして活躍されている加羽沢美濃さん。NHK Eテレ「ららら♪クラシック」で司会を務めるなど、幅広い活躍はみなさんご承知のとおり。近年はわかりやすい解説を交えたコンサートも大人気です。
ふつうの就職活動をしていたというおどろきの学生時代、そして作曲の方法や苦労、共演者とのマル秘話まで、音楽への想いと楽しいお話をたくさんうかがいました。
ラフマニノフにメロメロ♡
―― 音楽との出会いを教えていただけますか? お母さまがピアノの先生だとうかがいました。
母が近所の子どもたちにピアノを教えていたので、毎日いろんな生徒さんが弾いている音を聴いていた幼少期でした。物心がついたときにはピアノの音があるのが当たり前の環境だったので、3歳前から「わたしもやってみたい!」と言っていたそうです。
でもなかなか本物のピアノには触らせてもらえなくて、最初に買ってもらえたのはおもちゃのピアノ。テレビなどで聴いたCMの曲なんかを、指1本で音を探しながら弾いていたそうです。それを見た母が「耳が良いかも? ちょっと音楽やらせてみようか」となり、3歳ごろに初めてちゃんとしたグランドピアノを触ることができました。
―― そして「ピアノの天才少女」となっていくわけですが、作曲に対してはどんなきっかけがあって意識し始めたのでしょうか?
その時期は意外と早くて、4歳のときにはもう「作曲家になりたい!」と思っていました。“第1回作曲家になりたいブーム”と自分で呼んでいるのですが(笑)。
当時、母がラフマニノフのピアノ・コンチェルトのレコードを聴かせてくれました。一生懸命練習したら、いつかこういうすごい曲が弾けるようになるからがんばってね、という思いで聴かせたようですが、その曲のすばらしさに4歳のわたしは感動してしまったのです。こんな曲を書ける人になりたいと真剣に考えていて、頭の中がラフマニノフでいっぱいでした。相当魅了されていて、もう「好きになっちゃった♡」状態でしたね。なにを食べて、どんな景色を見たらこんなきれいなメロディーが思い浮かぶんだろう? とひとりで妄想していました。
―― 4歳で! 年少さんの年齢でそれはおどろきです。その後もピアノと作曲は同じくらいの割合で続けていたのですか?
両方とも同じくらいの割合で勉強した時期が長かったのですが、小学校4年生から中学校2年生くらいまで、音楽と少し距離をとっていた期間がありました。幼少期はいわゆるスバルタ教育のような練習をしていたので、ふつうの子どもに戻る、というような……。
高校へ入学してやっぱり音楽がやりたいなと思うようになったのですが、オクターブが届かないくらい手が小さいので、ほとんどの作品を譜面通りに弾くことができなくて、早々にピアノは挫折を味わいました。リストやショパンのような、いわゆる“華やかでピアノらしい曲”は、手が届かなくて弾けない。そんな意味もあり、わりと早い段階で「ピアノ科は無理だな」と思っていました。
作曲も並行してやっていたのですが、作品を作って発散するという作業がわたしにとっては精神衛生的にも大切でした。そのころポップスのシンガーソングライターに夢中になっていて、「曲が書けるってかっこいい!」と、第3回くらいの“作曲家になりたいブーム”が到来。やっぱりわたしは作曲家になりたいんだな、と心が決まった時期でした。それに、自分のなかでは”弾くこと“と”作ること“がそんなに離れた作業ではないんです。あこがれから入って、「すばらしい」「好き」「近づきたい」という気持ちが学びの原動力だったのですね。
―― 大学へはいわゆる職業音楽家を目指して入ったのでしょうか。
音楽が好きでやっているけれども、それを仕事にできるノウハウや未来はあまり考えていませんでした。大学で周りの先輩たちを見ていても、すぐに仕事に直結するということは難しいという現実も目にしていましたし。なのでわりと早い段階から音楽1本の道はあまり考えていなくて、たとえば音楽ホールの企画などの「音楽を勉強してきたこと」を活かせる仕事に就こうと考えていました。
就職活動もふつうにしていました。電話対応のセミナーなんかに出かけて、立派なOLになるにはどうしたらいいのか、なんかも考えていましたよ。
でも、師事していた先生に「就職したい、社会貢献したいです」と言ったら「そのアテはあるの?」と言われてしまいまして……。「だったら、人脈やいろんなコネクションを広げるために院に進んだら?」と進言を受けて「なるほど、確かに」と思い、結局大学院に進学します。
―― ものすごく意外でびっくりです。進学したおかげでお仕事が入り始めて、世に“加羽沢美濃”という作曲家が放たれたのですね。
本当にそうなんです、先生様々です(笑)。
―― ちなみに音楽業界以外の就職はどんなところを考えていたのですか?
小学校時代、学級新聞がとても盛んなクラスにいて、新聞社のコンクールで優勝するような強豪でした。そこで編集長をやっていたこともあり、記者になりたいと思っていました。
あとは当時ホテル業界のテレビドラマが流行っていて、ホテルウーマンにもあこがれていましたね。仕事をしつつ、ラウンジにあるピアノをときどき弾いちゃう、みたいな(笑)。
―― 本当に音楽はまったく関係なくておどろきました。学生のころから活動されていたので、てっきり職業作曲家になることを考えて進学されたのかと……。
いえ、それはまったく考えていなかったです。バリバリ働く女性にあこがれがあったんですね。
生み出すという作業
―― 作曲のスタイルについてもおうかがいします。“音楽が降ってくるタイプ”だそうですが、逆に降ってこずに苦労されたり、最初に降ってきたイメージから変わることもあるのでしょうか?
もちろんあります。映画やドラマなどの映像のお仕事は、台本を読むともう洪水のようにブワーっ! と頭の中に音楽が降ってくる感覚があります。
“降ってくる”という感覚自体は即興演奏のときが多いですね、迷いもありませんし。昔、雑誌でいろんな分野の人の脳波を測る企画に参加したのですが、ピアノをふつうに演奏しているときは脳波が動いていても、即興演奏のときは一切動きがなくて、まるで脳波が止まっているように表示されていました。自分の脳から指令を出しているはずなのですが、即興のときはあまり意識がないというか、なにを弾いたかも記憶もなくて、脳波通りの感覚なんです。弾かされている感覚というか、イタコ状態というか……。
自分のアルバムのためだとか、委嘱作品で漠然と楽器だけが決まってなにを書いてもいいときなんかは、もうまったくなーんにも降ってこない。そうするとぞうきんを絞って絞って絞り出すのですが、絞りカスはカスでしかない(笑)。このままどうするんだ? みたいな状態が何か月も続くこともよくあります。うまくいったと思っても、3日くらい経ってから弾いてみたら「なんじゃこりゃ!? 誰が書いたんだ?」となったりもします。
作曲活動自体は地味というか暗いというか、そんなにスッとは出てこないです。
―― そういうときはどうされているのですか?
試験勉強といっしょで、まず掃除ですよね。「出てこないのはここが汚れているせいだ!」とか思って、とにかく掃除をします(笑)。その次は散歩と読書ですかね。
でもそうやって本を読んだり映画を見て違う分野のアートに触れると、自分のなかの引き出しが知らない間に増えていて、あるときなにかの刺激でパッとそれが開くんです。こんな引き出しが自分にあったんだ、となる瞬間を日々待っています。
―― そういった引き出しが開いて思いついたときは、なにかに書き留めるのですか? それとも声に出して録音したりするのでしょうか。
声に出して録音することもありますが、書き留めることがほとんどですね。録音したものが良いものだった試しがない(笑)。
ある程度ピアノを弾きながら推敲して、何日か経って寝て起きても朝その曲を思い出すようになったら、これは書いていい素材なのかな? と判断します。そこまでいかないものは、本当に「なんじゃこりゃ~捨てちまえ!」みたいなものばかりです。
―― 近年、クラシック以外のジャンルとコラボされることも多いとうかがいました。
最近まったく違うジャンルの方とご一緒する機会をたくさんいただくのですが、とても学びになっています。おもしろい化学反応が起きるようなステージが作れないかな? ということを何年か前からトライしている感じですね。
ポップスとの共演も多いのですが、自分のリズム感のなさに愕然とします(笑)。クラシックだと、ルバートをかけたりしてテンポが揺れることがある種の醍醐味だったりするじゃないですか。でもポップスは刻んでいるビートから絶対に揺らがないんです。その揺らがなさにけっこうな衝撃を受けました。ポップスの方とご一緒するときは大抵ドラムがいなくて、ピアノがそのビートの役割を担うことも多いので、自分のなかにないものと必死に向き合っています。
ポップスって一番聴いてきた音楽のはずなのに、なんとなく近そうで遠い存在なんです。いまゼロから勉強しているのですが、とても刺激を受けるし、新しい学びのきっかけになるのでありがたいです。
―― 加羽沢さんにおうかがいするのもおこがましいのですが、今後目標にしていることはありますか。
4歳から曲を書き始めて、曲を作るという意味ではもう50年近く経っているのですが、自分の作品をすべて把握できていない状況でして……。きちっと整理していくことが今後のライフワークですね。譜面にさえ残しておけば、今後もいろんな方に目にしてもらえる機会がある、というすばらしさについて最近考えています。
あとは、海外で自分の作品を届けていくということも大きな目標ですね。インターネットが発達して、たくさんの方が聴いてくれて、譜面が欲しいと言ってくれて、曲を書いてほしいというという問い合わせも増えてきました。それももちろんうれしいのですが、自分の楽曲の演奏を世界規模で聴いていただけるようなコンサートであったり、そういう企画をするのがこれからの大きな目標です。
ほぼ講義! あの番組作成の裏側は……
―― 加羽沢さんはNHK Eテレ「ららら♪クラシック」の番組開始当初からMCをされていました。こうして「ららら♪クラブ」としてお話をうかがうのが、あまりにもいまさらすぎてびっくりなのですが、番組放映当時のお話をお聞きしたいと思います。楽しかった、おもしろかった収録の思い出はありますか?
同じくMCを務めた、作家の石田衣良さんと一緒に音楽を聴いて感想を言い合った時間はとても貴重で、わたしにとって宝物だったなと思っています。わたしたち音楽家と作家さんでは、音楽の聴き方が全然違うんです。衣良さんに限らず、さまざまなジャンルのプロフェッショナルな方たちと音楽について話す時間は、とても豊かな会話ができる印象がありました。自分の感覚にないような表現で音楽のことを語ってくださるので、本当におもしろい時間でしたね。お互いハッとしたり、「えぇ、そうとらえるんだ!」ということがよくありました。
オッフェンバックの《天国と地獄》だったかな。衣良さんが「僕は天国より地獄に行きたい。天国なんてつまんないよ、地獄のほうがいろいろおもしろそうだよね」と言っていて、地獄に行きたい人がいるんだ、と衝撃でしたね。(笑)。でも確かに作家の目線で言ったら、天国は書くことがないだろうなぁ。
―― 作曲家としては天国と地獄、どちらがおもしろそうですか?
わたしは絶対に天国です、キラキラしていて書きやすそう(笑)。
―― 逆に番組出演において大変だったことはありましたか?
毎週テーマにする曲がひとつ決まっていてそれを掘り下げるという番組でしたが、その“テーマにする曲”が会議で決まると、作品を分解して解説をします。このアナリーゼのような作業をわたしがやるのですが、楽譜を読めないようなスタッフへ向けて、その曲がどんな成り立ちでできて、どこが聴きどころで、こんなところがおもしろいからこの曲は名曲だ―― と、ひととおり伝えて納得させなければいけません。そこからさらに、スタッフがおもしろいと思う部分を掘り下げていく、という作業を毎週やっていたので、本当に大変でした。ぶっちゃけNHKのスタッフよりわたしの方が大変だったと思う(笑)。
打ち合わせの部屋に専用のキーボードを置いてもらって、それを弾きながら説明していたなぁ。いろんな切り口を探して探して、視聴者のみなさんに納得してもらえるような内容をスタッフみんなで一緒に見つけていく作業です。とても楽しかったのですが、すごく大変でした。
―― その“テーマにする作品”は加羽沢さんが選ばれていたのですか。
いえ、違うんです。知らない曲が多かったので、音源を聴きながら用意してもらったスコアや資料を見て、自分の感性で「あ、これがおもしろいな」「自分だったらこうする or しないなぁ」という部分に全部マークを付けていました。そしてそのなかから、スタッフがピンとくるものを掘り下げていきます。
―― 加羽沢さんがいま全国でされている「解説コンサート」に近しいものを感じます。
番組というフィルターを通すまでは、作品を聴いても自分の感覚で「ここおもしろいな」と思う部分があっただけで、それをいちいち分析してまた解説する、ということ自体がなかった。単なる好みで自分が好きな曲を選曲しているだけでした。
ららら♪クラシックでは「一番知っている先生の立ち位置」として番組に出演していたので、スタッフや視聴者の方の反応を見て「こんなこともおもしろいと思ってもらえるんだ」と、わたしにとっても毎週勉強になっていました。自分のコンサートではそれらを存分に取り入れているので、番組にはとても感謝しています。
ふだんは「絶対に」聴けないコンサートをお楽しみください!
―― ここからは、2025年10月30日(木)に福岡シンフォニーホールでおこなわれる「ららら♪プレミアムコンサート 石田泰尚 Violin × 加羽沢美濃 Piano」についてうかがっていきましょう。ご共演のヴァイオリニスト・石田泰尚さんとは以前からのお知り合いですか?
昨年もコンサートでご一緒しました。わたしの周年コンサートにも出ていただいています。石田さんは、わたしがNHKでラジオをやっていたころにゲストで出演していただいたのが最初の出会いで、もう25年近く前になります。そんなに前だったんだ!
―― 最初の印象はどうでしたか?
音のきれいな優しい方、です。紳士で優しくて、あのきれいな音のそのまんまの印象でした。でも年月が経つとともにだんだん尖るというか、怖い感じの見た目になって、それがもうおもしろすぎて(笑)。
公演を聴きに行っても「コンマスがそんなに股を広げて座っていいの!?」ってくらい、幅利かせて座るから、気になりすぎて集中できないですよ! だからなにかのときに聞いてやろうと思っていたら、タイミング良く石田さんのコンサートで司会をするお仕事がありまして。「足の話なんですけど……」「ちょっと隣の人にもどうかと思うんですけど……」「どうにかなりませんか……?」とMCでしっかり聞いてみました(笑)。
―― 加羽沢さんしか聞けないのでは?(笑) 答えはどうでしたか?
あの足の幅が大事なんだそうです。「俺について来い」という意思表示だから止められませんね、とのことでした(笑)。
―― みなさんも長年の謎が解けたのではないでしょうか(笑)。加羽沢さんは石田さんとたびたびご共演されていますが、一緒に演奏していて楽しい部分はどこですか。
音楽がアグレッシブな方なので、一度波に乗ったら荒波に突っ込んでいくようなエネルギッシュさが、ご一緒していてとても楽しいです。丁々発止というか、こちらが投げかけたことに応えてくれる、音楽を通してのコミュニケーションが心地いい。言葉の会話はまったくかみ合わないんですけど(笑)。
―― そうなんですか!?
音楽だと、こちらが投げかけたことをぜんぶ聴いてくれていて、それらすべてに対して応えてくれるんですよ。言葉を超えてこちらの気持ちが届いているんだな、という安心感があります。
いや、言葉の会話も、ふだんは楽しくおしゃべりする人なのに、本番になるとえらい無口になるといった方がいいかな……。いろいろ聞いても、そこまで答えてくれるの? ってくらいなんでも教えてくれる人なんですよ、本当は。でも、ステージの上ではかみ合わない(笑)。
―― このお話を聞いたあとだと、ますます本番が楽しみになりますね(笑)。そしてそんなおふたりの、今回の聴きどころも教えていただけますか?
石田さんの音色は本当に美しいので、まずそれをお楽しみいただきたいです。それとやっぱり、さっきも出たような丁々発止のやり取りですね。ピアノとヴァイオリン、たったふたり、たったふたつの楽器であの大きなステージの空間を埋めるのは、やはりすごいエネルギーのぶつかり合いでもあります。そういったコミュニケーションをぜひ楽しんでください。
あとはやっぱり、かみ合わないトークをお楽しみに(笑)。石田組でも、オーケストラでも見られない石田さんが見られます。わたしの手にかかって、どこまで石田さんがベールを脱ぐか? 楽しみにしていてください(笑)。
―― それはますます気になってしまいます(笑)。ちなみに本番でしか聴けないアドリブ的なかけ合いはされる方ですか?
石田さんは基本的に譜面通りなんです。偶然的や即興的なものはあまりないのですが、事前の合わせやリハーサルをほとんどしない方で、お互いがちゃんと必要事項を確認できていればあとは飛び込んで楽しもう、というタイプです。譜面通りやる方なんだけど、今日はここ、どう来るかな? ってけっこうドキドキしながら弾いています。
―― ご共演されるにあたって、加羽沢さんが石田さんに「これは絶対に弾いてほしい!」と思って入れたプログラムはありますか。
わたしの作品なのですが、《プリンセス・ワルツ》という曲です。“夢見る夢子ちゃん”みたいな、すっごく楽しくてかわいいハ長調のワルツ。本当は石田さんにウェディングドレスを着て弾いてほしいくらい、とってもとってもかわいい曲です(笑)。あのかわいい作品を、石田さんがどう調理するのかとても気になっていて、絶対入れたいと思っていました。
―― とんでもないことを聞いてしまった気がします(笑)。石田さんからはどんな提案がありましたか?
ただひたすらに美しい、《タイスの瞑想曲》のような、石田さんの魅力を存分に堪能できる作品などを提案されました。石田さんの演奏は「情熱と冷静のはざま」的なタイプなので、その両極端な音楽性をものすごいクオリティで表現されるのが魅力ですよね。どちらも楽しめるようなプログラムが詰まっていますよ。
―― そこへ《プリンセス・ワルツ》をぶつけてくるのが加羽沢さんですね(笑)。これは絶対に楽しい公演になりそうです。また今回の公演は福岡が会場ですが、福岡にはどんなイメージを抱かれていますか?
やっぱり食の街というか、なにを食べてもおいしいですよね。ちょくちょく行っていますが、焼き鳥も鳥皮も水炊きもお魚も、毎回何を食べてもおいしいんです。屋台も楽しいし。今回の公演は10月末なので、そろそろ水炊きかな? 楽しみです。
―― ありがとうございました。それでは最後になりますが、公演を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。
石田さんはお忙しい方なので、なかなかご一緒できる機会がない分、わたしにとっても1回の公演に対する思いは強いです。貴重な公演なのでとても楽しみですし、わたしたちふたりの“丁々発止の”音楽でのやり取りをぜひ聴いてくださいね。もちろん、“かみ合わない”トークもお楽しみに(笑)。
<文・取材 浅井彩>
今後の公演情報
公演名 | ららら♪プレミアムコンサート 石田泰尚 Violin × 加羽沢美濃 Piano |
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日時 | 10月30日(木) 19:00開演(18:15開場) |
会場 | 福岡シンフォニーホール |
出演 |
[ヴァイオリン]石田泰尚 [ピアノ]加羽沢美濃 |
プログラム |
エンニオ・モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス アストル・ピアソラ:リベルタンゴ 加羽沢美濃:チルソクの夏 坂本龍一:戦場のメリークリスマス ジュール・マスネ:タイスの瞑想曲 ほか |
チケット | 全席指定:S席6,800円 A席5,800円 A席4,800円 |
詳細 | 詳細はこちらから |
お問い合わせ |
ヨランダオフィス・チケットセンター TEL:092-406-1771(10:00~18:00) |
加羽沢美濃(Mino Kabasawa)
神奈川県横須賀市出身。東京藝術大学卒業、同大学院修了。
1997年、東京藝術大学大学院在学中に日本コロムビアから発売されたCDを皮切りに、現在までにドイツ・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団との共演を含む、20枚を超えるCDが発売されている。
オーケストラや室内楽、吹奏楽、歌曲など、多くの委嘱依頼に応え作曲活動を行うほか、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京交響楽団、広島交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団など、日本を代表するオーケストラと共演。
器楽奏者や声楽家、ポップス演奏家のための作編曲を行っているほか、多くのソリストに楽曲提供もしており、共演ピアニストとしても評価が高い。演奏会で披露するピアノによる即興演奏は、聴衆に特に人気がある。
テレビドラマの音楽、映画や舞台のサウンドトラックを担当するなど、幅広いジャンルの音楽を制作している。
活動の場は極めて多岐にわたり、テレビの音楽番組の司会も務める。
近年は、作曲家の視点からクラシック音楽をわかりやすく解説するレクチャーコンサートや、ジャンルを超えたコラボレーションの試みにも意欲的に取り組んでいる。
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