
<2026年2月11日 福岡・黒崎ひびしんホール> 北九州マリンバオーケストラRIMは、世界的にもめずらしい、マリンバと打楽器だけで編成されたオーケストラである。北九州に在住の奏者や、北九州に縁のある奏者で構成され、現在17人のメンバーが所属している。常任指揮者・音楽監督を、福岡県飯塚市出身の作曲家・編曲家、片岡寛晶が務めている。2014年に発足し、2015年の第1回定期演奏会から、舞台上にマリンバがずらりと並ぶ壮観さと豊かなサウンドで、多くの打楽器ファンをとりこにしてきた。
12回目の定期演奏会となる本公演は二部構成となっている。第1部では「~歌とマリンバの世界~」と題し、福岡県上毛町出身のバス・バリトン歌手の新見準平をゲストに迎え、シューベルトの《魔王》や、デンツァの《フニクリ・フニクラ》などの名曲を披露する。第2部では、片岡寛晶編曲によるムソルグスキーの《展覧会の絵》が、編曲者自身のタクトで演奏される。ピアノ独奏曲として書かれ、オーケストラ、室内楽、吹奏楽、マンドリンオーケストラ、シンセサイザー、さらには歌詞を加えた混声合唱や、ロック、ジャズなど、ジャンルの枠組みを超えてさまざまな編成に編曲されてきた《展覧会の絵》だが、マリンバオーケストラのための編曲は世界的にもめずらしく、まさに唯一無二のサウンドと言えるだろう。
マリンバの魅力、打楽器の魅力、そしてマリンバと歌というふだんなかなか聴くことのない組み合わせのおもしろさに触れる貴重な機会だ。ぜひ、RIMの響きを体感してほしい。
<文・加藤新平>
| 公演名 | 北九州マリンバオーケストラ RIM Concert vol.12 Challenging! |
|---|---|
| 日時 | 2026年2月11日(水) 14:00開演(13:00開場) |
| 会場 | 黒崎ひびしんホール 大ホール |
| 出演 |
【北九州マリンバオーケストラRIM】 [指揮]片岡寛晶 [マリンバ]岩﨑雅子、上村梨世、小野香織、川上恵子、木下昌子、佐々木みちる、島田亜希子、竹内典子、楢橋純子、松尾桃花、松本麻里、松本眞弥、椋尾奈穂、村岡慈子、守田智紀子、吉田実奈子、若菜陽子 |
| チケット | 全席指定:3,500円 |
| お問い合わせ |
黒崎ひびしんホール TEL:093-621-4566 |

















