
<5月3日 東京・サントリーホール> クラシック音楽漫画の金字塔とも評される「のだめカンタービレ」(略称・のだめ)。次々に繰り広げられる迫力の演奏シーンと、主人公ののだめと千秋の恋の行方にハラハラドキドキした方も多いのでは。さぁ、このコンサートで、その“ときめき”を追体験しようではないか。
念のため、二ノ宮知子原作の漫画「のだめカンタービレ」のあらすじを復習しておこう。音大のピアノ科3年に在籍する野田恵(のだめ)と出会った、同じピアノ科の先輩でエリート学生にして内心は指揮者を目指す千秋真一は、破天荒な天才肌タイプで勝手に曲をアレンジして弾いてしまうのだめの演奏に魅せられる。その才能を伸ばそうとする千秋と、彼に思いを寄せるのだめの音楽と恋の行方はどうなるの!? と、ついつい続きが気になるストーリーだ。
2001年から2010年まで続いた女性漫画誌「Kiss」(講談社)での連載は、スタート間も無くから人気に火がつき、2006年10月から12月まで連続ドラマが、その特別編として2008年1月に「のだめカンタービレ 新春スペシャル in ヨーロッパ」が放送された。テレビドラマの続編として2009年から翌2010年には映画「のだめカンタービレ 最終楽章」二部作が公開されるなど、映像でも大いに人気を博している。
「歌うように・表情豊かに」という意味のイタリア語「カンタービレ」を全身で表現し、聴く人の心をとらえたのだめの演奏。このコンサートでは、作品に登場するベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番《悲愴》より第2楽章、ラヴェル《ボレロ》などを、YouTubeで活躍するピアニスト石井琢磨、菊池亮太、ござ、Budoの4人が最大4台のピアノで披露する。のだめファンはもちろん、ファンならずとも“のだめワールド”を楽しめる時間になるだろう。小学生から鑑賞できるので、ご家族やお友だちと一緒にサントリーホールに足を踏み入れると、ピアノの世界がグッと身近になり、楽しいものと感じられるに違いない。
※このコンサートは、2025年5月3日(土・祝)~6日(火・休)の4日間、サントリーホール 大ホール、ブルーローズ(小ホール)およびアーク・カラヤン広場で開催される、世界最大級のこどもを対象にしたクラシック音楽フェス「こども音楽フェスティバル 2025」のプログラムのひとつです。
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<文・小畑智恵>
公演名 | ピアノで聴く『のだめカンタービレ』BEST |
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日時 | 5月3日(土・祝) 16:30開演(15:50開場) |
会場 | サントリーホール 大ホール |
出演 | [ピアノ]石井琢磨、菊池亮太、ござ、Budo |
プログラム |
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番《悲愴》より第2楽章 ラヴェル:ボレロ ほか |
チケット |
全席指定 ※すべて税込み、未就学児入場不可: S席こども(小1~19才)2,000円/S席保護者(20才以上)5,000円 A席こども(小1~19才)1,500円/A席保護者(20才以上)3,500円 P席こども(小1~19才)1,000円/P席保護者(20才以上)2,500円 大人のみ6,500円 視聴チケット(アーカイブ配信あり) 2,000円 |
お問い合わせ |
サントリーホール TEL:0570-55-0017 |