
<5月28日 愛知県芸術劇場> 国内外で活躍する超一流の演奏家を招聘する形で開催されてきた、東海テレビ主催「スーパークラシックコンサート」が、2026年に第30回の開催を迎える。1997年の初開催以来、多くの中京地域のクラシック音楽ファンを唸らせてきた。
本公演に登場するのは、ペトル・ポペルカ率いるウィーン交響楽団。1900年にフェルディナンド・レーヴェによって「ウィーン演奏協会管弦楽団」として設立されて以来、ブルックナーの交響曲第9番の世界初演を手がけるなど意欲的な活動を展開し、ウィーンを代表するオーケストラのひとつとして多くの人を魅了してきた。歴代の音楽監督にはヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ヘルベルト・フォン・カラヤン、ヴォルフガング・サヴァリッシュなど、日本のクラシック音楽ファンにもなじみ深い巨匠の名がずらりと並ぶ。2024年から音楽監督を務めているペトル・ポペルカは、プラハ放送交響楽団、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団のコントラバス奏者として活躍したのち、作曲家・指揮者に転身した経歴の持ち主。2020年から2023年までノルウェー放送交響楽団首席指揮者を務め、2023年からは古巣プラハ放送響楽団の首席指揮者兼芸術監督を務めている。
本公演は、ドヴォルザークの序曲《謝肉祭》で幕を開ける。カーニヴァルの華やかな雰囲気を音で描いた作品で、祝祭的な響きに満ちている。
ラヴェルのピアノ協奏曲のソリストには角野隼斗が登場。2021年、ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ受賞をきっかけに人気を博し、2025年11月29日にKアリーナ横浜で開催したコンサートでは、「屋内ソロピアノ公演でのチケット最多販売数」でギネス世界記録を獲得した。ジャズのテイストも取り入れ、室内楽的な緻密なアンサンブルが求められる作品を、角野がどう解釈して聴かせてくれるか、期待が高まる。
プログラムのメインを飾るのは、ドヴォルザークの交響曲第9番《新世界より》。ニューヨークのナショナル音楽院院長として滞在中に、作曲者が故郷のボヘミアに思いを馳せながら書きあげた作品で、郷愁と哀愁に満ちた旋律は聴く者の胸を打つ。第2楽章の旋律は《家路》《遠き山に日は落ちて》などの題で日本でも愛唱歌となっている。
ドヴォルザークとラヴェル、時代も出身国も異なる作曲家ながら、ともに自身のルーツを大切にし、民族的・地域的な音楽語法を芸術音楽に積極的に取り入れた点で共通している。最高の演奏で珠玉の名曲を堪能できる貴重な機会を、存分に楽しんでほしい。
<文・加藤新平>
| 公演名 | ペトル・ポペルカ指揮 ウィーン交響楽団 ピアノ:角野隼斗 |
|---|---|
| 日時 | 5月28日(木) 18:45開演(18:00開場) |
| 会場 | 愛知県芸術劇場 コンサートホール |
| 出演 |
[指揮]ペトル・ポペルカ [ピアノ]角野隼斗 [管弦楽]ウィーン交響楽団 |
| プログラム |
ドヴォルザーク:序曲《謝肉祭》、交響曲第9番《新世界より》 ラヴェル:ピアノ協奏曲 |
| チケット | 全席指定:S席30,000円 A席25,000円 B席20,000円 C席15,000円 U25 3,000円 |
| お問い合わせ |
東海テレビ放送 事業部 TEL:052-954-1107 |





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