
<5月10日 香川県県民ホール> 「ららら♪クラブ」読者のみなさまは、ミュンヘンのゲルトナープラッツ州立劇場をご存じだろうか。1865年に、ミュンヘン第2の劇場として開場した当初は、当時最先端のジャンルであったドイツ語のオペレッタを主に上演していた。その後はオペレッタだけでなく、オペラ、ミュージカルを幅広く取り上げており、近年では新作オペラの世界初演も手掛けるなど、意欲的な活動を続けている。ゲルトナープラッツ州立劇場管弦楽団は、劇場の幅広いプログラムをカバーするだけでなく、バロックから現代音楽まで多様なレパートリーをもち、劇場とともに、ミュンヘン市民に長年愛されてきた。
ドイツ出身の指揮者ミヒャエル・バルケが本公演のタクトを執る。2022年にゲルトナープラッツ州立劇場でデビューを果たし、翌年から首席客演指揮者を務めている。プログラムはワーグナーの歌劇《ローエングリン》第3幕への前奏曲で幕を開ける。オーケストラの性能をフルに活かした快活な楽曲であり、祝典的な雰囲気に満ちている。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番 ハ短調のソリストを務めるのは、2016年にフランツ・リスト国際ピアノコンクールで第1位、2021年にエリザベート王妃国際音楽コンクール第4位入賞を果たし、近年では作曲家としても目覚ましい活躍を見せている阪田知樹。「ピアノ協奏曲全曲演奏会」を開催するなど、ラフマニノフの作品にはとりわけ思い入れの強い阪田が、名曲をどう聴かせてくれるか楽しみだ。
ハイドンのトランペット協奏曲変ホ長調のソリストには、2009年生まれの若き俊英、児玉隼人が登場。2024年に第39回日本管打楽器コンクールトランペット部門において、全部門での史上最年少で第1位に輝き、2025年には第6回ウィーン国際音楽コンクールで金賞を獲得するなど、確かなテクニックと豊かな表現力でまさに飛ぶ鳥を落とす勢いの児玉が、ハイドンの傑作に新たな命を吹き込む。
プログラムの締めくくりは、リヒャルト・シュトラウスの《ばらの騎士》組曲。1911年の初演以来大人気を博し、ドイツ・オペラというジャンルを代表する作品から選りすぐりの名場面を束ねたオーケストラのための組曲だ。ミュンヘンを代表するオーケストラと、日本を代表する若手演奏家のコラボレーションに、大いに期待したい。
<文・加藤新平>
| 公演名 | ミヒャエル・バルケ指揮×阪田知樹(ピアノ)×児玉隼人(トランペット) with ミュンヘン・ゲルトナープラッツ州立劇場管弦楽団 |
|---|---|
| 日時 | 5月10日(日) 14:00開演(13:15開場) |
| 会場 | レクザムホール(香川県県民ホール) 大ホール |
| 出演 |
[指揮]ミヒャエル・バルケ [ピアノ]阪田知樹 [トランペット]児玉隼人 [管弦楽]ミュンヘン・ゲルトナープラッツ州立劇場管弦楽団 |
| プログラム |
ワーグナー:歌劇《ローエングリン》第3幕への前奏曲 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18 ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 R.シュトラウス:『ばらの騎⼠』組曲 |
| チケット | 全席指定:S席13,000円 A席11,500円 B席9,000円 C席7,500円 U25(25歳以下)4000円 |
| お問い合わせ |
香川県県民ホールサービスセンター TEL:087-823-5023 |




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