
<2026年2月26日 東京・サントリーホール ほか> ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共に世界の頂点に並び立つオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。その精鋭メンバーによるベルリン・フィル八重奏団は結成から80年以上活動を続け、同楽団が組織する室内楽団でもっとも長い歴史と伝統を誇る。
1928年、シューベルトの八重奏曲を演奏するために8人の楽員が集まったことに始まり、以降、欧州各地で演奏活動を展開。第二次世界大戦後は世界に舞台を広げ、1957年の初来日以来、日本にも定期的に訪れて根強いファンを獲得している。重奏楽団もさまざまだが、同団は第一、第二ヴァイオリンとヴィオラ、チェロという弦楽四重奏に、コントラバス、クラリネット、ホルン、ファゴットという編成だ。オーケストラの楽器構成が凝縮されており、コンパクトさ故の精緻さと、豊かな響きを併せ持っている。
プログラムは結成のきっかけとなり、今や楽団の名刺代わりともいえるシューベルトの八重奏曲、ドヴォルザークの原曲を八重奏版に編曲した《5つのバガテル》、19世紀末から20世紀前半にかけて指揮者・作曲家として活動したカウンの八重奏曲。《5つのバガテル》は、足踏みオルガンのパートを管楽器に移し替えた舞曲的な作品。カウンの曲は第一ヴァイオリンの樫本大進が気に入って2020年用のツアーに提案し、全員一致で採択したという、近年のお得意レパートリーだ。楽団のエッセンスを詰め込んだような選曲で、歴史と伝統の“今”を聴かせてくれるに違いない。
<文・小出和明>
| 公演名 | ベルリン・フィル八重奏団 |
|---|---|
| 日時 | 2026年2月26日(木) 19:00開演(18:20開場) |
| 会場 | サントリーホール 大ホール |
| 出演 |
[ヴァイオリン]樫本大進、ロマーノ・トマシー二 [ヴィオラ]アミハイ・グロス [チェロ]オラフ・マニンガー [コントラバス]エスコ・ライネ [クラリネット]ヴェンツェル・フックス [ホルン]シュテファン・ドール [ファゴット]シュテファン・シュヴァイゲルト |
| プログラム |
ドヴォルザーク(ウルフ=グイド・シェーファー編):5つのバガテル(八重奏版) フーゴ・カウン:八重奏曲 ヘ長調 シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D803 |
| チケット | 全席指定:S席9,000円 A席7,500円 B席6,000円 |
| お問い合わせ |
ジャパン・アーツぴあ TEL:0570-00-1212 |
| そのほかの公演 |
●2026年2月21日(土) 枚方市総合文化芸術センター(関西医大 大ホール) お問い合わせ/枚方市総合文化芸術センター TEL:072-845-4910 ●2026年2月22日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 お問い合わせ/BSNイベントダイヤル TEL:025-247-0900 ●2026年2月23日(月・祝) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール お問い合わせ/兵庫県立芸術文化センター チケットオフィス TEL:0798-68-0255 ●2026年1月31日(土) 住友生命いずみホール お問い合わせ/ABCチケットインフォメーション TEL:06-6453-6000 ●2026年2月28日(土) 周南市文化会館 ★7名の特別編成にて演奏 お問い合わせ/周南市文化会館 TEL:0834-22-8787 ●2026年3月1日(日) ミューザ川崎シンフォニーホール ★7名の特別編成にて演奏 お問い合わせ/神奈川芸術協会 TEL:045-453-5080 |
|---|

















