
<2026年1月26日 神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホール ほか> 2025年はショパン国際ピアノコンクールの開催年にあたる。今大会は日本人出場者も多く、一段とショパン・コンクールへの注目が高まっている。歴代の優勝者には、第6回のマウリツィオ・ポリーニ、第7回のマルタ・アルゲリッチ、第9回のクリスティアン・ツィメルマン、第10回のダン・タイ・ソン、第11回のスタニスラフ・ブーニンなど、クラシック音楽界を代表する名手がずらりと並ぶ。
2005年の第15回、21世紀初のショパン・コンクール優勝者となったのが、ポーランドのラファウ・ブレハッチだ。優勝、マズルカ賞、ポロネーズ賞、コンチェルト賞、ソナタ賞、聴衆賞を総なめにする活躍で、多くのピアノ・ファンを熱狂させた。
2026年1月から2月にかけて、そのラファウ・ブレハッチが日本でリサイタルを開催する。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第14番《月光》、シューベルトの《4つの即興曲》という古典派の名作と、ショパンの《舟歌》、《バラード》第3番、《3つのマズルカ》、そして《スケルツォ》第3番を披露する。ブレハッチが得意とする曲目で、ショパン・コンクールでの名演がファンの記憶に刻まれている《舟歌》がプログラムに入っていることや、ベートーヴェンの《月光》に始まり、ショパンの《スケルツォ》第3番で締めくくられる、「嬰ハ短調」を軸にした構成も楽しみだ。
ショパン・コンクール優勝から20年、クラシカルな均整を重んじる美学と、さらに磨き上げられた楽曲解釈。ラファウ・ブレハッチの現在と未来を、ぜひ演奏を通して感じてほしい。
<文・加藤新平>
| 公演名 | ラファウ・ブレハッチ ピアノ・リサイタル |
|---|---|
| 日時・会場 |
●2026年1月26日(月) 19:00開演(18:15開場) ミューザ川崎シンフォニーホール ●2026年1月29日(木) 19:00開演(18:20開場) 東京芸術劇場 コンサートホール ●2026年2月3日(火) 19:00開演(18:20開場) サントリーホール 大ホール |
| 出演 | [ピアノ]ラファウ・ブレハッチ |
| プログラム |
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番《月光》 嬰ハ短調 Op.27-2 シューベルト:4つの即興曲 D899 Op.90 ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60、バラード第3番 変イ長調 Op.47、3つのマズルカ Op.50、スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39 |
| チケット |
【神奈川公演】 全席指定:S席9,000円 A席7,000円 P席5,000円 【東京芸術劇場・サントリーホール公演】 全席指定:S席9,000円 A席7,500円 B席6,500円 C席5,000円 |
| お問い合わせ |
ジャパン・アーツぴあ TEL:0570-00-1212 |
| そのほかの公演 |
●2026年1月23日(金) 愛知県芸術劇場 コンサートホール お問い合わせ/中京テレビクリエイション TEL:052-588-4477 ●2026年1月25日(日) 所沢市民文化センターミューズ アークホール お問い合わせ/ミューズチケットカウンター TEL:04-2998-7777 ●2026年1月28日(水) 札幌コンサートホールKitara お問い合わせ/TVhテレビ北海道 事業部 TEL:011-351-7277 ●2026年1月31日(土) 住友生命いずみホール お問い合わせ/ABCチケットインフォメーション TEL:06-6453-6000 ●2026年2月1日(日) 米子コンベンションセンター 多目的ホール お問い合わせ/新日本海新聞社西部本社 TEL:0859-34-8813 |
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