
<12月6日 栃木・宇都宮市文化会館> 年末になると日本全国で演奏会が開催され、1年を締めくくる季節の風物詩になっているベートーヴェンの「第九」。宇都宮市で活動する宇都宮第九合唱団も毎年12月に「第九」演奏会を開催している。活動は実に長きにわたり、新型コロナウイルスの脅威に見舞われた2020年も、練習もままならぬ状況のなか、ぶっつけ本番で屋外演奏会をするなどその伝統の灯火を絶やさなかった。第44回となる今年の公演は、2018年登場以来の広上淳一が指揮を振る。エネルギッシュな「第九」が聴けそうだ。
ベートーヴェンの交響曲第9番は、彼のそれまでの人生の集大成のような作品であるが、合唱とオーケストラによる大団円は非常に華々しい。〈歓喜の歌〉とも呼ばれるこの歌の歌詞も人類の友愛を歌ったものであり、1年を締めくくり、新たな年を迎えるためのイベントにふさわしい。
宇都宮第九合唱団の団員たちも、この曲を歌わなければ1年を締めくくることができないと言う。皆で歓びを分かち合う年末の風物詩を、今年も宇都宮で楽しんではいかがだろうか。
<文・山下実紗>
公演名 | 宇都宮第九合唱団第44回第九演奏会 |
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日時 | 12月6日(土) 15:30開演(14:30開場) |
会場 | 宇都宮市文化会館 大ホール |
出演 |
[指揮]広上淳一 [管弦楽]日本フィルハーモニー交響楽団 [ソプラノ]砂川涼子 [メゾソプラノ]金子美香 [テノール]工藤和真 [バリトン]高橋宏典 [合唱指揮]佐藤和男 [合唱]宇都宮第九合唱団 |
プログラム |
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125 モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618 ニ長調 |
チケット | 全席指定:S席6,500円 A席5,500円 B席4,500円 学割(B席のみ)3,500円 |
お問い合わせ |
宇都宮第九合唱団事務局 E-mail:utsunomiyabet9@gmail.com |