
<5月31日 東京エレクトロンホール宮城> 日本人は「三大〇〇」という表現が好きだ、とよく言われる。クラシック音楽の世界でも、三大テノール、古典派三大巨匠など、その例は枚挙にいとまがない。五大学や百人一首、百名山なども、同じ感覚の延長線上にあるのかもしれない。
そんな“日本人の心”をくすぐるコンサートが、このたび仙台で開催される。その名も《三大ヴァイオリン協奏曲の饗宴》。プログラムに並ぶのは、ヴィヴァルディ《四季》、メンデルスゾーン、そしてチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。いずれも高い人気を誇る名作だが、これらを一夜で、しかも「生演奏」で聴ける機会は、ありそうで実はなかなかない。明るく晴れやかな旋律、胸を締めつけるような抒情、哀愁を帯びた歌心。疾走感あふれるパッセージに息をのみ、圧巻の技巧にため息をつき、やがてフィナーレの熱狂へと巻き込まれていく——。
100年、200年の時を超えて弾き継がれてきたこれらの作品には、悪魔的とさえ言いたくなるほどの強い引力が宿っている。この高密度なプログラムのソリストを務めるのは、ヴァイオリニスト松田理奈。時代も様式もまったく異なる3つの協奏曲を、彼女がどのように描き分けるのか。その表現に大きな期待が寄せられる。
クラシック音楽を初めて聴く人にも、これらの名曲を聴き尽くしてきたファンにも、等しくすすめたい一夜である。
<文・尾崎羽奈>
| 公演名 | 三大ヴァイオリン協奏曲の響宴 |
|---|---|
| 日時 | 5月31日(日) 15:00開演(14:15開場) |
| 会場 | 東京エレクトロンホール宮城 |
| 出演 |
[ヴァイオリン]松田理奈 [指揮]円光寺雅彦 [管弦楽]仙台フィルハーモニー管弦楽団 |
| プログラム |
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集《和声と創意の試み》Op.8より〈四季〉 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 ※曲目は変更になる可能性あり ※ヴィヴァルディ〈四季〉は、松田理奈の弾き振り、円光寺雅彦指揮は、メンデルスゾーン・チャイコフスキーの2曲の予定 |
| チケット | 全席指定:S席8,800円 A席7,700円 B席6,600円 U-25(当日引換券)3,300円 |
| お問い合わせ |
キョードー東北 TEL:022-217-7788 |





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