激動の2020年。まさかコンサートホールで音楽を聴くことがこれほど困難になる日が来ると、いったい誰が想像したでしょう。ヴァイオリニスト古澤巖(いわお)は、そんな状況の中にあっても、常に最高のパフォーマンスを私たちに届けるために、日々あらゆるアプローチでもってヴァイオリンを極め続ける一流の音楽家です。
昨年は2度にわたり「ららら♪クラシック」に登場。番組ではバッハの名曲から現代作曲家のタンゴ、さらにはハンガリーの民族舞踊を元にしたモンティの《チャールダーシュ》などを演奏しました。インタビューではその実に多彩なパフォーマンスに秘められた彼の「音楽にかける想い」に迫ります。40年近く演奏活動を続ける彼が今も昔も、そしてコロナ前も後も変わらずに持ち続ける古澤流、お客様への「もてなしの心」とは?
全てはいい音楽に通ずる
――ららら♪クラシック(以下、番組)でも、古澤さんとベルリン・フィルのメンバーとのアンサンブルツアーの様子が楽団員のコメントとともに取り上げられました。2015年から続くこのツアーも残念ながら今年(2020年)は叶わなかったですが、少しずつホールでの演奏が戻りつつあります。最近の様子について、教えていただけますか?
自分のソロで弾くコンサートでは必ず、お客さんには1席ずつ間隔をあけて座っていただいているんですが、その分、公演数を増やして対応しています。そうするとですね、ホールが「楽器」だということを再認識しました。ホールのキャパシティに対して少ない収容人数にすることで、響きがすごく良くなるんです。これまで常々「どうしてリハーサル(客席が無人の状態)ではこんなに上手に弾けるのに、本番になると(会場がお客さんで埋まった状態だと)上手くいかないんだろう」という疑問があったのですが(笑)、お陰で弾き方がガラリと変わりました。
あとは、配信をする公演が増えたことで今は編集用に録画した映像を確認する作業をしながら同時に、ここでこんな動きをするとこんな風に音が出るのか、と自分の演奏中の動きを見ながら勉強しています。
ちなみに、私は自分の演奏をチエックするのが苦手なのですが、葉加瀬太郎は自分のプレイバックを見るのが大好きな男ですよ(笑)。以前、三大ヴァイオリニスト(葉加瀬太郎、高嶋ちさ子、古澤巖によるトリオ)をやっていた時、公演が終わって翌日楽屋に行くと、机の上に葉加瀬くんが書いた前日のダメ出しが置いてあるんです。公演は3時間近くにも及ぶんですけど、めちゃくちゃ細かいところまでびっしり書いてある。それで、20回くらい公演をやった後に葉加瀬くんが「やっと少し良くなりましたね」っていうんです。
――それはすごい(笑)。葉加瀬さんは相当ストイックでいらっしゃるんですね。でも古澤さんもコロナによる演奏環境の変化をもご自身の糧にされているところ、長年のキャリアにも関わらず飽くなき向上心というものを感じます。それでも公演が立て込んだ際など、疲労が溜まった時はどうされていますか?
(迷いなく)サーフィンやりますね!
――マッサージや温泉などかと思いきや、意外でした。でも、疲れているのに敢えて?
そう、多い時は週4で海に行きます(笑)。常に違う公演プログラムを数本抱えていたりすると、頭がカチカチになっちゃうんです。サーフィンをすると、それがほぐれる気がします。
――そういえば番組でも「ビートの波に乗りたい」と仰られていましたね。サーフィンの他にも合気道やカーレースなど、古澤さんがお持ちの興味の幅広さが印象的でした。
世の中の人にとっては、それらは別々のものですが、僕にとっては音楽と同じです。一見繋がりがなさそうに見えるものの中に「これはヴァイオリンに使えるじゃないか!」と思える要素がたくさんあるので、全て音楽につながると思ってやっています。昨日も、とある巨匠の方がいつ死んでもおかしくない状況の中で手掛けた、まるで芸術作品のようなクルマを見にいったんですが、人が愛情をかけて関わった感動的な物語を持った車体に惚れ込んでしまうんです。そこには「欲しいから」と言う気持ちは無く、誰かが命をかけて作り上げたものを自分が代わりに大切にしたい、と言う思いの方が強いですね。そうして自分が感動させてもらった体験を演奏にフィードバックしたいんです。
「なぜ?納得できない!」音楽について問い続けた半生
――古澤さんが全てを捧げるヴァイオリンの演奏について伺いたいのですが、古澤さんはなぜこんなにも、クラシックの枠を超えて、多様な音楽ジャンルを演奏できるのでしょうか。
「音楽ってなんだろう」とか「人生ってなんだろう」とかその答えを見つける過程、いわば自分探しの中で出会っていったところがあります。
子供の頃はクラシック音楽をやっていましたが、日本でクラシックを演奏しているのはほとんど外国人でした。だから無意識のうちに外国人がやるもの、という印象を持ってしまったもので、日本人である僕が演奏してどんな意味があるのかなんて漠然と思いながら学んでいました。
その後留学しても、欧米から見れば極東である日本で生まれた僕が演奏する、ということが理解してもらえず、なんでお前が演奏するんだ、という扱いを受けました。そこである時、「音楽って何なのか」と聞いてみたんです。すると、誰も何も答えられないんですよ。また、「なぜここをそのように(楽譜に書いていないのに)演奏するのか」と聞いてみると同じ返答が返ってきました。答えは「みんながやっているから」なんです。例えばウィンナーワルツなんかは、3拍子で書かれているのに実際の演奏は2拍目に重さがかかる独特なリズム感になるのですが、この場合も楽譜には2拍目のことなんか何も書かれないんです。つまりフィーリングで演奏することが当たり前、のような風習があって、そんな「みんながやっているから」に納得できずにいました。なので、有名な人、自分が真似をしたいと思う人には「どうしてそのような演奏になるかのか、あなたにとって音楽って何?」と問い続けていましたね。
他にも、ある時ラテンの楽曲を弾かなければならなくなって、リズムを習得するのに週に9コマレッスンを取って、5年ほどダンス教室に通いました。おばちゃん達に混じって(笑)。最初は曲に合わせてステップを踏むタイミングがどうしても先生より早くなってしまって、全然一致しなくて大変でしたよ。
そういうことを繰り返していたので、いろんな曲を弾くたびに、本場の人はどうやって弾いているんだろうと考えて動く、という発想と探究が多様なジャンルの演奏に繋がっていったのでしょうね。
――なるほど、ラテンの音楽に取り組むときも徹底してそのリズム感を叩き込まれたのですね。最初からどんなジャンルでもやる、と言うよりは、ご自身が納得のいく演奏を極める中で、唯一無二の古澤スタイルが出来上がっていったと。
そうですね。仕事を選ばずにやってきて、――ある意味では選んでいたのかもしれないですが――色々な音楽を演奏するような場所に身を置くことで、「音楽ってなんだろう」とか、あらゆる疑問に納得したくて、その一心で演奏していましたね。誰かが正しい方に導いてくれる訳でもなく、むしろ誰も何も教えてくれないなかで、そうやって自分の前に立ちはだかる壁を突破していくのに必死でした。
――古澤さんにとって、音楽っていうとジャンルに限らずどれも等しく「音楽」になるのでしょうか。
優劣は無いですね。作品はどれも素晴らしいと思って弾いています。外国の民謡や民族音楽、タンゴ、ジプシーバンド色々やりますが、クラシックをやっている時に、それらを知っていて良かったな、と思うことが本当にたくさんありますね。知らないでやっていたら、プアーな表現になってしまっていただろうと思います。番組でもモンティの《チャールダーシュ》を弾きましたけど、そこにある音楽の断片が例えばベートーヴェンの演奏に役立つことがあるんですよ。行き詰まった経験というのはたくさんありますが、いろんな音楽を知っていることで、毎回突破してきたんだと思います。
「僕と一緒だ。」ジプシーたちの生活を目の当たりにして
――番組で披露された、躍動感溢れるモンティの《チャールダーシュ》ですが、古澤さんがコンサートで取り上げられていた80年代は、演奏会のレパートリーとしては珍しかったんですよね。
当時、葉加瀬くんと「ヴィンヤードシアター」というバンドを組んで演奏していました。ただその頃はモンティの《チャールダーシュ》は下世話な音楽だと認識されていてコンサートのラインナップに乗せてはならぬ、という鉄則があったんです。それでもあえて演奏したのは、ソフィスティケートされた聴衆に対して、そういう曲をブラームスやベートーヴェンなどクラシック音楽の作品と並べることで受け入れてほしい、という思いがあったからです。
それはいわば一か八かのある種の賭けだった訳ですが結果的には「吉」と出ましたね。今では世界中でヴァイオリニストのレパートリーになっているから、嬉しいです。
――その後ルーマニアをはじめとする東欧の国々へ旅をされたそうですが、そのことについてお話いただけますか?
僕はヴィンヤードシアターの後、90年から外国人と「タイフーン」というバンドを組んで、ルーマニアのバンド「タラフ・ドゥ・ハイドゥークス」*(以下、タラフ)のコピーをそれはそれは熱心にやっていました。タイフーンは99年に解散しましたが、2002年にNHKの「はるかなる音楽の道
〜さすらいのバイオリン〜」という番組の取材で、タラフの住んでいた村へ行くことができたんです。ちなみに僕らが解散したのは、タラフが来日したことがあって、本家である彼らが世界ツアーをするんだったら、もう僕たちの役目は終わった、と思ったからです。
*ルーマニアの首都ブカレストの南東、クレジャニ村のジプシー(ロマ)バンド。
長年演奏し、憧れた彼らの生活を垣間見ることで、「音楽」と「生きること」について考えさせられました。
――具体的には、どんなことでしょうか。
生きていくために、スリになるか音楽家になるかというような選択を迫られる、そういう環境に身を置いている人たちです。もし演奏ができたら、スリにならなくて済むので必死になる訳です。だから彼らにとって音楽は仕事であり、その技術は普通にクラシックを学んでいる人からしたら、とても真似できないような凄技でした。ジプシーの音楽家たちはある夜はダンスホールで演奏して、しかも外国のパーティーは一晩中やりますから、その間中、文句の一つも言わずに弾き続けるんですよ。そして昼間はゴミを集める清掃トラックに乗っていました。
彼らは演奏している時に、自分の感情を絶対に表に出さないです。だから、仮に楽しいとかヴァイオリンが弾けて幸せという感情よりも、演奏によってお金をもらうことが全てなんです。
そこで自分はどうかといったら、僕も、気持ち的には同じです。生活のスタイルこそ異なりますが、仕事のためだけにヴァイオリンを弾いてきたという意味では彼らと同じだと思いました。
例が特殊なんですけど、「ゴルゴ13」というマンガがありますよね。主人公のゴルゴは超一流のスナイパーだから、仕事は頼まれるんですが、やっていることは暗殺なんです。でも、彼が殺すことが好きで趣味でも同じことをやるかというと、そうではない。極端な例ですが、突き詰めると僕にとっても音楽ってそういうものです。楽器を一つ持って奏でるのであれば、僕もゴルゴが100%の確率で相手を仕留めるように、そのくらいのパワーでお客さんを満足させなければ意味がない。好きだからやっている、だから聞いてくださいね、というのは関係のない次元の話です。
――実際にタラフのメンバーにお会いになっていかがでしたか?
実は彼らの演奏は、自分が知っているどんなバンドよりも素晴らしいスーパーバンドで、僕は彼らの演奏から音楽づくりを学びました。彼らの演奏のバロック音楽に近いくらいの即興技術に圧倒されました。
彼らのそういう演奏や生活を目の当たりにして、僕もああいう方向に向かっていかなければいけない。お客さんのためだけに弾いているんだ、という自覚が本当に強く芽生えました。お客さんをさらに喜ばせるための何かを考えなきゃ、と。また、何度も何度も来てもらうためには、お客さんの度肝を抜かなければ、と。
コンサートでは、最高のおもてなしを
――とにかくお客さんに「尽くす」ことを大切にされている古澤さん。2021年1月以降も、注目の公演が目白押しです。まずは、「シックスアンリミテッド
コンサートツアー」についてですが、そのグループ名Six
Unlimited(無限大の6人)にも象徴されるように、各ジャンルのプロフェッショナルたちが集まっていますね。
Six Unlimitedのメンバー:左から小沼ようすけ(ギター)、古澤 巖
(ヴァイオリン)、塩谷 哲(ピアノ・音楽監督)、東儀秀樹(雅楽師)、
大儀見 元(パーカッション)、井上陽介(ベース)
そうですね、自分がこの曲が好きだとかは二の次で、とにかく演奏はお客さんに喜んでもらうためにやります。
今回の6人は楽器の演奏に関してはみんな超一流です。リハーサルでは、「いかにカッコよく決まるか」を見極めています。
――ジャンルも個性も違う面々が、どうやってあの溶け合うサウンドを作り出すのでしょう。
それは、全員が作品というファンタジーの中で自分がどんな演技(演奏)をすべきかという役割をきちんと把握しているからでしょうね。その状態で6人の奏でる音楽に、本番ではお客さんも加わることで、会場にはそれはそれはすごいエネルギーが生まれます。演奏しているとそのエネルギーが来るわ来るわ、ビンビン感じるんですよ。そうするともう、プレイヤーとお客さんの間にある利害関係とか立場とか関係なくなりますね。そして僕はステージ上で、他の5人が奏でる音の中に、これまで彼らが見てきたものや過ごしてきたであろう人生を感じながら演奏しています。だからね、僕、本番が楽しみでならないですよ。
――コンサートでの注目ポイントはどこでしょうか?
配置の話になりますが、ステージ中央にソルトくん(塩谷さん)がピアノの蓋を開けてどんと構えて、その後ろにパーカッションの大儀見さんがいます。僕にとっては、大儀見さんが核なんです。演奏って、彼がとるカウントで曲が始まり、曲中も彼がビートを刻みながら音楽の流れをコントロールしているからです。地球に例えてみると、大儀見さんが自転の速度や海の波の満ち引きという大地の動き=テンポを司る、いわば神様みたいな存在なんです。だから音楽を聴きながら「魂のビートとはこういうことか」と、ダイレクトに感じることができると思います。その上で、僕や東儀くんが人類のごとくメロディを奏でているようなもので、この6人が揃うと、大いなる大地にも匹敵するスケール感の音楽を体験できるはずです。
――共演されているメンバーについてですが、雅楽師の東儀秀樹さんとはもう20年来一緒に演奏されていらっしゃいますね。
僕がなぜ東儀くんと一緒に演奏するかというと、神に捧げる音楽である雅楽というものを彼はちゃんとできる、雅楽師として一流だからです。彼に出会って、あまりに神々しい演奏をするので、音をこういう風にして出すのか、ということを学びました。
――バロック音楽の公演も、「バロック
X’mas」「バロック音楽の昼と夜」と題して2020年12月から全国ツアーが続いていますね。聴きどころはどんなところでしょうか。
しらかわホール(名古屋)にて バロックアンサンブルのi
barocchi、TAIRIKさんと
ちょうど1年前くらいから、バロック音楽を改めて学び始めました。バロック音楽は、クラシックでいうと最古の音楽でいわばルーツとも言えるものなので、得るものが非常に多いんですね。
今回の公演でとても苦労したのは、普段はスチールの弦を張っているんですが、このコンサートだけ羊の腸の筋をよって作ったガット弦に張り替えて演奏していることです。ガット弦で演奏すると、楽器の鳴りが「嘘だろ!?」っていうくらい全然変わりました。他の楽器も、例えばチェロもバロックチェロだから、お馴染みのチェロとは少し違って、ピンを刺さないんですね。バロック音楽ならではの楽器の違い、そして音色もぜひ、会場で味わっていただきたいです。あと、バロックの昼と夜では、名曲だけでなく誰も聞いたことがないような昔の曲もプログラムに入っていますので、楽しみにしていただければと思います。
――そして今回共演されるのは、バロックアンサンブルのi
barocchiの皆さん、そして古澤さんと若手弦楽器奏者たちで結成された品川カルテットのメンバーでもある、TSUKEMENのTAIRIKさんですね。
i
barocchiのメンバーとは今回が初めての共演です。やはり、同じヴァイオリンや弦楽器を弾いている者同士でも、僕やTAIRIKくんが水兵隊だとしたら、彼らは陸上隊くらい違うんですよ(笑)。だから、彼らがする見たことも聞いたこともないような話、というのは大変刺激になりました。さすがバロックは音楽のルーツですから、例えば弓の使い方ひとつにとっても、武澤くん(同公演ではチェロとヴィオラ・ダ・ガンバを担当)から指摘されたことがあって、自分のテクニックを見直すきっかけになりました。一緒にやっているTAIRIKくんなんかも、相当プレイが良くなりましたよ!
――最後に、新型コロナウィルスを気にしながらの生活はもうしばらく続きそうですが、これから古澤さんのコンサートに来てくれる方に何かメッセージを送るとしたら、どんなことでしょうか。
お客さんがコンサートに来られるかどうかって、みなさんそれぞれのご判断かと思うんですが、僕らができることは、ずーっとこれから先も音楽をやり続けることであり、そのためには技術を磨きながら常に満足いただける演奏のネタを用意して、走り続けることだと思います。
――さすが古澤さん。「おもてなしの心」の塊ですね。
(取材・文 北山奏子)
今後の公演について
古澤巖×ベルリンフィルハーモニックストリングス
「愛のクリスマス」
日時・会場・料金 |
2021年12月11日(土) 開演13:30(開場12:45) 【会場】三井住友海上しらかわホール(名古屋) 【料金(税込)】S席:8,500円 A席:7,500円 2021年12月12日(日) 開演13:30(開場12:45) 【会場】東京オペラシティ・コンサートホール(東京) 【料金(税込)】S席:7,500円 A席:6,000円 2021年12月15日(水) 2021年12月16日(木) 2021年12月17日(金) 2021年12月18日(土) |
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出演 |
[ヴァイオリン]古澤 巖 ベルリンフィルハーモニックストリングス ※来日メンバーは後日発表 |
プログラム |
ブルッフ:スコットランド幻想曲 ロベルト・ディ・マリーノ:マリーノコンチェルト「第6番」 エンニオ・モリコーネ:The Ecstasy of Gold クリスマス曲 他 |
お問い合わせ |
2021年12月11日(土) クラシック名古屋 TEL:052-678-5310 2021年12月12日(日)、15日(水)、16日(木) キョードー横浜 TEL:045-671-9911(月~土11:00~18:00) 2021年12月17日(金) キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888 2021年12月18日(土) ヨランダオフィス・チケットセンター(10:00~18:00) TEL:0570-033-337(ナビダイヤル) TEL:092-406-1771 ※今後のコロナ禍の状況により内容及び出演者を変更させていただく可能性がございます。 |
詳細はこちら
Six Unlimited コンサートツアー
~オールスターズの企てSeason.2~
日程 |
2021年11月6日(土) 愛知県芸術劇場コンサートホール 公演 2021年11月7日(日) 2021年11月23日(火祝) 2021年12月1日(水) 2021年12月5日(日) 2021年12月22日(水) 2022年1月22日(土) |
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出演 |
東儀秀樹(雅楽) 古澤 巖(ヴァイオリン) 塩谷 哲(ピアノ・音楽監督) 小沼ようすけ(ギター) 大儀見 元(パーカッション) 井上陽介(ベース) |
詳細はこちら
古澤 巖(ふるさわ いわお)
1959年東京生まれ。3才半でヴァイオリンをはじめ毎日学生音楽コンクール中学生の部第1位、1979年日本音楽コンクール第1位。桐朋学園女子高校音楽科、桐朋学園大学首席卒業、小澤征爾の計らいでタングルウッド音楽祭に招待参加、クラズナーに学ぶ。文化庁給費留学生としてフィラデルフィアのカーチス音楽院(全員奨学生)卒業、バーンスタイン、チェリビダッケ等に学ぶ。イタリアアバドコンクール第1位。ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院に2年在籍、ヴェーグに学ぶ。またチューリッヒ、ロンドン、パリ、南仏でミルシテイン、ギトリスに学び1987年に帰国。
1986年木曽福島の夏のキャンプで葉加瀬太郎と出会い、初のジプシーバンドを開始。1988-91年、東京都交響楽団の世界ツアーの為、初のソロ・コンサートマスター(年間ソロ6回、コンサートマスター11回)に就任。CM「カフェグレコ」「ピースライトBOX」出演。90年代は海外の一流のメンバーとピアノ4重奏バンド「タイフーン」及びパリからの5重奏団「ソルティエ・ダーティスト(現在コルシカ音楽祭主催メンバー)」と年間150公演行い1999年に解散する。またギターの最高峰アサド兄弟と6年、天才高橋悠治と6年過ごし、2006年より葉加瀬太郎のHATSレーベルでpopsを開始。FM「ジェットストリーム」及び、RKB「新・窓を開けて九州」のテーマ曲、両毛線フラワーパーク駅の「Fine
Day!」を演奏している。今までに、ヨーヨーマ、グラッペリ、ペーターダム、プレトニョフ等と共演。葉加瀬太郎、高嶋ちさ子との「三大ヴァイオリニスト」、東儀秀樹、cobaとの「TFC55」の活動は2019年迄行った。現在はTAIRIKらとの「品川カルテット」及びベルリンフィル・メンバーによる弦楽5重奏とのXmasツアー等を行っている。2019年宗次コレクションより最高のストラディヴァリウス「サン・ロレンツォ」を生涯貸与。
COCO FARM
WINERY取締役、日向へべす大使、足利輝き大使、観音寺ふるさと応援大使、2017年よりテラモスレーシングチーム所属。全国の奉納演奏等も含め、年間150公演を行う傍ら2018年より洗足学園音楽大学客員教授就任。趣味はサーフィン。