<10月8日 東京・めぐろパーシモンホール> 世界的バンドネオン奏者 小松亮太が、厚い信頼を寄せる重厚なアンサンブルとともに、アルゼンチン・タンゴとヨーロピアン・タンゴをどちらも盛り込んだ贅沢なプログラムを繰り広げる。
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで1870~80年代、キューバのハバネラ、ウルグアイの黒人音楽カンドンベなどさまざまな国の音楽要素が混じり合って生まれたアルゼンチン・タンゴ。その情熱的なリズム、センチメンタルで哀愁あふれるメロディーに対して、第一次大戦後にヨーロッパの社交界で人気となったヨーロピアン・タンゴは、柔らかなリズムと甘い旋律を特色とする。後者は、日本ではコンチネンタル・タンゴとして昭和の時代から多くの人に愛されてきただけに、耳になじんでいるファンも多いだろう。
ウルグアイの音楽家ヘラルド・マトス・ロドリゲスにより1919年に作曲された《ラ・クンパルシータ》、タンゴの中でも知名度が高く、世界中のタンゴ楽団によってさまざまな解釈のもと演奏されている《エル・チョクロ》など、初期を代表する曲をはじめ、1938年にドイツで発表され、日本ではアルフレッド・ハウゼ楽団の代表的なレパートリーとして有名になった《碧空》。長く愛されているこれらのスタンダード・ナンバーに、アルゼンチンの作曲家でバンドネオン奏者であるアストル・ピアソラが一世を風靡した1974年作曲の《リベルタンゴ》が加わることで、時空を超えた「タンゴの世界」を味わえるプログラムだ。
小松亮太が率いるアンサンブルが解き放つパワフルでダイナミック、時に哀愁を帯びる豊穰な音色により、時代を経て深化し、愛され続ける「タンゴの世界」に酔いしれてみてはいかがか。
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで1870~80年代、キューバのハバネラ、ウルグアイの黒人音楽カンドンベなどさまざまな国の音楽要素が混じり合って生まれたアルゼンチン・タンゴ。その情熱的なリズム、センチメンタルで哀愁あふれるメロディーに対して、第一次大戦後にヨーロッパの社交界で人気となったヨーロピアン・タンゴは、柔らかなリズムと甘い旋律を特色とする。後者は、日本ではコンチネンタル・タンゴとして昭和の時代から多くの人に愛されてきただけに、耳になじんでいるファンも多いだろう。
ウルグアイの音楽家ヘラルド・マトス・ロドリゲスにより1919年に作曲された《ラ・クンパルシータ》、タンゴの中でも知名度が高く、世界中のタンゴ楽団によってさまざまな解釈のもと演奏されている《エル・チョクロ》など、初期を代表する曲をはじめ、1938年にドイツで発表され、日本ではアルフレッド・ハウゼ楽団の代表的なレパートリーとして有名になった《碧空》。長く愛されているこれらのスタンダード・ナンバーに、アルゼンチンの作曲家でバンドネオン奏者であるアストル・ピアソラが一世を風靡した1974年作曲の《リベルタンゴ》が加わることで、時空を超えた「タンゴの世界」を味わえるプログラムだ。
小松亮太が率いるアンサンブルが解き放つパワフルでダイナミック、時に哀愁を帯びる豊穰な音色により、時代を経て深化し、愛され続ける「タンゴの世界」に酔いしれてみてはいかがか。
<文・小畑智恵>
公演名 | 小松亮太 タンゴ・アンサンブル アルゼンチン・タンゴとヨーロピアン・タンゴの饗宴 |
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日時 | 10月8日(日) 16:00開演(15:30開場) |
会場 | めぐろパーシモンホール 大ホール |
出演 | [バンドネオン]小松亮太、北村聡 [ヴァイオリン]近藤久美子、専光秀紀 [ヴィオラ]吉田有紀子 [チェロ]松本卓以 [ギター]桜井芳樹 [ピアノ]熊田洋 [コントラバス]田中伸司 [パーカッション]小林照未、竹本一匹 |
プログラム | G.M.ロドリゲス:ラ・クンパルシータ E.ドナート:淡き光に ゲッツィ:碧空 ビジョルド:エル・チョクロ バルビエリ:ラスト・タンゴ・イン・パリ ピアソラ:リベルタンゴ ほか |
チケット | 全席指定:S席4,800円 A席4,300円 学生1,000円 ※残席僅少 |
お問い合わせ | めぐろパーシモンホールチケットセンター TEL:03-5701-2904(10:00~19:00) |