<10月3日~14日 東京・新国立劇場> 《ノルマ》《清教徒》などの傑作で知られる、イタリアのベルカント・オペラを代表する作曲家、ヴィンチェンツォ・ベッリーニ。彼の作品《夢遊病の女》も、その旋律の美しさで多くのオペラ・ファンを魅了してきた。その《夢遊病の女》が、新国立劇場で初めて上演される。舞台はスイスの山村で、村一番の人気者エルヴィーノとその婚約者アミーナ、エルヴィーノの「元カノ」のリーザ、リーザに恋する男アレッシオという村人4人に、伯爵の息子で次期領主のロドルフォを交えた群像劇。
そのストーリーはかなり複雑であるが、エルヴィーノとアミーナの婚礼の直後に村を訪れたロドルフォの寝室を、夢遊病のアミーナが訪れてベッドに入ってしまい、折悪しくロドルフォの来訪を祝う村人たちに見つかってしまう……という大スキャンダルと、スキャンダルを利用して自分がエルヴィーノの妻になろうとするリーザの策略、そしてエルヴィーノとアミーナの不和と和解を描いた人間ドラマである。
お忍びで村を訪れたロドルフォが歌う〈なつかしい眺め〉、エルヴィーノがアミーナの浮気を疑って結婚指輪を取り上げ、苦しい胸の内を歌う〈なぜ憎めないのか〉、そしてエルヴィーノを失ったアミーナが絶望して歌う〈ああ信じられないわ〉など、ベッリーニのメロディー・メイカーとしての才能が炸裂している名曲が次々と登場するあたり、オペラ・ファンにはたまらない。
アミーナ役には、今年の7月にシュトゥットガルトで初めてアミーナを演じて大絶賛された、期待の若手であるクラウディア・ムスキオ、エルヴィーノ役にオペラ界の大スターであるアントニーノ・シラグーザを配し、ロドルフォ役を妻屋秀和、リーザ役に伊藤晴、テレーザ役に谷口睦美、アレッシオ役に近藤圭と、日本の実力派が脇を固める。閉ざされた山村に暮らす女性の心情を、独自の視点で描き出したバルバラ・リュックの演出は、2022年12月のマドリードでの初演以来大好評を博している。イタリア・オペラ界の巨匠、マウリツィオ・ベニーニ率いる東京フィルハーモニー交響楽団、新国立劇場合唱団の演奏にも期待大だ。
10月9日(水)、10月12日(土)の公演終了後にはバックステージツアー(要申込、抽選制)も予定されている。ぜひ、公演の余韻と熱気が残るバックステージをのぞいてみてはいかがだろうか。
そのストーリーはかなり複雑であるが、エルヴィーノとアミーナの婚礼の直後に村を訪れたロドルフォの寝室を、夢遊病のアミーナが訪れてベッドに入ってしまい、折悪しくロドルフォの来訪を祝う村人たちに見つかってしまう……という大スキャンダルと、スキャンダルを利用して自分がエルヴィーノの妻になろうとするリーザの策略、そしてエルヴィーノとアミーナの不和と和解を描いた人間ドラマである。
お忍びで村を訪れたロドルフォが歌う〈なつかしい眺め〉、エルヴィーノがアミーナの浮気を疑って結婚指輪を取り上げ、苦しい胸の内を歌う〈なぜ憎めないのか〉、そしてエルヴィーノを失ったアミーナが絶望して歌う〈ああ信じられないわ〉など、ベッリーニのメロディー・メイカーとしての才能が炸裂している名曲が次々と登場するあたり、オペラ・ファンにはたまらない。
アミーナ役には、今年の7月にシュトゥットガルトで初めてアミーナを演じて大絶賛された、期待の若手であるクラウディア・ムスキオ、エルヴィーノ役にオペラ界の大スターであるアントニーノ・シラグーザを配し、ロドルフォ役を妻屋秀和、リーザ役に伊藤晴、テレーザ役に谷口睦美、アレッシオ役に近藤圭と、日本の実力派が脇を固める。閉ざされた山村に暮らす女性の心情を、独自の視点で描き出したバルバラ・リュックの演出は、2022年12月のマドリードでの初演以来大好評を博している。イタリア・オペラ界の巨匠、マウリツィオ・ベニーニ率いる東京フィルハーモニー交響楽団、新国立劇場合唱団の演奏にも期待大だ。
10月9日(水)、10月12日(土)の公演終了後にはバックステージツアー(要申込、抽選制)も予定されている。ぜひ、公演の余韻と熱気が残るバックステージをのぞいてみてはいかがだろうか。
<文・加藤新平>
- テーブル
-
- テーブル見出し
- 公演名
- テーブル本文
- ヴィンチェンツォ・ベッリーニ 夢遊病の女<新制作>
- テーブル見出し
- 日時
- テーブル本文
- 10月3日(木) 18:30開演(17:45開場)
10月6日(日) 14:00開演(13:15開場)
10月9日(水) 14:00開演(13:15開場)
10月12日(土) 14:00開演(13:15開場)
10月14日(月・祝) 13:00開演(12:15開場)
- テーブル見出し
- 会場
- テーブル本文
- 新国立劇場 オペラパレス
- テーブル見出し
- 出演
- テーブル本文
- [ロドルフォ伯爵]妻屋秀和
[テレーザ]谷口睦美
[アミーナ]クラウディア・ムスキオ
[エルヴィーノ]アントニーノ・シラグーザ
[リーザ]伊藤晴
[アレッシオ]近藤圭[合唱]新国立劇場合唱団
[管弦楽]東京フィルハーモニー交響楽団[指揮]マウリツィオ・ベニーニ
[演出]バルバラ・リュック
[美術]クリストフ・ヘッツァー
[衣裳]クララ・ペルッフォ
[照明]ウルス・シェーネバウム
[振付]イラッツェ・アンサ
[演出補]アンナ・ポンセ
[舞台監督]髙橋尚史
- テーブル見出し
- プログラム
- テーブル本文
- ヴィンチェンツォ・ベッリーニ:歌劇《夢遊病の女》 ※新制作
全2幕〈イタリア語上演/日本語および英語字幕付〉
予定公演時間:約3時間(休憩含む)
- テーブル見出し
- チケット
- テーブル本文
- 全席指定:S席29,700円 A席24,200円 B席17,600円 C席11,000円 D席7,700円 Z席1,650円
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- お問い合わせ
- テーブル本文
- 新国立劇場ボックスオフィス
TEL:03-5352-9999