<8月22日 東京・サントリーホール> 2019年にロン=ティボー国際コンクールで第2位に入賞して頭角を現し、2021年には「世界三大コンクール」のひとつであるエリザベート王妃国際音楽コンクールで第3位を獲得した務川慧悟は、現在ヨーロッパを拠点に幅広く活動している。直近では2024年に第33回出光音楽賞を受賞したことも記憶に新しい。2021年にはサントリーホールでのソロ・リサイタル、浜離宮朝日ホールでの4日連続演奏会がいずれも完売、2023年には反田恭平との2台ピアノ・コンサートツアー全15公演が完売するなど、その人気もうなぎのぼりだ。
本公演は務川にとって初のソロ・リサイタルツアーである。務川が本公演に寄せたコメントを紐解きながら、プログラムをご紹介したい。プログラムの前半ではJ.S.バッハのパルティータ第1番 変ロ長調 BWV825と、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第17番《テンペスト》 Op.31-2という、務川が長年大切にあたためてきた2作を披露する。プログラム後半のテーマは「死」。ショパンのポロネーズ第7番 変イ長調 《幻想》 Op.61、フォーレのノクターン第8番 変ニ長調 Op.84-8、そしてノクターン第13番 ロ短調 Op.119の3曲から、深き死の淵から射す生命の光を務川は見出している。これに対して、プロコフィエフのピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14は、死をも恐れず破壊と破滅へ向かう若きプロコフィエフの姿を映し出している。
本公演の選曲は、バロックから近現代まで幅広いレパートリーを持つ務川ならでは。国も時代も飛び越えて、純粋に響きの美しさを楽しみつつ、作品の背景に込められたさまざまなものについて思いをめぐらせてほしい。
本公演は務川にとって初のソロ・リサイタルツアーである。務川が本公演に寄せたコメントを紐解きながら、プログラムをご紹介したい。プログラムの前半ではJ.S.バッハのパルティータ第1番 変ロ長調 BWV825と、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第17番《テンペスト》 Op.31-2という、務川が長年大切にあたためてきた2作を披露する。プログラム後半のテーマは「死」。ショパンのポロネーズ第7番 変イ長調 《幻想》 Op.61、フォーレのノクターン第8番 変ニ長調 Op.84-8、そしてノクターン第13番 ロ短調 Op.119の3曲から、深き死の淵から射す生命の光を務川は見出している。これに対して、プロコフィエフのピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14は、死をも恐れず破壊と破滅へ向かう若きプロコフィエフの姿を映し出している。
本公演の選曲は、バロックから近現代まで幅広いレパートリーを持つ務川ならでは。国も時代も飛び越えて、純粋に響きの美しさを楽しみつつ、作品の背景に込められたさまざまなものについて思いをめぐらせてほしい。
<文・加藤新平>
- テーブル
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- 公演名
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- 務川慧悟 ピアノ・リサイタル 2024(東京公演)
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- 日時・会場
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- 8月22日(木) 19:00開演(18:15開場)
サントリーホール 大ホール
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- 出演
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- [ピアノ]務川慧悟
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- プログラム
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- J.S.バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調《テンペスト》 Op.31,No.2
ショパン:ポロネーズ第7番 変イ長調《幻想》 Op.61
フォーレ:ノクターン第8番 変ニ長調 Op.84-8、ノクターン第13番 ロ短調 Op.119
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14
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- 全席指定:S席6,000円 A席4,000円 U30席3,000円
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