<9月6日 東京・めぐろパーシモンホール> 「ららら♪クラブ」読者の皆さまは、「クラシック音楽奇譚」というYouTubeチャンネルをご存じだろうか。「名曲の影にはドラマがある」をコンセプトに、モーツァルト、ブラームス、ワーグナー、そしてベートーヴェンといったクラシック音楽の作曲家の生涯と作品を、先行研究を踏まえつつ、わかりやすく楽しく紹介しているチャンネルである。ブラームス家の飲み物「エッグノッグ」の再現や、コージマ・リスト=ワーグナーの生涯に焦点を当てるなど、マニアをうならせる情報も満載だ。
そんな「クラシック音楽奇譚」が、YouTubeという枠組みを飛び出して、初のコンサートを開催する。
本公演で取り上げる作品は、ベートーヴェンが1803年に完成させた、ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47《クロイツェル》。ピアニストとしてのキャリアに別れを告げ、難聴と向き合いながら作曲家として活動を継続する決意を固めた「ハイリゲンシュタットの遺書」を1802年10月に書いたベートーヴェンにとって、本作は再出発を飾る作品のひとつとなった。
コンサートの第1部では、「クラシック音楽奇譚」のナビゲーターを務めるヴァイオリニスト・音楽ライターのHanaとともに、演奏や映像もまじえつつ、《クロイツェル・ソナタ》をめぐる人生ドラマに迫っていく。第2部では、ヴァイオリニストの大森潤子とピアニストの田村緑がタッグを組み、実際に《クロイツェル・ソナタ》を披露する。今でこそ「ヴァイオリン・ソナタ」と呼ばれるが、ベートーヴェンが作曲当時に意図したところは、ピアノが伴奏に甘んじることなくヴァイオリンと対等に渡り合う「ヴァイオリン助奏つきのピアノ・ソナタ」であったということを、大森と田村があらためて示してくれることに期待したい。
ピアニストとしても作曲家としても致命的な疾患というべき難聴とベートーヴェンはどう対峙し、乗り越えていったのか、そして《クロイツェル・ソナタ》をめぐって何が起きていたのかを多角的に知る、またとない機会となろう。クラシック音楽ファン必聴の公演となること間違いなし!
そんな「クラシック音楽奇譚」が、YouTubeという枠組みを飛び出して、初のコンサートを開催する。
本公演で取り上げる作品は、ベートーヴェンが1803年に完成させた、ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47《クロイツェル》。ピアニストとしてのキャリアに別れを告げ、難聴と向き合いながら作曲家として活動を継続する決意を固めた「ハイリゲンシュタットの遺書」を1802年10月に書いたベートーヴェンにとって、本作は再出発を飾る作品のひとつとなった。
コンサートの第1部では、「クラシック音楽奇譚」のナビゲーターを務めるヴァイオリニスト・音楽ライターのHanaとともに、演奏や映像もまじえつつ、《クロイツェル・ソナタ》をめぐる人生ドラマに迫っていく。第2部では、ヴァイオリニストの大森潤子とピアニストの田村緑がタッグを組み、実際に《クロイツェル・ソナタ》を披露する。今でこそ「ヴァイオリン・ソナタ」と呼ばれるが、ベートーヴェンが作曲当時に意図したところは、ピアノが伴奏に甘んじることなくヴァイオリンと対等に渡り合う「ヴァイオリン助奏つきのピアノ・ソナタ」であったということを、大森と田村があらためて示してくれることに期待したい。
ピアニストとしても作曲家としても致命的な疾患というべき難聴とベートーヴェンはどう対峙し、乗り越えていったのか、そして《クロイツェル・ソナタ》をめぐって何が起きていたのかを多角的に知る、またとない機会となろう。クラシック音楽ファン必聴の公演となること間違いなし!
<文・加藤新平>
- テーブル
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- テーブル見出し
- 公演名
- テーブル本文
- ベートーヴェン~クロイツェル・ソナタ
クラシック音楽奇譚プレゼンツコンサートシリーズ VOL.1
- テーブル見出し
- 日時
- テーブル本文
- 9月6日(金) 19:00開演(18:30開場)
- テーブル見出し
- 会場
- テーブル本文
- めぐろパーシモンホール
- テーブル見出し
- 出演
- テーブル本文
- [お話]Hana
[ヴァイオリン]大森潤子
[ピアノ]田村緑
- テーブル見出し
- プログラム
- テーブル本文
- 【第1部】
お話~演奏や映像を交えながら、ベートーヴェンとクロイツェル・ソナタをめぐる人生のドラマに迫る
【第2部】
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番 イ長調 Op.47《クロイツェル》
- テーブル見出し
- チケット
- テーブル本文
- 全席自由:4000円 学生2000円
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- お問い合わせ
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- クラシック音楽奇譚
E-mail:musichistory2023@gmail.com