<7月3日 東京・サントリーホール ほか> 悲壮感漂う弦楽の序奏に続き、ピアノの低音に支えられて、緊迫感と美しさがない交ぜになった主旋律が流れる。そのメロディーをピアノが引き継ぐと、弦楽は歴史の足音のようなリズムを刻み、やがて壮大な流れへと展開してゆく。NHKのドキュメンタリー・シリーズ「映像の世紀」のテーマ曲《パリは燃えているか》は、まさに激動の20世紀を象徴する音楽だ。
「映像の世紀」は1995年から1996年にかけて放映され、2015年には「新・映像の世紀」が制作された。現在は最新作「映像の世紀バタフライエフェクト」が放映中のロングラン・シリーズだ。動く映像が誕生してから100年あまりのその間に撮影された、第一次・第二次世界大戦、ベトナム戦争、現在も続く侵攻や紛争の悲劇的なできごとや、未来への希望を願う映像など、世界中のカメラマンが命がけで残した貴重な記録で構成されている。
本公演では、これらの映像を歴史の流れに沿って再編集した特別な映像を、ステージ上に設置された大スクリーンに映し出し、加古隆が番組のために作曲した名曲の数々がオーケストラによって演奏される。テレビとは比べるべくもない大迫力の視覚体験に、生演奏の豊かな聴覚体験が重なり、これまでも多くの聴衆を魅了してきた。
加えて今回はアンコールとして、放映中の「映像の世紀バタフライエフェクト」のために加古が書き下ろした楽曲に合わせ、新たなコンセプトによる映像作品が追加上映される。従来の公演を超える、新たな感動が期待できそうだ。
「映像の世紀」は1995年から1996年にかけて放映され、2015年には「新・映像の世紀」が制作された。現在は最新作「映像の世紀バタフライエフェクト」が放映中のロングラン・シリーズだ。動く映像が誕生してから100年あまりのその間に撮影された、第一次・第二次世界大戦、ベトナム戦争、現在も続く侵攻や紛争の悲劇的なできごとや、未来への希望を願う映像など、世界中のカメラマンが命がけで残した貴重な記録で構成されている。
本公演では、これらの映像を歴史の流れに沿って再編集した特別な映像を、ステージ上に設置された大スクリーンに映し出し、加古隆が番組のために作曲した名曲の数々がオーケストラによって演奏される。テレビとは比べるべくもない大迫力の視覚体験に、生演奏の豊かな聴覚体験が重なり、これまでも多くの聴衆を魅了してきた。
加えて今回はアンコールとして、放映中の「映像の世紀バタフライエフェクト」のために加古が書き下ろした楽曲に合わせ、新たなコンセプトによる映像作品が追加上映される。従来の公演を超える、新たな感動が期待できそうだ。
<文・小出和明>
映像の世紀コンサート
via www.youtube.com
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- 公演名
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- NHK 映像の世紀コンサート
大スクリーン×加古隆のピアノ&オーケストラ生演奏
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- 日時・会場
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- ●東京公演
7月3日(水) 19:00開演(18:15開場)
サントリーホール 大ホール●大阪公演
7月15日(月・祝) 15:00開演(14:00開場)
フェスティバルホール
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- 出演
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- [ピアノ]加古隆
[ナレーション]山根基世【東京公演】
[指揮]秋山和慶
[管弦楽]東京フィルハーモニー交響楽団【大阪公演】
[指揮]沼尻竜典
[管弦楽]大阪フィルハーモニー交響楽団
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- プログラム
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- 加古隆:パリは燃えているか、時の刻印、シネマトグラフ、はるかなる王宮、神のパッサカリア、最後の海戦、未来世紀、大いなるもの東方より、マネーは踊る、狂気の影、黒い霧 、ザ・サード・ワールド、睡蓮のアトリエ、愛と憎しみの果てに
アンコール「映像の世紀バタフライエフェクト」より 風のリフレイン、グラン・ボヤージュ
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- 【東京公演】
チケットスペース
TEL:03-3234-9999【大阪公演】
キョードーインフォメーション
TEL:0570-200-888