【編集長から】小学校のころ、日曜午後のテレビ番組といえば『オーケストラがやって来た』でした。名指揮者・名作曲者だった山本直純と共にこの番組をつくり上げたのが、先日88歳で逝去した小澤征爾です。長髪をなびかせ、白のタートルネックで情熱的にタクトを振る小澤は、貴族のものだったクラシック音楽を市民が楽しめる「ポピュラー音楽」にするうえで、世界的に重要な役割を果たしました。盟友の山本とつくった『オーケストラがやって来た』は、取り組んできた「クラシック民主化運動」の象徴的存在。挑戦を続けたその音楽人生を振り返りつつ、師弟関係にあった指揮者の佐渡裕、深く交流した名バイオリニストのイツァーク・パールマンの両氏に「小澤征爾の情熱と才能」を振り返ってもらいました。(長岡)
<文・CCCメディアハウス>
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【Special Report】 保存版|世界が愛した小澤征爾
圧倒的情熱でクラシック界に新風を吹き込んだ「世界のオザワ」がわれわれに遺したもの
圧倒的情熱でクラシック界に新風を吹き込んだ「世界のオザワ」がわれわれに遺したもの
追悼|世界が愛したオザワの軌跡
アメリカ|ボストンを変えた日本人
アルバム|巨匠の世界に触れる名盤8選
独白|佐渡裕「小澤先生が教えてくれたこと」
回想|名手パールマンが見た才能の核心
語録|音楽への情熱を言葉に乗せて