<2023年2月9日 東京オペラシティ コンサートホール ほか> 2010年に第16回ショパン国際ピアノコンクール第3位、2011年にはチャイコフスキー国際コンクールで第1位を獲得し、ソリスト、室内楽奏者、作曲家として活躍するピアニスト、ダニール・トリフォノフ。ピアノ協奏曲のレパートリーを豊富に持ち、世界各国の著名なオーケストラとも共演を重ねているトリフォノフが、2023年2月に日本でリサイタルを開催する。
2023年2月9日(木)の東京オペラシティ公演、および2023年2月13日(月)の住友生命いずみホール公演では、J.S.バッハの作品に焦点を当て、ブラームス編曲の《シャコンヌ》BWV1004、M.ヘス編曲の《主よ、人の望みの喜びよ》BWV147、そして《フーガの技法》BWV1080全曲を演奏する。《フーガの技法》は、J.S.バッハが10年がかりで取り組み、ついに完成に至らなかった大作であり、対位法の技術の粋を究めた作品である。未完のまま遺された〈コントラプンクトゥスⅩⅣ〉は、トリフォノフによる完成版で演奏される。時代を超えて、J.S.バッハとトリフォノフという、2人の作曲家・鍵盤楽器奏者が対話する瞬間である。
2023年2月10日(金)のサントリーホール公演では、一転してバラエティに富んだプログラムが組まれている。チャイコフスキーの《子供のためのアルバム》Op.39に始まり、シューマンとモーツァルトの《幻想曲》、ラヴェルの《夜のガスパール》、そしてスクリャービンのピアノソナタ第5番と、古典派からロマン派、近代までを幅広くカバーした、レパートリーの広いトリフォノフならではのプログラムである。
J.S.バッハ、古典派から近代への時間旅行、どちらを選ぶか、どちらも選ぶか、クラシック音楽ファンにとっては大きな悩みだ。
2023年2月9日(木)の東京オペラシティ公演、および2023年2月13日(月)の住友生命いずみホール公演では、J.S.バッハの作品に焦点を当て、ブラームス編曲の《シャコンヌ》BWV1004、M.ヘス編曲の《主よ、人の望みの喜びよ》BWV147、そして《フーガの技法》BWV1080全曲を演奏する。《フーガの技法》は、J.S.バッハが10年がかりで取り組み、ついに完成に至らなかった大作であり、対位法の技術の粋を究めた作品である。未完のまま遺された〈コントラプンクトゥスⅩⅣ〉は、トリフォノフによる完成版で演奏される。時代を超えて、J.S.バッハとトリフォノフという、2人の作曲家・鍵盤楽器奏者が対話する瞬間である。
2023年2月10日(金)のサントリーホール公演では、一転してバラエティに富んだプログラムが組まれている。チャイコフスキーの《子供のためのアルバム》Op.39に始まり、シューマンとモーツァルトの《幻想曲》、ラヴェルの《夜のガスパール》、そしてスクリャービンのピアノソナタ第5番と、古典派からロマン派、近代までを幅広くカバーした、レパートリーの広いトリフォノフならではのプログラムである。
J.S.バッハ、古典派から近代への時間旅行、どちらを選ぶか、どちらも選ぶか、クラシック音楽ファンにとっては大きな悩みだ。
<文・加藤新平>
公演名 | ダニール・トリフォノフ ピアノ・リサイタル 2023 |
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日時・会場 | ●2023年2月9日(木) 19:00開演(18:15開場) 東京オペラシティ コンサートホール ●2023年2月10日(金) 19:00開演(18:15開場) ●2023年2月13日(月) 19:00開演(18:15開場) |
出演 | [ピアノ]ダニール・トリフォノフ |
プログラム |
●プログラムA(2月9日[木]東京・2月13日[月]大阪) J.S.バッハ(ブラームス編):シャコンヌ BWV1004 J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080(全曲) ※コントラプンクトゥスXIIとXIIIは基本形と転回形を両方、またXIVはトリフォノフによる完成形を演奏 J.S.バッハ(M.ヘス編):コラール《主よ、人の望みの喜びよ》BWV147 ●プログラムB(2月10日[金]東京) |
チケット | 全席指定:S席8,000円 A席6,000円 B席4,000円 |
お問い合わせ | カジモト・イープラス TEL:050-3185-6728 |