<2023年2月23日~26日 東京文化会館> 1952年に設立された声楽家団体「二期会」からスタートした公益財団法人東京二期会。2022年に創立70周年を迎えたことを記念して、プッチーニ作曲《トゥーランドット》を、ジュネーヴ大劇場との共同制作で上演する。
舞台は王朝時代の中国・北京。求婚者たちに3つの謎をかけ、解けないものを容赦なく処刑している、冷酷無比な心と類まれな美貌の持ち主トゥーランドット姫と、国を追われて放浪中のダッタン国の王子カラフの出会いから始まる本作は、プッチーニにとっての遺作であり、未完のまま遺された。フランコ・アルファーノによる補筆完成版での演奏が一般的だが、本公演では《シンフォニア》や《セクエンツァ》シリーズなどで知られ、20世紀の現代音楽シーンを彩った作曲家、ルチアーノ・ベリオによる補筆完成版が使用される。
「攻めの姿勢」は、楽譜の選択だけではない。指揮者には東京二期会初登場となる、小澤征爾も高く評価するベネズエラ出身のディエゴ・マテウスを、演出にはイングリッシュ・ナショナル・オペラ前支配人のダニエル・クレーマーを起用。セノグラフィー、デジタル&ライトアートには国際的に評価の高いアート集団「チームラボ」を、ステージデザインに「チームラボアーキテクツ」を配した、視覚的にも音楽的も先進的なの舞台づくりがなされている。もちろん、東京二期会が誇る歌手陣からも目が離せない。トゥーランドットを演じる田崎尚美、土屋優子、カラフを演じる樋口達哉、城宏憲をはじめ、日本のオペラ界を牽引する実力派がずらりと並ぶ本公演で、改めて東京二期会の70年の歴史の重みと強みを知ることになるだろう。
舞台は王朝時代の中国・北京。求婚者たちに3つの謎をかけ、解けないものを容赦なく処刑している、冷酷無比な心と類まれな美貌の持ち主トゥーランドット姫と、国を追われて放浪中のダッタン国の王子カラフの出会いから始まる本作は、プッチーニにとっての遺作であり、未完のまま遺された。フランコ・アルファーノによる補筆完成版での演奏が一般的だが、本公演では《シンフォニア》や《セクエンツァ》シリーズなどで知られ、20世紀の現代音楽シーンを彩った作曲家、ルチアーノ・ベリオによる補筆完成版が使用される。
「攻めの姿勢」は、楽譜の選択だけではない。指揮者には東京二期会初登場となる、小澤征爾も高く評価するベネズエラ出身のディエゴ・マテウスを、演出にはイングリッシュ・ナショナル・オペラ前支配人のダニエル・クレーマーを起用。セノグラフィー、デジタル&ライトアートには国際的に評価の高いアート集団「チームラボ」を、ステージデザインに「チームラボアーキテクツ」を配した、視覚的にも音楽的も先進的なの舞台づくりがなされている。もちろん、東京二期会が誇る歌手陣からも目が離せない。トゥーランドットを演じる田崎尚美、土屋優子、カラフを演じる樋口達哉、城宏憲をはじめ、日本のオペラ界を牽引する実力派がずらりと並ぶ本公演で、改めて東京二期会の70年の歴史の重みと強みを知ることになるだろう。
<文・加藤新平>
公演名 | 東京二期会オペラ劇場《トゥーランドット》 |
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日時 | 2023年2月23日(木・祝) 18:00開演(17:00開場) 2023年2月24日(金) 14:00開演(13:00開場) 2023年2月25日(土) 14:00開演(13:00開場) 2023年2月26日(日) 14:00開演(13:00開場) |
会場 | 東京文化会館 大ホール |
出演 | 田崎尚美・土屋優子(トゥーランドット姫)、牧川修一・川上洋司(皇帝アルトゥム)、ジョン ハオ・河野鉄平(ティムール)、樋口達哉・城宏憲(王子カラフ)、竹多倫子・谷原めぐみ(リュー)、小林啓倫・大川博(大臣ピン)、児玉和弘・大川信之(大臣パン)、新海康仁・市川浩平(大臣ポン)、増原英也・井上雅人(役人)
[指揮] ディエゴ・マテウス |
プログラム | ジャコモ・プッチーニ:トゥーランドット 全3幕(ルチアーノ・ベリオによる第3幕補作版)〈イタリア語上演/日本語字幕付〉 予定上演時間:約2時間45分(休憩含む) |
チケット | ●2023年2月23日(木・祝)、25日(土)、26日(日)公演 全席指定:S席22,000円 A席18,000円 B席14,000円 C席10,000円 D席完売 E席完売 学生席2,000円 ●2023年2月24日(金)公演 |
お問い合わせ | 二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831 |