<2023年2月27日 神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホール ほか> ポーランドの僻村で生まれ育ち、世界的に活躍するピアニストとしては恵まれた環境ではなかったかもしれないが、弱冠20歳にしてショパン国際ピアノコンクールで第1位およびマズルカ賞、ポロネーズ賞、コンチェルト賞、ソナタ賞を総嘗めするように受賞した。ラファウ・ブレハッチ(Rafał Blechacz, b. 1985)は、ショパン国際ピアノコンクール以後、レパートリーを大きく拡張している。
このコンサートでは、ショパン作品を中心に、同じくポーランド生まれの近現代の作曲家シマノフスキ、そしてモーツァルトとドビュッシーを紹介する。ブレハッチはモーツァルトのピアノソナタ第11番《トルコ行進曲付き》という名曲に対して、どのような新しい姿を与えるのだろうか。ショパン《4つのマズルカ》作品6、《ノクターン》作品55-1のメロディが持つ寂寥感はどのように表現されるのだろうか。ポロネーズ《幻想》、ポロネーズ《英雄》、《2つのポロネーズ》(《軍隊》とハ短調の《第4番》)ではショパンの世界がどのように展開されるのだろう。シマノフスキ《十二の変奏曲》における名人芸は、ドビュッシー《ベルガマスク組曲》における鍵盤の奥に映し出される景色は……。聴きどころの多いコンサートであり、期待感が非常に高まる。
このコンサートでは、ショパン作品を中心に、同じくポーランド生まれの近現代の作曲家シマノフスキ、そしてモーツァルトとドビュッシーを紹介する。ブレハッチはモーツァルトのピアノソナタ第11番《トルコ行進曲付き》という名曲に対して、どのような新しい姿を与えるのだろうか。ショパン《4つのマズルカ》作品6、《ノクターン》作品55-1のメロディが持つ寂寥感はどのように表現されるのだろうか。ポロネーズ《幻想》、ポロネーズ《英雄》、《2つのポロネーズ》(《軍隊》とハ短調の《第4番》)ではショパンの世界がどのように展開されるのだろう。シマノフスキ《十二の変奏曲》における名人芸は、ドビュッシー《ベルガマスク組曲》における鍵盤の奥に映し出される景色は……。聴きどころの多いコンサートであり、期待感が非常に高まる。
<文・小島広之>
公演名 | ラファウ・ブレハッチ ピアノ・リサイタル |
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日時・会場 | ●2023年2月25日(土) 18:00開演(17:20開場) サントリーホール 大ホール ●2023年2月27日(月) 19:00開演(18:15開場) |
出演 | [ピアノ]ラファウ・ブレハッチ |
プログラム | モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331 《トルコ行進曲付》 ショパン:4つのマズルカ Op.6、ノクターン ヘ短調 Op.55-1、ポロネーズ 第7番 変イ長調 Op.61 《幻想ポロネーズ》、2つのポロネーズ イ長調・ハ短調 Op.40、ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 《英雄》 シマノフスキ:12の変奏曲 Op.3 ドビュッシー:ベルガマスク組曲 1.〈前奏曲〉 2.〈メヌエット〉 3.〈月の光〉 4.〈パスピエ〉 |
チケット | ※2023年2月25日(土)サントリーホール公演は全席完売 全席指定:S席9,000円 A席7,500円 B席6,500円 C席5,000円 |
お問い合わせ | ジャパン・アーツぴあ TEL:0570-00-1212 |