<1月27日〜 東京文化会館 ほか> 藤原歌劇団の2024年開幕公演は、シャルル・グノーのグランド・オペラ《ファウスト》。主人公ファウストをはじめとする魅力的な登場人物や、合唱にバレエと、見ても聴いても楽しいこの壮大な作品は、藤原歌劇団創立90周年の特別公演にふさわしく、多くの方々に鑑賞してほしい演目だ。
グノーは近代のフランス音楽、特に歌曲の発展に寄与した人物だ。そのいきいきと美しい旋律や伴奏は《ファウスト》でも存分に発揮されており、ファウストの〈この清らかな住まい〉やマルグリートの〈宝石の歌〉は人気のナンバーだ。また、グノー自身司祭になろうとしていた経験があり、作品中のパイプオルガンの荘厳な音楽や、第5幕で天使たちが歌う合唱はこの上なく美しい。グノーらしさあふれる音楽が盛り込まれたオペラをぜひ楽しんでいただきたい。
これらの美しい音楽を作り上げる歌手たちや指揮者にも注目だ。登場人物は2日間の公演でそれぞれ違う歌手が演じる。新進気鋭の若手歌手から、活躍を続けるエキスパートまでそろっており、歌手が違えば作品もガラリと違うものになるだろう。指揮はヨーロッパを中心に活躍する阿部加奈子が日本のオペラに満を持して初登場。阿部はピアノ伴奏や副指揮者と、さまざまな角度から《ファウスト》に触れてきたという。藤原歌劇団とはどのような演奏をしてくれるのか期待が高まる。
藤原歌劇団では60周年記念の際にも公演が行われた《ファウスト》。90周年の今回は新演出で記念の時を祝うすばらしい公演になるだろう。ぜひ貴重なチャンスを逃さず鑑賞したい。
グノーは近代のフランス音楽、特に歌曲の発展に寄与した人物だ。そのいきいきと美しい旋律や伴奏は《ファウスト》でも存分に発揮されており、ファウストの〈この清らかな住まい〉やマルグリートの〈宝石の歌〉は人気のナンバーだ。また、グノー自身司祭になろうとしていた経験があり、作品中のパイプオルガンの荘厳な音楽や、第5幕で天使たちが歌う合唱はこの上なく美しい。グノーらしさあふれる音楽が盛り込まれたオペラをぜひ楽しんでいただきたい。
これらの美しい音楽を作り上げる歌手たちや指揮者にも注目だ。登場人物は2日間の公演でそれぞれ違う歌手が演じる。新進気鋭の若手歌手から、活躍を続けるエキスパートまでそろっており、歌手が違えば作品もガラリと違うものになるだろう。指揮はヨーロッパを中心に活躍する阿部加奈子が日本のオペラに満を持して初登場。阿部はピアノ伴奏や副指揮者と、さまざまな角度から《ファウスト》に触れてきたという。藤原歌劇団とはどのような演奏をしてくれるのか期待が高まる。
藤原歌劇団では60周年記念の際にも公演が行われた《ファウスト》。90周年の今回は新演出で記念の時を祝うすばらしい公演になるだろう。ぜひ貴重なチャンスを逃さず鑑賞したい。
<文・山下実紗>
- テーブル
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- テーブル見出し
- 公演名
- テーブル本文
- 藤原歌劇団公演 オペラ「ファウスト」(新制作・字幕付)
- テーブル見出し
- 日時・場所
- テーブル本文
- ●1月27日(土) 14:00 開演 (13:00 開場)
1月28日(日) 14:00 開演 (13:00 開場)
東京文化会館 大ホール
全席指定:S席17,000円 A席14,000円 B席11,000円 C席8,000円 D席6,000円 E席3,000円●2月3日(土) 14:00 開演(13:00 開場)
Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
全席指定:S席14,000円 A席11,000円 B席8,000円 C席4,000円
- テーブル見出し
- 出演
- テーブル本文
- ●1月27日(土)、2月3日(土)
村上敏明(ファウスト)、アレッシオ・カッチャマーニ(メフィストフェレス)、砂川涼子(マルグリート)、岡昭宏(ヴァランタン)、向野由美子(シーベル)、大槻聡之介(ワグネル)、山川真奈(マルト)
●1月28日(日)
澤崎一了 (ファウスト)、伊藤貴之(メフィストフェレス)、迫田美帆(マルグリート)、井出壮志朗(ヴァランタン)、但馬由香(シーベル)、高橋宏典(ワグネル)、北薗彩佳(マルト)[総監督]折江忠道
[指揮]阿部加奈子
[演出]ダヴィデ・ガラッティーニ・ライモンディ
[合唱]藤原歌劇団合唱部
[バレエ]NNIバレエアンサンブル
[バレエソリスト]浅田良和、日髙有梨
[管弦楽]東京フィルハーモニー交響楽団(1月27日、1月28日)、セントラル愛知交響楽団(2月3日)
- テーブル見出し
- プログラム
- テーブル本文
- グノー:ファウスト
全5幕〈フランス語上演/日本語字幕付〉
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- お問い合わせ
- テーブル本文
- 日本オペラ振興会チケットセンター
TEL:03-6721-0874(平日10:00~18:00)