<2023年2月20日 東京・武蔵野市民文化会館> 神童は8歳にしてイルクーツク室内オーケストラと共演。その後、14歳のときに「若いピアニストのためのウラジーミル・クライネフ国際コンペティション」第1位、17歳のときに「ロン=ティボー国際コンクールピアノ部門」第2位、28歳のときには「浜松国際ピアノコンクール」第1位および聴衆賞を受賞し、日本の聴衆にも感銘を与えた。このようにコンクール街道を意気揚々と歩んできたピアニスト、イリヤ・ラシュコフスキー(Ilya Rashkovsky, b. 1984)は、2010年代に入ると、ムソルグスキーの《展覧会の絵》、スクリャービンのソナタ全曲など、故郷ロシアにゆかりのある作品を精力的に音盤化してきた。
そのためロシアの天才といったイメージを付与されやすいラシュコフスキーだが、実は「ロシア性」のようなものの支えなしでも素晴らしい音楽を奏でることができる。ドイツのハノーファーでの学んだ経験があり、ブラームス、シューマン、そしてベートーヴェンなどで名演を残している。
このコンサートでラシュコフスキーは、ベートーヴェンのピアノソナタ《悲愴》、《テンペスト》、《熱情》、《第31番》を演奏する。ピアノ学習者にとっても馴染みのある名曲たち。25歳以下なら1000円で入場できるというのは素晴らしい配慮である。ぜひ、世界を舞台に活躍するピアニストの息吹を間近で感じてもらいたい。
そのためロシアの天才といったイメージを付与されやすいラシュコフスキーだが、実は「ロシア性」のようなものの支えなしでも素晴らしい音楽を奏でることができる。ドイツのハノーファーでの学んだ経験があり、ブラームス、シューマン、そしてベートーヴェンなどで名演を残している。
このコンサートでラシュコフスキーは、ベートーヴェンのピアノソナタ《悲愴》、《テンペスト》、《熱情》、《第31番》を演奏する。ピアノ学習者にとっても馴染みのある名曲たち。25歳以下なら1000円で入場できるというのは素晴らしい配慮である。ぜひ、世界を舞台に活躍するピアニストの息吹を間近で感じてもらいたい。
<文・小島広之>
公演名 | イリヤ・ラシュコフスキー ピアノ・リサイタル |
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日時 | 2023年2月20日(月) 19:00開演(18:15開場) |
会場 | 武蔵野市民文化会館 大ホール |
出演 | [ピアノ]イリヤ・ラシュコフスキー |
プログラム | オール・ベートーヴェン・プログラム ピアノソナタ第8番《悲愴》 ピアノソナタ第17番《テンペスト》 ピアノソナタ第23番《熱情》 ピアノソナタ第31番 |
チケット | 全席指定:一般4,500円 25歳以下1,000円 |
お問い合わせ | 武蔵野市立武蔵野市民文化会館 TEL:0422-54-2011 |