シャネルが2005年より行なっている「シャネル・ピグマリオン・デイズ」は若手音楽家のための支援プログラムです。“ピグマリオン”(才能を信じ、支援して、開花させる人)とは、シャネルの創始者、ガブリエルがファッションのみならず芸術全般を深く愛し、その活動を支援した生き様を“ピグマリオン”と讃えられたことに由来しています。同プログラムはその精神を今に受け継ぐべく、これまで毎年5名ずつ、公募で選ばれた将来有望なクラシック音楽の演奏家たちに1年を通じてコンサートの場を提供し、昨年までに78名の音楽家たちがここから羽ばたいていきました。
2020年のプログラムでは、コロナ禍の影響により2月からのコンサートは休演や中止を余儀なくされている状況です。そこで、新しいサポートとして、今年選出された5人へのインタビューとソロ演奏を収めたスペシャル動画が公式サイトで配信されることになりました。
全3回のシリーズで、週末の3日間限定で公開。第1,2回はすでに終了しましたが、最後の第3回目は7月31日からの3日間配信されます。出演は、ピアノの八木大輔さんと、ソプラノの鈴木玲奈さんです。動画では、「緊急事態宣言発令中、どんな音楽を聴いていましたか?」、「コンディションを保つために、普段から心がけていることは?」など事前にホームページにお寄せいただいたご質問にアーティストたちがお応えしながら、皆様へのメッセージをお届け予定。今旬な彼らが語る言葉に耳を傾けながら、洗練された演奏も楽しめることでしょう。
公演名 | シャネル・ピグマリオン・デイズ 〜参加アーティストによる自己紹介ビデオシリーズ〜 |
---|---|
出演 | 八木大輔(ピアノ)、鈴木玲奈(ソプラノ) |
配信スケジュール | 7月31日(金)10:00~8月3日(月)10:00 |
詳細はこちら
八木大輔(ピアノ)2003年神奈川県生まれ。4歳より藤井麻衣子、6歳より石井理恵の両氏に手ほどきを受け、現在黒田亜樹、ヴィンツエンツォ バルツァーニの両氏に師事。またタチアナ ゼリクマン、ドミトリー バシキーロフの各氏にも指導を受ける。
2017年5月、第7回ピアノタレント国際コンクールにて大賞および聴衆賞 受賞。同年10月第30回ポッツォーリ国際ピアノコンクールにおいて第3位、13歳で史上最年少入賞を果たす。2018年3月第4回スタインウェイコンクールin Japanにて大賞および聴衆賞受賞。同年5月チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール古典派部門で第1位(最年少受賞)併せてベートーヴェン賞受賞。2019年6月、アンドレア・バルディ国際ピアノコンクールにて、史上最年少で第1位受賞。現在、慶應義塾高等学校在学中。
鈴木玲奈(ソプラノ)東京音楽大学声楽演奏家コース、同大学院研究領域を共に首席にて修了。市川倫子、橘洋子、Walter Mooreの各氏に師事。
第86回日本音楽コンクール声楽部門第1位、第4回Ljuba Welitsch国際声楽コンクール第1位 、第15回世界オペラ歌唱コンクール「新しい声2013」アジア代表、第49回日伊声楽コンコルソ第3位、併せて読売新聞社賞、日伊音楽協会賞、第65回全日本学生音楽コンクール声楽部大学の部第3位、第2回東京国際声楽コンクール大学生部門第1位、第11回東京音楽大学コンクール第1位を受賞。
日生劇場でのオペラ「後宮からの逃走」ブロンデ役をはじめ、「ランメルモールのルチア」タイトルロール、「ラ・ボエーム」ムゼッタ役、「愛の妙薬」ジャンネッタ役、歌劇「BLACKJACK」彩香役などを演じる。2018神宮開幕オープニングシリーズにて国歌独唱を務める他、様々な演奏会にて国内主要オーケストラと共演し、ますます活躍の場を広げている。
文化庁海外派遣研修員、明治安田クオリティオブライフ文化財団海外音楽研修生としてミュンヘンとウィーンにて研鑽を積む。
2019年 日本コロムビアよりデビューアルバム「Bell Song」をリリース。