<6月8日 東京・サントリーホール> ロシア系スウェーデン人の父と日本人ピアニストの母を両親として、第二次世界大戦直前のベルリンに生まれたフジコ・ヘミング。幼少期に日本へ帰国し、5歳から母の手ほどきでピアノを始めた。青山学院高等部在学中、17歳でデビューを果たし、東京藝術大学在学中には数多くの賞を受賞して頭角を現し、卒業後に日本での演奏活動を本格化させ、28歳でベルリンへ留学。作曲家・指揮者のブルーノ・マデルナのソリストとして契約するなど順風満帆に見えた活動は、リサイタル直前の聴力の喪失というアクシデントで中断を余儀なくされた。
その後ヨーロッパを拠点に、耳の治療のかたわら教育者・演奏家として活動して来たフジコは、1999年2月、NHKが放送したドキュメンタリーをきっかけに日本で再び注目を集め、以来、日本のクラシックファンの間で絶大な人気を博している。
孤高の天才と呼ぶにふさわしいフジコの案内のもと、スカルラッティのソナタやショパンの《ノクターン》Op.9-2 変ホ長調といったバロック音楽から前期ロマン派、そしてリストの《ハンガリー狂詩曲第2番》や、ラヴェルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》といった後期ロマン派からフランス近代音楽へと、時空を超えた音楽の旅をご堪能あれ。
その後ヨーロッパを拠点に、耳の治療のかたわら教育者・演奏家として活動して来たフジコは、1999年2月、NHKが放送したドキュメンタリーをきっかけに日本で再び注目を集め、以来、日本のクラシックファンの間で絶大な人気を博している。
孤高の天才と呼ぶにふさわしいフジコの案内のもと、スカルラッティのソナタやショパンの《ノクターン》Op.9-2 変ホ長調といったバロック音楽から前期ロマン派、そしてリストの《ハンガリー狂詩曲第2番》や、ラヴェルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》といった後期ロマン派からフランス近代音楽へと、時空を超えた音楽の旅をご堪能あれ。
〈文・加藤新平〉
公演名 | フジコ・ヘミング ソロ・コンサート 永遠に輝き続ける孤高の天才ピアニスト |
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日時 | 6月8日(木) 19:00開演(18:00開場) |
会場 | サントリーホール 大ホール |
出演 | [ピアノ]イングリット・フジコ・ヘミング |
プログラム | シューベルト:即興曲D899 Op.90-3 変ト長調 スカルラッティ:ソナタ K.380 ホ長調、ソナタ K.159 ハ長調 ショパン:ノクターン Op.9-2 変ホ長調、エチュード《エオリアンハープ》Op25-1 変イ長調、エチュード Op.10-3 ホ長調、エチュード Op.10-5 変ト長調、3つの新しいエチュードより[遺作]第1番 へ短調、エチュード Op.10-12ハ短調 ドビュッシー:《ベルガマスク組曲》より〈月の光〉 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ リスト=シューマン:春の宵 リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調、《パガニーニ大練習曲集》より〈ラ・カンパネラ〉 ※曲目、曲順は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。 |
チケット | 全席指定:S席12,000円 A席10,000円 B席8,000円 C席6,000円 |
お問い合わせ | コンサート・ドアーズチケットセンター TEL:03-3544-4577(平日10:00~18:00) |