ポイントは5つ。1つめは国内外の一流アーティストの演奏による上質なクラシック音楽を聴くことができること。ピアノ・ソロ、歌曲、室内楽、オペラ、オーケストラ、といったあらゆる編成、そしてバッハから近現代の音楽まで幅広い時代の音楽との出会いがあります。今年はセルゲイ・ババヤン、アレクサンドル・メルニコフ、アンドレアス・シュタイアーなど現代を代表する世界的ピアニスト達が東京春祭に集結し、珠玉のプログラムをお届けします。2つめはシリーズ企画の数々。東京春祭ワーグナー・シリーズ/プッチーニ・シリーズでは世界的な指揮者・歌手を迎えて《ローエングリン》《トゥーランドット》を演奏会形式で上演。「東京春祭ディスカバリー・シリーズ」ではヒンデミッド作品が、そして「合唱の芸術シリーズ」ではマーラーの《交響曲第3番》が取り上げられます。「歌曲シリーズ」には、世界の一流歌劇場で活躍するエルギス・シリンス、リカルダ・メルベート、マルクス・アイヒェ、そして現代最高の歌手の一人、ブリン・ターフェルなど豪華歌手が登場します。他にも、複数の公演がユニークなテーマで繋がる「東京春祭マラソン・コンサート」もこの音楽祭ならでは。今年は「音楽・医学・文学 ヨーロッパをつくった3つの響き」と題して行われる予定です。
3つめは上野公園の美術館や博物館とのコラボレーション企画「ミュージアム・コンサート」 。同企画は、国立科学博物館、東京国立博物館、東京都美術館、上野の森美術館、国立西洋美術館の各館で行なわれます。東京国立博物館では、2009年から続く恒例の「東博でバッハ」が、また東京都美術館では「フェルメールと17世紀オランダ絵画」展(~4月3日[日]まで)や「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」展(4月22日[金]~7月3日[日]まで)にちなんだ公演が予定されています。4つめはお子様に向けた「東京春祭 for Kids」。ワーグナーの楽劇《ローエングリン》や、東京春祭の公演の中からリハーサルが見学できる、子どものための公開リハーサルもありますが、残念ながら人気でチケットは完売。公開リハーサルも募集終了となっております。最後のポイントは昨年から導入されたライブ・ストリーミング配信。こちらは一部を除いてほぼ全ての公演で行われます。どこからでも音楽祭に参加できるのも嬉しいところ。
この他にも注目の公演が目白押し。盛りだくさんの内容で4月19日(火)まで行われています!
(文・ららら♪クラブ編集部)
イベント名 | 東京・春・音楽祭2022 |
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開催期間 | 3月18日(金)~4月19日(火) |
場所 | 東京文化会館 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) 旧東京音楽学校奏楽堂 飛行船シアター(旧 上野学園 石橋メモリアルホール) 国立科学博物館 東京国立博物館 東京都美術館 上野の森美術館 ほか |
お問い合わせ | 東京・春・音楽祭実行委員会 事務局 TEL:03-5205-6497 |