＜7月13日～ 北海道・札幌コンサートホールKitara ほか＞20世紀のクラシック音楽シーンにおいてその名を轟かせた世界的指揮者、レナード・バーンスタインが札幌で創設した国際教育音楽祭である、パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌（PMF）が、今年もいよいよ開幕する。タングルウッド音楽祭、シュレスヴィヒ＝ホルシュタイン音楽祭と並ぶ、「世界三大教育音楽祭」のひとつである。
世界各国からオーディションで選び抜かれた若手音楽家が、夏の約1か月間札幌に集い、一流の教授陣の指導のもとで、音楽という共通言語を介して国際交流を深めていく「PMFアカデミー」が、この国際教育音楽祭の中心である。そして、アカデミー生によって編成される「PMFオーケストラ」は、アジアのユースオーケストラの中でも屈指の実力を見せている。またアカデミーと並行して、指導教授による公開マスタークラスやコンサート、小学生がオーケストラと共演しながら音楽を学ぶ「リンクアップ・コンサート」などが開催される。札幌市時計台など、札幌市内や道内各所で行われるアンサンブル・コンサートは、PMFが地域に根差した音楽祭であることを印象付ける。
7月16日（土）に札幌コンサートホールKitaraで開催される「PMF2022 オープニング・コンサート」は、巨匠クルト・マズアの子息でもある若手の実力派、ケン＝デイヴィッド・マズアが初めてPMFオーケストラのタクトを執る。PMF創設者であるバーンスタインの名曲《キャンディード》序曲で幕を開け、ヴァイオリンの金川真弓、チェロの上野通明、ピアノの北村朋幹をソリストに迎えてベートーヴェンの《ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重協奏曲》を演奏する。そしてコンサートのメインプログラムは、ルターのコラールを引用し《宗教改革》の副題を持つ、メンデルスゾーンの《交響曲第5番》。さらにこのコンサートは、ウクライナの作曲家、ヴァレンティン・シルヴェストロフの《讃歌 – 2001》の日本初演も行われる。
PMFの名物といえば、札幌芸術の森・野外ステージで開催される「ピクニックコンサート」。今回は7月30日（土）に行われる。第1部では、アカデミーの教授を務めるフィラデルフィア交響楽団首席ファゴット奏者ダニエル・マツカワが、指揮者として地元札幌のHBCジュニアオーケストラと共演する。PMFオーケストラが出演する第2部では、イスラエル出身の俊英ラハフ・シャニが、日本を代表するジャズピアニスト小曽根真とタッグを組んで、プロコフィエフの《ピアノ協奏曲第3番》を、そしてブラームスの《交響曲第2番》を指揮する。自身も優れたピアニストであるシャニと小曽根真が、超絶技巧で知られるプロコフィエフの作品で起こす化学反応に期待したい。また、第1部では小曽根真の教え子で特別結成されるジャズトリオ「PMF Special Trio 鈴木瑶子×松井秀太郎×石川紅奈」がPMFのステージに登場。クラシック作品のアレンジからジャズスタンダードなど、ボーダレスな音楽をお届けする。
札幌におけるPMFは、7月31日（日）に札幌コンサートホールKitaraで開催の「PMF GALAコンサート」で閉幕するが、今年のPMFはそこでは終わらない。3年ぶりに、PMFが東京へやってくる。PMFオーケストラ東京公演は、8月2日（火）、サントリーホールで開催される。PMFオーケストラが、札幌の夏を、そして東京の夏を熱くする。
日本イスラエル外交関係樹立70周年記念
世界各国からオーディションで選び抜かれた若手音楽家が、夏の約1か月間札幌に集い、一流の教授陣の指導のもとで、音楽という共通言語を介して国際交流を深めていく「PMFアカデミー」が、この国際教育音楽祭の中心である。そして、アカデミー生によって編成される「PMFオーケストラ」は、アジアのユースオーケストラの中でも屈指の実力を見せている。またアカデミーと並行して、指導教授による公開マスタークラスやコンサート、小学生がオーケストラと共演しながら音楽を学ぶ「リンクアップ・コンサート」などが開催される。札幌市時計台など、札幌市内や道内各所で行われるアンサンブル・コンサートは、PMFが地域に根差した音楽祭であることを印象付ける。
7月16日（土）に札幌コンサートホールKitaraで開催される「PMF2022 オープニング・コンサート」は、巨匠クルト・マズアの子息でもある若手の実力派、ケン＝デイヴィッド・マズアが初めてPMFオーケストラのタクトを執る。PMF創設者であるバーンスタインの名曲《キャンディード》序曲で幕を開け、ヴァイオリンの金川真弓、チェロの上野通明、ピアノの北村朋幹をソリストに迎えてベートーヴェンの《ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重協奏曲》を演奏する。そしてコンサートのメインプログラムは、ルターのコラールを引用し《宗教改革》の副題を持つ、メンデルスゾーンの《交響曲第5番》。さらにこのコンサートは、ウクライナの作曲家、ヴァレンティン・シルヴェストロフの《讃歌 – 2001》の日本初演も行われる。
PMFの名物といえば、札幌芸術の森・野外ステージで開催される「ピクニックコンサート」。今回は7月30日（土）に行われる。第1部では、アカデミーの教授を務めるフィラデルフィア交響楽団首席ファゴット奏者ダニエル・マツカワが、指揮者として地元札幌のHBCジュニアオーケストラと共演する。PMFオーケストラが出演する第2部では、イスラエル出身の俊英ラハフ・シャニが、日本を代表するジャズピアニスト小曽根真とタッグを組んで、プロコフィエフの《ピアノ協奏曲第3番》を、そしてブラームスの《交響曲第2番》を指揮する。自身も優れたピアニストであるシャニと小曽根真が、超絶技巧で知られるプロコフィエフの作品で起こす化学反応に期待したい。また、第1部では小曽根真の教え子で特別結成されるジャズトリオ「PMF Special Trio 鈴木瑶子×松井秀太郎×石川紅奈」がPMFのステージに登場。クラシック作品のアレンジからジャズスタンダードなど、ボーダレスな音楽をお届けする。
札幌におけるPMFは、7月31日（日）に札幌コンサートホールKitaraで開催の「PMF GALAコンサート」で閉幕するが、今年のPMFはそこでは終わらない。3年ぶりに、PMFが東京へやってくる。PMFオーケストラ東京公演は、8月2日（火）、サントリーホールで開催される。PMFオーケストラが、札幌の夏を、そして東京の夏を熱くする。
（文・加藤新平）
PMF2022 オープニング・コンサート
| 日時 | 7月16日（土） 15:00開演（14:00開場） |
|---|---|
| 会場 | 札幌コンサートホールKitara |
| 出演 |
［指揮］ケン＝デイヴィッド・マズア ［ヴァイオリン］金川真弓 ［チェロ］上野通明 ［ピアノ］北村朋幹 ［管弦楽］PMFヨーロッパ／PMFオーケストラ |
| プログラム |
バーンスタイン：《キャンディード》序曲 ベートーヴェン：ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重協奏曲 シルヴェストロフ：讃歌 – 2001 ※日本初演 メンデルスゾーン：交響曲第5番〈宗教改革〉 |
| チケット | 全席指定 S席6,000円 A席5,000円 B席4,000円 U25（各席）半額 |
| 詳細 | こちらから |
| お問い合わせ | PMF組織委員会 TEL:011-242-2211 |
ピクニックコンサート
| 日時 | 7月30日（土） 13:00開演（12:00開場） |
|---|---|
| 会場 | 札幌芸術の森・野外ステージ |
| 出演 |
【第1部】 ［指揮］ダニエル・マツカワ ［管弦楽］HBCジュニアオーケストラ From OZONE Till DAWN PMF Special Trio 鈴木瑶子×松井秀太郎×石川紅奈 【第2部】 |
| プログラム |
【第2部】 プロコフィエフ：ピアノ協奏曲第3番 ブラームス：交響曲第2番 |
| チケット | 椅子自由3,000円／芝生自由2,000円／U25（椅子自由）1,500円／U25（芝生自由）無料 |
| 詳細 | こちらから |
| お問い合わせ | PMF組織委員会 TEL:011-242-2211 |
日本イスラエル外交関係樹立70周年記念
PMFオーケストラ東京公演
| 日時 | 8月2日（火） 19:00開演（18:00開場） |
|---|---|
| 会場 | サントリーホール |
| 出演 |
［指揮］ラハフ・シャニ ［ピアノ］小曽根真 ［管弦楽］PMFオーケストラ |
| プログラム |
プロコフィエフ：ピアノ協奏曲第3番 ブラームス：交響曲第2番 ほか |
| チケット | 全席指定 S席9,000円 A席7,000円 B席5,000円 U25（各席）半額 |
| 詳細 | こちらから |
| お問い合わせ | PMF組織委員会 TEL:011-242-2211 |
