<2023年1月22日 東京・サントリーホール> 1992年の創立以降、サントリーホールをはじめ都内の主要コンサートホールで年間2回の演奏会を行う東京グリーン交響楽団。仕事や家庭の両立をしながら音楽活動を続けるタフな精神力、そして音楽を奏でる喜びを大切にする同団の演奏会をご紹介しましょう。指揮者は小澤征爾や尾高忠明らに師事し、これまでに海外でもヨーロッパを中心にイスラエル・中米・北欧など約40のオーケストラ・歌劇場で演奏を行ってきた北原幸男です。
プログラムにはモーツァルトとブルックナーという、異なる時代を生きた2名の名曲が並びます。
前半はモーツァルト晩年の円熟期の始まりと言われる、交響曲第39番 変ホ長調 K.543。どこか教会を思わせる響きが魅力の本曲は、いわゆる「モーツァルト三大交響曲」(第39番、第40番、第41番《ジュピター》)の最初の曲にあたります。1788年、モーツァルトが32歳の時に書かれた第39番は、当時の構成としては非常にめずらしく、オーボエを外してクラリネットが活躍する作品です。この斬新な構成は、まるで次の時代であるロマン派への道筋を照らしているような、新しい響きを追い求めたモーツァルトの才能が垣間見えるようです。
後半は、ブルックナーの交響曲第4番変ホ長調。《ロマンティック》という副題がつき、比較的親しみやすい曲想であるため、ブルックナーの作品の中でも人気の高い1曲です。第1楽章のホルンは町の庁舎から朝を告げるものであったりと、直感的にも楽しみやすい作品なので、初めてのブルックナー作品としてもおすすめ。また、一度聴いたら耳から離れない特徴的な「ブルックナーリズム」と呼ばれる2+3のリズムも頻繁に表れ、この迫力ある響きにも注目したいところ。改訂が多いことで有名なブルックナーですが、今回はノヴァーク版の第2稿で演奏されます。
冬のひととき、東京グリーン交響楽団と北原のコンビの生み出す響きをお楽しみください。
プログラムにはモーツァルトとブルックナーという、異なる時代を生きた2名の名曲が並びます。
前半はモーツァルト晩年の円熟期の始まりと言われる、交響曲第39番 変ホ長調 K.543。どこか教会を思わせる響きが魅力の本曲は、いわゆる「モーツァルト三大交響曲」(第39番、第40番、第41番《ジュピター》)の最初の曲にあたります。1788年、モーツァルトが32歳の時に書かれた第39番は、当時の構成としては非常にめずらしく、オーボエを外してクラリネットが活躍する作品です。この斬新な構成は、まるで次の時代であるロマン派への道筋を照らしているような、新しい響きを追い求めたモーツァルトの才能が垣間見えるようです。
後半は、ブルックナーの交響曲第4番変ホ長調。《ロマンティック》という副題がつき、比較的親しみやすい曲想であるため、ブルックナーの作品の中でも人気の高い1曲です。第1楽章のホルンは町の庁舎から朝を告げるものであったりと、直感的にも楽しみやすい作品なので、初めてのブルックナー作品としてもおすすめ。また、一度聴いたら耳から離れない特徴的な「ブルックナーリズム」と呼ばれる2+3のリズムも頻繁に表れ、この迫力ある響きにも注目したいところ。改訂が多いことで有名なブルックナーですが、今回はノヴァーク版の第2稿で演奏されます。
冬のひととき、東京グリーン交響楽団と北原のコンビの生み出す響きをお楽しみください。
<文・ららら♪クラブ編集部>
公演名 | 第34回定期演奏会 |
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日時 | 2023年1月22日(日) 14:00開演(13:15開場) |
会場 | サントリーホール 大ホール |
出演 |
[指揮]北原幸男 [管弦楽]東京グリーン交響楽団 |
プログラム |
モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543 ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調《ロマンティック》(ノヴァーク版第2稿) |
チケット | 全席指定:S席2,000円 A席1,500円 |
お問い合わせ | 東京グリーン交響楽団 TEL:070-3526-5883(尾上) |