<6月3日 東京文化会館> 19世紀ロマン主義のピアノ協奏曲を存分に味わおうという明瞭なコンセプト。これを実現するのは實川風(じつかわ・かおる、b. 1989)。パリでおよそ3年に1回開催されるロン=ティボー国際コンクールや、イタリアで開催されたカラーリョ国際ピアノコンクールで高い評価を得たピアニストである。オーケストラとの共演経験も豊富で、協奏曲の演奏は折り紙付きだ。今回のコンサートでは、新日本フィルハーモニー交響楽団と共演する。
彼が演奏するのは、ポーランド出身の作曲家ショパンの《ピアノ協奏曲第1番》、ドイツ出身の作曲家シューマンの《ピアノ協奏曲》、そしてロシア出身の作曲家チャイコフスキーの《ピアノ協奏曲第1番》の3作品である。どの作品もピアノ協奏曲の「王道」と呼べるものであり、ピアノのヴィルトゥオジティとオーケストラの豊かな色彩の調和を楽しむにはうってつけだ。ショパンの協奏曲では、19世紀のピアニストさながら實川自身が指揮を振る。残りの2作品では、自身もピアノを巧みに演奏する渡邊一正(わたなべ・かずまさ、b. 1966)が指揮する。
2023年6月3日(土)、東京・上野駅近くの東京文化会館大ホールでコンサートは開催される。梅雨の憂鬱な気候さえも、「ロマンティック・ピアノ協奏曲」を引き立てる材料にしてしまうかもしれない。優れた演奏家と優れた作品の協奏を楽しんでいただきたい。
彼が演奏するのは、ポーランド出身の作曲家ショパンの《ピアノ協奏曲第1番》、ドイツ出身の作曲家シューマンの《ピアノ協奏曲》、そしてロシア出身の作曲家チャイコフスキーの《ピアノ協奏曲第1番》の3作品である。どの作品もピアノ協奏曲の「王道」と呼べるものであり、ピアノのヴィルトゥオジティとオーケストラの豊かな色彩の調和を楽しむにはうってつけだ。ショパンの協奏曲では、19世紀のピアニストさながら實川自身が指揮を振る。残りの2作品では、自身もピアノを巧みに演奏する渡邊一正(わたなべ・かずまさ、b. 1966)が指揮する。
2023年6月3日(土)、東京・上野駅近くの東京文化会館大ホールでコンサートは開催される。梅雨の憂鬱な気候さえも、「ロマンティック・ピアノ協奏曲」を引き立てる材料にしてしまうかもしれない。優れた演奏家と優れた作品の協奏を楽しんでいただきたい。
〈文・小島広之〉
公演名 | 3大ロマンティック・ピアノ協奏曲 |
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日時 | 6月3日(土) 13:00開演(12:15開場) |
会場 | 東京文化会館 大ホール |
出演 |
[ピアノ・指揮]實川風 ※指揮はショパンのみ [指揮]渡邊一正 ※シューマン&チャイコフスキー [管弦楽]新日本フィルハーモニー交響楽団 |
プログラム | ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 |
チケット | 全席指定:S席7,000円 A席6,000円 B席5,000円 C席4,000円 |
お問い合わせ | サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00) |