<6月25日 神奈川・横浜みなとみらいホール ほか> 山田和樹(やまだ・かずき、b. 1979)――かつては小澤征爾などを輩出したブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。BBC交響楽団、パリ管弦楽団など世界有数のオーケストラで研鑽を積み、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督や、読売日本交響楽団首席客演指揮者を歴任している。2023年度からバーミンガム市交響楽団の首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーを務めている、国際的指揮者だ。バーミンガム市交響楽団と山田和樹による音楽の世界を日本で聴くことができる。山田の実力もさることながら、ベルリン・フィルハーモニーの先代指揮者サイモン・ラトルが育てた、同オーケストラの音色も確かなものである。
樫本大進(かしもと・だいしん、b. 1979)は、フリッツ・クライスラーやロン=ティボーといった名だたるコンクールで優勝したヴァイオリニストであり、今ではベルリン・フィルハーモニーのコンサートマスターとして押しも押されもせぬ存在だ。この日、樫本と山田がタッグを組む。
樫本がソリストとして参加するのは、ブラームスの《ヴァイオリン協奏曲》である。樫本にとってはCDに収めたこともある馴染みの作品であり、それゆえに新しい解釈が楽しみである。ラフマニノフの《交響曲第2番》は、有名なピアノ協奏曲の成功によって盛期を迎えた作曲家による渾身の大作であり、同会場で同じく山田和樹とバーミンガム市交響楽団によって演奏されるエルガーの《交響曲第1番》とほとんど同時期に書かれている。
6月25日(土)に横浜みなとみらいホール、6月30日(金)にサントリーホールでこのタッグの音楽を聴くことができる。山田にとってみれば2016年ぶりのバーミンガム市交響楽団との来日公演であり、同オーケストラの首席指揮者となった今、前回以上の精力的な音楽作りが期待される。
樫本大進(かしもと・だいしん、b. 1979)は、フリッツ・クライスラーやロン=ティボーといった名だたるコンクールで優勝したヴァイオリニストであり、今ではベルリン・フィルハーモニーのコンサートマスターとして押しも押されもせぬ存在だ。この日、樫本と山田がタッグを組む。
樫本がソリストとして参加するのは、ブラームスの《ヴァイオリン協奏曲》である。樫本にとってはCDに収めたこともある馴染みの作品であり、それゆえに新しい解釈が楽しみである。ラフマニノフの《交響曲第2番》は、有名なピアノ協奏曲の成功によって盛期を迎えた作曲家による渾身の大作であり、同会場で同じく山田和樹とバーミンガム市交響楽団によって演奏されるエルガーの《交響曲第1番》とほとんど同時期に書かれている。
6月25日(土)に横浜みなとみらいホール、6月30日(金)にサントリーホールでこのタッグの音楽を聴くことができる。山田にとってみれば2016年ぶりのバーミンガム市交響楽団との来日公演であり、同オーケストラの首席指揮者となった今、前回以上の精力的な音楽作りが期待される。
〈文・小島広之〉
公演名 | 山田和樹 指揮 バーミンガム市交響楽団 ヴァイオリン:樫本大進 |
---|---|
日時・会場 | ●6月23日(金) 19:00開演(18:15開場) 熊本県立劇場 コンサートホール ●6月24日(土) 14:00開演(13:15開場) ●6月25日(日) 14:00開演(13:15開場) ●6月27日(火) 19:00開演(18:00開場) ●6月30日(金) 19:00開演(18:20開場) |
出演 |
[指揮]山田和樹 [ヴァイオリン]樫本大進 [管弦楽]バーミンガム市交響楽団 |
プログラム | ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 Op.27 ほか |
チケット | ●横浜みなとみらいホール公演 全席指定:S席18,000円 A席15,000円 B席12,000円 C席9,000円 D席6,000円 ●サントリーホール公演 |
お問い合わせ | ジャパン・アーツぴあ TEL:0570-00-1212 |