<7月8日 東京・浜離宮朝日ホール> 上野耕平、宮越悠貴、都築惇、田中奏一朗——日本のサックス愛好者たちが狂喜するような輝かしいサクソフォニストが集う機会。それがThe Rev Saxophone Quartetである。サックスという楽器の魅力を伝えるエネルギーに満ちた活動を始めて10年の時が経った。
リヴィエ(Jean Rivier, 1896-1987)の《グラーヴェとプレスト》は、落ち着きのある作品であり、しっとりとしたサックスの響きを楽しませてくれる。グラズノフ(Aleksandr Glazunov, 1865-1936)の《サックス四重奏曲》は、この作曲家によるマスターピース《サックス協奏曲》の数年前に書かれた作品であり、このジャンルの草分けのようなチャレンジングな作品だ。デザンクロ(Alfred Desenclos, 1912-1971)の《サックス四重奏曲》は、前2曲と比べて前衛的な作品であり、病みつきにさせるような都会的な響きを持つ。シュミット(Florent Schmitt, 1870-1958)は、後期ロマン主義的な作品で知られているが、彼の《サックス四重奏曲》もまた、デザンクロ同様に前衛的かつ都会的。それでいて情緒に富んでおり、サックスという楽器の魅力を味わうのにはうってつけだ。
リヴィエ(Jean Rivier, 1896-1987)の《グラーヴェとプレスト》は、落ち着きのある作品であり、しっとりとしたサックスの響きを楽しませてくれる。グラズノフ(Aleksandr Glazunov, 1865-1936)の《サックス四重奏曲》は、この作曲家によるマスターピース《サックス協奏曲》の数年前に書かれた作品であり、このジャンルの草分けのようなチャレンジングな作品だ。デザンクロ(Alfred Desenclos, 1912-1971)の《サックス四重奏曲》は、前2曲と比べて前衛的な作品であり、病みつきにさせるような都会的な響きを持つ。シュミット(Florent Schmitt, 1870-1958)は、後期ロマン主義的な作品で知られているが、彼の《サックス四重奏曲》もまた、デザンクロ同様に前衛的かつ都会的。それでいて情緒に富んでおり、サックスという楽器の魅力を味わうのにはうってつけだ。
〈文・小島広之〉
公演名 | The Rev Saxophone Quartet 結成10周年記念リサイタル |
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日時 | 7月8日(土) 14:00開演(13:30開場) |
会場 | 浜離宮朝日ホール |
出演 | [サクソフォン]上野耕平、宮越悠貴、都築惇、田中奏一朗 |
プログラム | リヴィエ:グラーヴェとプレスト グラズノフ:サクソフォン四重奏曲 デザンクロ:サクソフォン四重奏曲 シュミット:サクソフォン四重奏曲 |
チケット | 全席指定:5,000円 学生2,500円 ※学生券はイープラスのみ取り扱い |
お問い合わせ | イープラス E-mail:rev-info@eplus.co.jp |