<9月8日 東京・なかのZERO> 2022年4月、新たな船出となった東京佼成ウインドオーケストラ(以下TKWO)。日本が世界に誇る吹奏楽団として活躍する、彼らの演奏を耳にしたことのない吹奏楽ファンはいないだろう。この春には、長くコンサートマスターを務めたサクソフォン・田中靖人が退任し、新たに林田祐和が就任するなど、これまでの伝統を継承しつつも、新たなバンドとしての変革期を迎えており、非常に充実した演奏を毎回の定期演奏会で届けてくれている。
今回の定期演奏会は、「街の情景」をテーマに、4人の作曲家の作品が演奏される。最初に演奏されるのは、1973年生まれの新進気鋭の作曲家、J.マッキーの《アスファルト・カクテル》。日本の吹奏楽界隈では交響曲《ワイン・ダーク・シー》などで有名となった、吹奏楽ファンとしては見逃せない作曲家のひとりである。そして次に演奏されるのは、お馴染みのヤン・ヴァンテルローストの《マンハッタンの情景》。マッキー、そしてローストのふたりの作曲家は、ニューヨーク・マンハッタンをどのように描いているのだろうか。さらに、ナイジェル・ヘスの《イースト・コーストの風景》。これまたマンハッタンを描く作品ではあるが、違った角度からの風景を見せてくれるだろう。この作品はアニメ化もした『響け! ユーフォニアム』の原作小説にて、主人公たちのコンクールの自由曲として演奏された作品でもあり、この作品のファンもぜひ注目してほしいところ。最後に演奏されるのは、フランコ・チェザリーニの《交響曲第2番〈江戸の情景〉》だ。これまでの3曲とは違い、日本の「江戸」の情景をテーマに、きっと聴きなじみのあるメロディーが皆さんの耳にも流れてくるだろう。
そんなプログラムを指揮するのは、首席客演指揮者の飯森範親。2020年の就任以後すぐにコロナ禍を迎え、活動を制限された時期もあったが、TKWOとはすばらしい演奏を届けてくれている。国内外のオーケストラと共演する飯森ではあるが、吹奏楽との親和性も高く抜群である。飯森×TKWOの音で描き出す「街の情景」を、ぜひ会場でお楽しみいただきたい。
今回の定期演奏会は、「街の情景」をテーマに、4人の作曲家の作品が演奏される。最初に演奏されるのは、1973年生まれの新進気鋭の作曲家、J.マッキーの《アスファルト・カクテル》。日本の吹奏楽界隈では交響曲《ワイン・ダーク・シー》などで有名となった、吹奏楽ファンとしては見逃せない作曲家のひとりである。そして次に演奏されるのは、お馴染みのヤン・ヴァンテルローストの《マンハッタンの情景》。マッキー、そしてローストのふたりの作曲家は、ニューヨーク・マンハッタンをどのように描いているのだろうか。さらに、ナイジェル・ヘスの《イースト・コーストの風景》。これまたマンハッタンを描く作品ではあるが、違った角度からの風景を見せてくれるだろう。この作品はアニメ化もした『響け! ユーフォニアム』の原作小説にて、主人公たちのコンクールの自由曲として演奏された作品でもあり、この作品のファンもぜひ注目してほしいところ。最後に演奏されるのは、フランコ・チェザリーニの《交響曲第2番〈江戸の情景〉》だ。これまでの3曲とは違い、日本の「江戸」の情景をテーマに、きっと聴きなじみのあるメロディーが皆さんの耳にも流れてくるだろう。
そんなプログラムを指揮するのは、首席客演指揮者の飯森範親。2020年の就任以後すぐにコロナ禍を迎え、活動を制限された時期もあったが、TKWOとはすばらしい演奏を届けてくれている。国内外のオーケストラと共演する飯森ではあるが、吹奏楽との親和性も高く抜群である。飯森×TKWOの音で描き出す「街の情景」を、ぜひ会場でお楽しみいただきたい。
<文・鈴木智之>
公演名 | 東京佼成ウインドオーケストラ 第162回定期演奏会 |
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日時 | 9月8日(金) 19:00開演(18:15開場) |
会場 | なかのZERO 大ホール | 出演 | [指揮]飯森範親 [吹奏楽]東京佼成ウインドオーケストラ |
プログラム | J.マッキー:アスファルト・カクテル J.ヴァンデルロースト:マンハッタンの情景 N.ヘス:イーストコーストの風景 F.チェザリーニ:交響曲第2番《江戸の情景》 |
チケット | 全席指定:5,000円 |
お問い合わせ |
東京佼成ウインドオーケストラ事務局 TEL:03-5341-1155 |