<11月24日 沖縄・与那原町上の森かなちホール> サクソフォンを愛する人ならその名を知らぬものはいないであろう、日本を代表する世界的サクソフォン奏者、須川展也が今年デビュー40周年を迎えた。美しい音色と優れた技巧、そしてレパートリーの広さで多くの人を魅了し続けている。
伴奏者にピアニストの小柳美奈子を迎えて開催される本公演では、第1部で石川亮太編曲《ロンドンデリーの歌》、吉松隆作曲《ファジィバード・ソナタ》、真島俊夫作曲《シーガル》、ボルヌ作曲(ロト編曲)《カルメン幻想曲》を、第2部ではソプラノ・サックスのソロでJ.S.バッハの《無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ》 第3番より〈ガヴォット〉、そして今や世界のジャズ界を代表する新進気鋭の作曲家、狭間美帆の新作《グラビティ・アシスト》、須川みずから編曲を手がけた沖縄民謡《てぃんさぐぬ花》、石川亮太編曲による《レガシー・オブ・グレン・ミラー》を披露する。
《ロンドンデリーの歌》や《てぃんさぐぬ花》といった、なじみの深い「うた」から、クラシック音楽の王道ともいうべき《無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ》や《カルメン幻想曲》、ポップでジャジーなスピード感あふれる吉松隆の《ファジィバード・ソナタ》、そして狭間美帆による新作の世界初演まで、バラエティに富んだプログラムは誰もが楽しめること間違いなし!
コンサート当日、14時30分から開催のプレ・コンサートでは、与那原中学校・知念高等学校吹奏楽部をはじめとする地域の演奏団体と須川が共演し、カーペンターズの《青春の輝き》、そしていまや吹奏楽の定番となった和泉宏隆作曲(真島俊夫編曲)《宝島》を演奏する。吹奏楽ファンにとっても要注目の公演だ。
<文・加藤新平>
- ■ 公演名
須川展也サクソフォン・リサイタル
三井住友海上文化財団 ときめくひととき 第1041回
■ 日時
11月24日(日) 15:00開演(14:00開場)
■ 会場
与那原町上の森かなちホール
■ 出演
[サクソフォン]須川展也
[ピアノ]小柳美奈子
■ プログラム
アイルランド民謡(石川亮太編曲):ロンドンデリーの歌
吉松隆:ファジイバード・ソナタ
真島俊夫:シーガル
F.ボルヌ(I.ロト編曲):カルメン幻想曲
J.Sバッハ:《無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番》より〈ガヴォット〉
挾間美帆:グラビティ アシスト【世界初演】
沖縄民謡(須川展也編曲):てぃんさぐぬ花
J.ガーランド/G.ミラー/J.ウィナー(石川亮太編曲):レガシー・オブ・グレンミラー
■ チケット
全席自由:2,000円 18歳未満(高校生以下)1,000円 中学生以下無料(要整理券)
■ お問い合わせ
与那原町教育委員会 生涯学習振興課
TEL:098-871-9981
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