<10月31日 北海道・札幌コンサートホール Kitara> フルート奏者・阿部博光をご存じだろうか。1954年に北海道函館で生まれ、1976年に東京藝術大学に入学。在学中に日本音楽コンクールに入選、日本フィルハーモニー交響楽団に入団し、首席奏者を務めた。その後は北海道教育大学岩見沢校の教員に就任し、2001年より教授。2020年に25年間務めた北海道教育大学を退職し、長年の功績から北海道教育大学の名誉教授を務めており、引き続き後進の育成にあたりながら演奏活動を行っている。
今回ご紹介する演奏会は、阿部氏が2003年から定期的に開催しているリサイタルシリーズの一環。Vol.17は自身の古希を迎えた記念リサイタルであり、オーケストラと共演する。オーケストラは北海道を代表する札幌交響楽団。指揮は同楽団の友情指揮者を務める広上淳一だ。演奏される曲目は、モーツァルト、ライネッケ、ニールセンの協奏曲と、ライネッケの《フルートと管弦楽のためのバラード》。フルート奏者にとってはどれもレパートリーのひとつに入れておきたい作品だ。
古希を迎え、円熟味を増す名匠の演奏をお聴きのがしなく。
<文・鈴木智之>
- ■ 公演名
阿部博光フルート協奏曲の夕べ ~古希を迎えて~
阿部博光フルートリサイタルシリーズ Vol.17
■ 日時
10月31日(木) 19:00開演(18:15開場)
■ 会場
札幌コンサートホール Kitara 大ホール
■ 出演
[フルート]阿部博光
[指揮]広上淳一
[管弦楽]札幌交響楽団
■ プログラム
ライネッケ:フルートと管弦楽のためのバラード Op.288、フルート協奏曲 ニ長調 Op.283
モーツァルト:フルート協奏曲ニ長調 K.314
ニールセン:フルート協奏曲
■ チケット
全席指定:5,000円 A席4,000円
■ お問い合わせ
オフィス・ワン
TEL:011-612-8696
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