<2025年1月19日 鹿児島・川商ホール> 東京都交響楽団と日本を代表するマエストロ・秋山和慶がタッグを組んで、2025年1月に鹿児島へやってくる。1965年の設立以来「都響」の愛称で親しまれてきた、日本を代表するオーケストラのひとつだ。鹿児島公演に選ばれた作品は、グリーグのピアノ協奏曲 イ短調と、シベリウスの交響曲第2番 ニ長調。どちらもまさにクラシック音楽の名曲と呼ぶにふさわしい。
2000年に第1回ショパン国際コンクールin ASIAで第1位を獲得して頭角を現して以来、2007年公開の映画『神童』での松山ケンイチ演じる「ワオ」のピアノ演奏シーンの吹き替え担当や、2013年の映画『さよならドビュッシー』の岬洋介役での俳優デビュー、さらにはNHK「クラシックTV」のMCなど、多角的な活躍を続けている清塚信也が、グリーグのピアノ協奏曲のソリストを務める。ティンパニが轟きピアノが力強く駆け下りていくドラマティックな冒頭から、清塚と都響の丁々発止のやりとりに期待が高まる。
シベリウスの交響曲第2番は、番号なしのものも含めて8曲ある彼の交響曲の中でも特に人気の高い作品。弦楽が厳かに和音を奏し始め、牧歌的な旋律を管楽器が吹き鳴らす冒頭から、聴き手の心をとらえて離さない。
ノルウェーのグリーグと、フィンランドのシベリウス。北欧が生んだふたりの偉大な作曲家の名曲を楽しめるこのチャンスを逃す手はない。鹿児島で、北欧の心地よい風を感じよう。
<文・加藤新平>
公演名 | 秋山和慶指揮 東京都交響楽団 ピアノ:清塚信也 |
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日時 | 2025年1月19日(日) 14:00開演(13:00開場) |
会場 | 川商ホール(鹿児島市民文化ホール) 第1ホール |
出演 | [指揮]秋山和慶 [ピアノ]清塚信也 [管弦楽]東京都交響楽団 |
プログラム | グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 Op.43 |
チケット | 全席指定:S席7,000円 A席6,000円 B席5,000円 |
お問い合わせ | 川商ホール TEL:099-257-8111(水・休) |