2024年11月に開催された「第12回浜松国際ピアノコンクール」にて日本人初となる優勝を飾り話題沸騰中のピアニスト鈴木愛美と、ジョルジュ・エネスク国際コンクール優勝など世界を舞台に活躍を続け国内外から注目を集めるヴァイオリニスト金川真弓。世代のトップを走る二大アーティストによる奇跡のコラボレーション動画「神回!国際コンクールW優勝者の超レア曲共演!!」が(全2回)ソニー音楽財団公式YouTubeチャンネルにて本日初公開!
<文・ソニー音楽財団>
夢の共演で二人が選んだのは、およそ 100 年前にフランスで活躍した女性作曲家マリー・クレメンス・ド・グランヴァルとリリー・ブーランジェの作品。メジャーとは言えない作曲家ではあるが、歴史に埋もれた二人の女性作曲家の楽曲を、100 年の時を経て今を時めくアーティストが取り上げ、新たな発見と驚きを提供する動画に仕上がった。そして二人の奏でる楽器にも要注目。世界三大ヴァイオリンのひとつ「ストラディヴァリウス」と世界三大ピアノのひとつ「スタインウェイ」。ふたつの名器が共鳴する特別な響きは想像するだけでも豪華そのもの、鈴木&金川の夢の共演ということも合わせ、一生モノの音楽体験と言っても過言ではないだろう。
「神回!国際コンクールW優勝者の超レア曲共演!! 」(全2回)
<第1回:12月13日(金)20:00公開>
https://youtu.be/ikFsTuqNL9o
演奏曲:マリー・クレメンス・ド・グランヴァル作曲「ボヘミエンヌ」
タイトル:【国際コンクール優勝】金川真弓&鈴木愛美による奇跡の共演が届きました!!
<第2回:12月20日(金)20:00公開予定>
https://youtu.be/Otb3T5rukRI
演奏曲:リリー・ブーランジェ作曲「ノクターン」
タイトル:【神回】国際コンクール優勝者たちの超レア曲共演!!【金川真弓×鈴木愛美】
■プロフィール
鈴木 愛美 (ピアノ)
Manami Suzuki (piano)
2024年第12回浜松国際ピアノコンクール第1位および室内楽賞、聴衆賞。
2023年第92回日本音楽コンクールピアノ部門第1位および岩谷賞(聴衆賞)。
2023年第47回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリおよび聴衆賞。
2002年大阪府生まれ。4歳よりピアノを始める。大阪府立夕陽丘高等学校音楽科を経て、東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース)を首席で卒業。現在、東京音楽大学大学院修士課程に特別特待奨学生として在学中。第27回フッペル鳥栖ピアノコンクールフッペル部門第1位。第32回宝塚ベガ音楽コンクール・ピアノ部門第4位。ピティナ・ピアノコンペティション全国大会において、第36回C級入選、第42回F級ベスト17賞受賞。第17回”万里の長城杯”国際音楽コンクールピアノ部門中学生の部第1位。2020年度より毎年 「東京音楽大学ピアノ演奏会~ピアノ演奏家コース成績優秀者による~」に出演。浜松国際ピアノアカデミー2023、2024に参加。
2023年8月、第47回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリおよび聴衆賞、あわせて、文部科学大臣賞、スタインウェイ賞受賞。同年10月、第92回日本音楽コンクールピアノ部門第1位および岩谷賞(聴衆賞)、野村賞、井口賞、河合賞、三宅賞、アルゲリッチ芸術振興財団賞、INPEX賞受賞。
2024年11月、第12回浜松国際ピアノコンクールにて日本人初となる第1位、および室内楽賞、聴衆賞、札幌市長賞、ワルシャワ市長賞を受賞。
これまでに、稲垣千賀子、佐藤美秋、石井理恵、仲田みずほ、橘高昌男、高田匡隆、石井克典の各氏に師事。
金川 真弓(ヴァイオリン)
Mayumi Kanagawa(Violinist)
2024 年、ジョルジュ・エネスク国際コンクール優勝およびジョルジュ・エネスク・ソナタ賞受賞。
2019年、チャイコフスキー国際コンクール第4位。
2018年、ロン=ティボー国際音楽コンクール第2 位および最優秀協奏曲賞受賞。
音楽への専心と、豊潤かつ深い音色で奏でられる音楽は数多くの聴衆を魅了している。2024年には日本製鉄音楽賞《フレッシュアーティスト賞》受賞。これまでにプラハ放響、マリインスキー劇場管、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管、フィンランド放響、ベルギー国立管、モスクワ・フィル、ロイヤル・フィル、ベルリン・コンツェルトハウス管等、日本ではN響をはじめ全国のオーケストラと度々共演。これまでにハンヌ・リントゥ、セバスティアン・ヴァイグレ、ユーリ・シモノフ、パスカル・ロフェ、カーチュン・ウォン、アンドリュー・リットン、リオ・クオクマン、エリアス・グランディ、トーマス・ダウスゴー、シルヴァン・カンブルラン、小林研一郎、秋山和慶、尾高忠明、小泉和裕、井上道義、広上淳一、沼尻竜典、川瀬賢太郎、山下一史等の指揮者と共演。
ドイツ生まれ。4 歳から日本でヴァイオリンを始め、その後ニューヨークを経て、12 歳でロサンゼルス
に移る。現在はベルリンを拠点に演奏活動を展開させている。ハンス・アイスラー音楽大学でコリヤ・
ブラッハーに、また名倉淑子、川崎雅夫、ロバート・リプセットの各氏に師事。使用楽器は、日本音楽
財団貸与のストラディヴァリウス「ウィルへルミ」(1725 年製)。
現在、ソニー音楽財団と全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)は様々な分野で協働し、クラシック音楽の魅力を発信する試みを続けている。そしてソニー音楽財団は、公式YouTubeチャンネル「こどものためのクラシック」(https://www.youtube.com/channel/UCjtxBdsKe5RBSgcqTj_SL0A)にて、来年5月に開催される「こども音楽フェスティバル 2025」までの期間、様々なアーティストとコラボレーションし、ユニークな音楽体験ができ るオリジナリティ溢れる動画の公開を予定している。ソニー音楽財団と全日本ピアノ指導者協会による子どもの ための協働活動の趣旨に賛同された鈴木愛美&金川真弓による今回のコラボレーション動画は、鈴木愛美が2023 年に「ピティナ・ピアノコンペティション」*特級グランプリを受賞したことをきっかけに実現する運びとなった。今後もコラボレーション企画を計画中なので、乞うご期待。
*「こども音楽フェスティバル 2025」
公式サイト:https://www.kofes.jp/
日時:2025年5月3日(⼟・祝)〜6日(⽕・休)の4日間
会場:サントリーホール<東京都港区⾚坂>およびその周辺
ソニー音楽財団とサントリー芸術財団がタッグを組んでお送りする、世界最大級の本格的なクラシック音楽の祭典。0 才の乳児から未就学児、⼩・中・⾼校生や 10 代の⻘少年まで、子どもたちのそれぞれの年齢に合わせてプログラミングされたコンサートなどを同時に多数開催し、クラシック音楽を一日中余すところなく楽しんでいただける世界でも類を見ない規模のイベント。プレ・イベントとして未就学児向けコンサート「Concert forKIDS」公演全国ツアーを開催中。
**「ピティナ・ピアノコンペティション」
鈴木愛美が2023年にグランプリを受賞したピアノコンクール「ピティナ・ピアノコンペティション特級」では、2025年から審査に室内楽が導入されることが発表された。この新たな試みは、ピアニストが他楽器との共演を通じて音楽表現をさらに深め、多様な演奏スタイルを育む環境を整えるもの。