
<6月7日 埼玉・熊谷文化創造館さくらめいと> 日本を代表する世界的バンドネオン奏者である小松亮太は、1998年にCDデビューを果たして以来、ニューヨークのカーネギー・ホールやタンゴの本場アルゼンチンのブエノスアイレスなどで、タンゴの歴史に残る名演を披露してきた。これまでにリリースしてきたアルバムは20枚を超え、2015年に大貫妙子との共同名義で発表したアルバム『Tint』は第57回日本レコード大賞「優秀アルバム賞」を受賞している。
とりわけアストル・ピアソラの作品の演奏と解釈には定評があり、ピアソラの幻の作品であるオラトリオ《若き民衆》の日本初演を2008年に東京オペラシティで行うなど、ピアソラの作品の発掘と普及にも大きな貢献をしてきた。
本公演では、小松亮太率いるタンゴ・アンサンブルが、チック・コリアの《スペイン》やヘラルド・エルマン・マトス・ロドリゲスの《ラ・クンパルシータ》、さらにはピアソラの《リベルタンゴ》などの名曲を披露する。一部の楽曲では、ダンサーのChizuko、Jorge Torresによるダンスとのコラボレーションも予定されており、タンゴの情熱を目と耳の両方で存分に体感できる。
ジャズ界の重鎮バリー・ハリスに師事し、1987年にビクターJVCと契約して以来、日米で24枚ものアルバムをリリースしてきたピアニストの国府弘子、2004年に第18回日本ゴールドディスク大賞ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー〈邦楽〉をアルバム『anthem』で受賞するなど、日本ジャズ界を代表するヴァイオリニストの寺井尚子をゲストに迎える本公演は、タンゴを愛する人、ジャズを愛する人、音楽を愛する人の心を熱くしてくれることまちがいなし。全力でおススメしたい。
<文・加藤新平>
公演名 | 小松亮太タンゴ・アンサンブル with国府弘子&寺井尚子 |
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日時 | 6月7日(土) 17:00開演(16:15開場) |
会場 | 熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホール |
出演 |
[バンドネオン]小松亮太 タンゴ・アンサンブル [ジャズ・ピアノ]国府弘子 [ジャズ・ヴァイオリン]寺井尚子 [ダンス]Chizuko&Jorge Torres |
プログラム |
チックコリア:スペイン ヘラルド・エルナン・マトス・ロドリゲス:ラ・クンパルシータ アストル・ピアソラ:リベルタンゴ ヤコブ・ガーデ:ジェラシー ほか |
チケット | 全席指定:6,000円 U25 1,500円 |
お問い合わせ |
公益財団法人熊谷市文化振興財団 TEL:048-532-0002 |